【寺社参詣】#29 浄土寺(兵庫県小野市/新西国客番/高野山真言宗) ~阿弥陀三尊がいざなう極楽浄土~ Jodoji Temple

Поділитися
Вставка
  • Опубліковано 4 лис 2024
  • 神社仏閣巡り「寺社参詣シリーズ」第29回は、国内シェアの7割を誇る「播州そろばん」の産地として有名な兵庫県小野市にある、高野山真言宗寺院 極楽山浄土寺です。
    浄土寺は、当地から約2キロ北に平安時代後期まであった広渡寺が前身で、養和元(1181)年に奈良東大寺大仏・大仏殿の復興事業の「東大寺大勧進職」に就いた重源上人が、全国7箇所に設けた拠点「別所」のうち「播磨別所」だった当地に、廃寺となった広渡寺を建久5(1194)年に移転・復興、寺号を浄土寺と改めたことが始まりです。
    境内には、国宝の浄土堂と、同じく国宝の阿弥陀三尊立像(中尊:阿弥陀如来立像、脇侍:観音菩薩立像・勢至菩薩立像)をはじめ、国指定重要文化財の鎮守八幡神社拝殿・本殿、薬師堂などの文化財が建ち並びます。特に浄土堂と薬師堂は、境内中央の池を挟んで東西に相対する位置関係にあり、東側には東方浄瑠璃世界の教主である薬師如来の居場所を、西側には西方極楽浄土の教主である阿弥陀如来の居場所を、それぞれ表しています。また、その中心には、当時盛んだった八幡信仰から、境内の鎮守として八幡神社が鎮座しています。
    国宝・浄土堂内に安置されている国宝・阿弥陀三尊立像は、阿弥陀如来立像が高さ5.3m、脇侍の観音・勢至両菩薩立像が高さ3.7mの大きなもので、浄土堂西側にある蔀戸から入る西日を背景に、西方極楽浄土から阿弥陀如来が雲に乗って迎えに来る「御来迎」を表しています。夕方16時頃が一番の見頃ということですが、冬期は拝観時間が16時までで、かつ若干南側から日が入るので、暖かい時期がおすすめです。阿弥陀三尊立像の背後から日の光が入り、朱色に塗られた堂内の天井や壁で反射し、全体を赤く照らす様は、思わず頭を垂れて合掌したくなります。残念ながら堂内は撮影禁止なので、本動画には登場しませんが、是非現地でご覧になって下さい。(浄土堂への入堂は、拝観料が必要です)
    その他、境内裏山には、四国八十八箇所巡りができる林道が整備されていたり、塔頭寺院である歓喜院の門前には、西国三十三所巡りができる祠が安置されているなど、見所が多くあります。決して交通アクセスが良い場所ではありませんが、一度は訪れてみる価値があると思います。
    国宝・阿弥陀三尊が極楽浄土へいざなう、新西国三十三所客番霊場 極楽山浄土寺の動画をご覧ください。
    機 材:GoPro HERO8
    【リンク】
    小野市観光navi「国宝 浄土寺」
    ono-navi.jp/sp...
    小野市観光navi「国史跡広渡廃寺跡歴史公園」
    ono-navi.jp/sp...
    【使用BGM】
    「春への憧れ」(甘茶の音楽工房)
    amachamusic.ch...
    #神社仏閣巡り#浄土寺#兵庫県小野市#お寺ガイド#高野山真言宗#新西国三十三箇所#パワースポット#お寺巡り

КОМЕНТАРІ •