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  • Опубліковано 6 лип 2020
  • 逸品です。7月7日は約1世紀の歴史を誇る玩具花火メーカーが作ったすごい手持ち花火です。名前は「義助(よしすけ)」といいます。人の名前みたいですね。特別な時間を過ごす時にぴったりの逸品です。
     江戸時代、島田宿では大井川でとれた砂鉄や炭を使った花火が、旅人の心を癒しました。その輝きが、いまの時代によみがえりました。
    <伊豆川洋輔記者>「井上さんこんにちは。よろしくお願いします。実際に、“義助”見せていただいてもよろしいですか」
    <井上玩具煙火4代目 井上慶彦さん>)「実は、このビジネスバックの中に入っているんですよ。(Q、箱に入っているんですか?)はい。これが、私たちが作った“義助”という花火セットです」
     今回の逸品は、老舗の花火メーカーが作った手持ち花火“義助”です。
     島田市の井上玩具煙火です。創業94年の歴史を誇る、県内唯一の玩具花火メーカーです。中国製の安い花火が次々と日本に入ってくる中、国産にこだわり続けてきました。3代目の吉勝さんと4代目の慶彦さんが歴史を守っています。
    <3代目 井上吉勝社長>「日本で作った花火の良さをぜひ楽しんでもらおうと“義助”を作りました」
     “義助”は5本セット。燃え方や色の違う種類の花火が入っています。こちらの花火は、その名も「和火(わび)」です。
    <3代目 井上吉勝社長>「この花火は、世界最古の黒色火薬を使っていて、その中に鉄を含んだ花火です。このように、穂先で鉄の火花が咲きます。400年前、徳川家康が最初に見た型だと伝えられています。その時見た火花が黒色火薬だと言われています」
     こちらは「紗火(さび)」です。
    <3代目 井上吉勝社長>「世界で最も親しまれる火花が楽しめます。球のところに火花が移ると、火球(かきゅう)のような形で燃焼をはじめ、大変見ごたえのある花火です」
     手持ち花火“義助”。名前の由来や原料には、島田の歴史を盛り込みました。
    <4代目 井上慶彦さん>「実は、花火の由来は、この刀の義助という名前からつけさせていただきました」
     江戸時代、島田では大井川から採れる砂鉄や、アカマツの炭などを使った刀づくりが盛んでした。義助は地元が生んだ刀づくりの名人でした。同じころ、島田宿では、川の増水で立ち往生した旅人が、刀づくりに使われる材料を使って、花火を楽しんでいたそうです。
     地元の歴史が詰まった逸品に、市長も感激です。
    <島田市・染谷絹代市長>「手が届かない贅沢ではないので、大人として大切な人と記念の時にこれをやって、大事な言葉でも伝えられたらいいですよね」
     話を聞きつけたお客さんが訪れました。
    <買いに来た客>「娘の誕生日が近くって、孫が花火が好き。大阪にいるんだけど、毎年ウナギを送る。今年はこれを見つけていいなと思って」
     思わず笑みがこぼれました。
    <4代目 井上慶彦さん>「幅広い方々に、大切な時間を大切な人と一緒に(花火を)やっていただければと思います」
     2020年の夏は、地元生まれのちょっとリッチで歴史が詰まった花火を楽しんではいかがですか。

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