【芥川賞受賞作紹介「花腐し」松浦寿輝】

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  • Опубліковано 16 жов 2024
  • #芥川賞#花腐し#松浦寿輝

КОМЕНТАРІ • 5

  • @MARIA.6
    @MARIA.6 2 роки тому +1

    花があるから腐るのか。この肉体が無ければ腐ることも悲しむことも無かったのか。美しい花も、くさかんむりを取れば「お化け」になる。些細なことがきっかけになって変化していく運命の歯車に羽を取られて飛べなくなった蝶は、どこへ堕ちていくのでしょうか。栩谷と小坂が出会ったのは偶然なのか。栩谷の友人はなぜ逃げたのか。小坂はなぜその場所へ行くように指示したのか。伊関と二人で飲んでいるとき、その飲み物の中には何が入っていたのか。全裸の少女が居たのは偶然なのか。小坂が栩谷に引き受けてほしい仕事は、本当は何なのか。栩谷はいつから騙されていたのでしょうか…。伊関は、「とんでもない偶然が重なりあった」と言ったけれど、すべて必然だったのかもしれないですね。
    下りてきたばかりの階段の最初の段にもう一度足を掛けて…堕ちた男は再びあの部屋へ行くのでしょうか…。薬と少女の居るあの部屋へ…。
    少女に祥子を重ねて…。

    • @saitousinsi
      @saitousinsi  2 роки тому +1

      実に素晴らしい読解と考察ですね。
      深いところで読み進めるといろんな要素が盛り込まれている作品なのではないか、と思わされますね☺️

    • @MARIA.6
      @MARIA.6 2 роки тому

      ありがとうございます✨ぜひ読んでみたいです。不条理には原因の原因の原因の原因の原因があって、何が影響してどこで人生が変わっていくのか、一人で生きているわけではないこのカオスティックな世界で、それは無限に続いていくのだと思います。

  • @ポアロ-j6g
    @ポアロ-j6g 2 роки тому

    バブル-あの頃はメチャクチャだったな-!いい店にも行ったし、高い服も…。あの頃のことを知っている人が段々いなくなります。雨の設定は絵になりますよね。

    • @saitousinsi
      @saitousinsi  2 роки тому +1

      全体的に雨の印象が良かったですね😄