大分・香川共同実習船「翔洋丸」就航

Поділитися
Вставка
  • Опубліковано 16 кві 2019
  • 臼杵市の海洋科学高校と香川県立多度津(たどつ)高校(多度津町)が共同運航する実習船「翔洋丸(しょうようまる)」の完成式が17日、同市の臼杵港であった。両県の関係者約200人が参加。海洋科学の生徒は水産業や海運業の担い手を目指す思いを新たにした。
     両校は大分、香川両県唯一の水産系高校。それぞれ実習船の老朽化が課題で、両県は財政負担の軽減を目的に共同で新船を建造・使用することにした。
     翔洋丸は約670トンで定員82人。海洋科学の旧船・新大分丸(499トン、70人)より、通路や居住区などが広くなった。
     夜間の船外出入りを監視するシステムや、操舵室に居眠り防止センサーを設けるなど安全対策を強化した。
     式では広瀬勝貞知事と香川県の浜田恵造知事が「最先端の技術を取り込んだ素晴らしい船。両校生が切磋琢磨(せっさたくま)して学んでほしい」とあいさつ。海洋科学生徒会長の佐藤翼さん(17)=3年=が「船の大きさに圧倒された。大切に使い、日本の海運業を担う人材になりたい」と感謝した。式後、参加者は船内を見学した。
     船名を考えた同高専攻科2年の西田翔太さん(19)は「両校生が広い海に羽ばたけるよう自分の名前から1字取った。新しい船での実習が楽しみ」と喜んだ。
     翔洋丸は両校が単独、合同で利用していく。初めての航海実習は5月上旬、両校専攻科の生徒が一緒に東京、名古屋に行く。
     共同実習船の運航は山口、福岡、長崎の3県に続いて2例目。事業費は約21億2千万円で、国の交付金約5億円を除き、両県が半額ずつ負担した。

КОМЕНТАРІ •