豊後のナイアガラ「沈堕の滝」 (大分県豊後大野市) Niagara Falls in Bungo "Chinda-no-Taki" (Bungo Ono City, Oita Prefecture)

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  • Опубліковано 16 лип 2023
  • 沈堕の滝(ちんだのたき)は約9万年前に阿蘇山が噴火した際に埋められた谷の浸食で形成された阿蘇溶結凝灰岩の断崖を大量の水が流れ落ちる古くからの名瀑で、柱状節理が並ぶ景観は室町時代に雪舟が訪れ「鎮田瀑図」に描いているほどで、川幅全体に大きく滝が広がっており、豊後のナイアガラとも言われています。
    大野川の雄滝と平井川の雌滝とが合流しています。雄滝は幅100~110m、高さ約20mで雌滝は幅4~10m、高さ約18mです。
    雄滝の直ぐ上流に1909年(明治42年)に豊後電気鉄道株式会社によって沈堕発電所のダムが建設され取水用の堰がつくられ水の流れが損なわれましたが、その後改良強化が行われ川幅全体に均一に水が流れる見事な景観が見られるようになりました。
    雪舟の「鎮田滝図」や古文書の記述によると大野川の雄滝と平井川の雌滝は昔はかなり近い位置だったらしいです。
    昔の岡藩では刑罰を科すべきかどうかをお白州で判断できかねるような場合、被告人を「沈堕落とし」とし、無事に泳ぎ抜けたら神慮として無罪放免にしたとの話です。その「岡藩滝落しの刑場」跡も雌滝の近くで、雄雌両滝が近かったことを伺わせます。
    滝の地盤である阿蘇溶結凝灰岩は縦の衝撃に弱い地質であるため、大規模な出水の度に耐えきれず、崩壊を繰り返し長い年月をかけ滝が上流へ徐々に移動してきた歴史があるようです。

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