不安障害のしんどさ5つ【パニック障害、社会不安障害等の共通点、精神科医が7.5分で説明】

Поділитися
Вставка
  • Опубліковано 21 сер 2024
  • 0:05 (1)はじめに
    0:26 (2)不安障害とは
    1:46 (3)不安障害のしんどさ5つ
    1:51 ①リラックスできない
    2:40 ②挑戦しにくい
    3:36 ③生活範囲が狭まる
    4:35 ④慣らす事のしんどさ
    5:44 ⑤性格と思われる
    6:56 (4)まとめ
    不安障害は強い不安で生活が影響される精神疾患です。厳密にはパニック障害・社会不安障害など細分化されますが、似た点も多く、共通する様々なしんどさがあります。
    「不安障害のしんどさ5つ」につき、精神科医が要点を約7.5分の動画にまとめています。
    出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
    こころ診療所吉祥寺駅前 kokoro-kichijo...
    府中こころ診療所 fuchu-kokoro.com
    チャンネル登録お願いします  / こころ診療所チャンネル
    ↓↓内容の詳細は下記になります。
    (1)はじめに
    今回は「不安障害のしんどさ5つ」をみていきたいと思います。よろしくお願いします。
    さまざまなことが強く不安になり、生活に影響する「不安障害」。
    細かくは主に4つに分かれ、性質も一部違いますけれども、共通するいくつかのしんどさがあります。
    今回は「不安障害のしんどさ5つ」です。
    (2)不安障害とは?
    不安障害は「強い不安に影響される疾患」です。
    <不安障害とは>
    不安障害は、強すぎる不安が生活に影響する精神疾患です。
    脳内物質「セロトニン」の不足がうつ病同様関与するとされます。
    抗うつ薬SSRIを土台に不安に慣らす「脱感作」を治療では併用します。
    <主な不安障害>
    まずは急な不安発作などが起こる「パニック障害」。
    対人的な場面が強く不安になる「社会不安障害」。
    そして全般的に慢性的に不安になる「全般性不安障害」。
    そして強迫観念などが目立つ「強迫性障害」があります。
    <共通する症状>
    ①強い不安
    苦手な場面で強い不安を呈して生活に影響します。
    ②回避
    不安な場面をかわそうとした結果、生活範囲が狭まってしまいます。
    <共通する治療>
    ①薬物療法
    主に抗うつ薬SSRIで不安を減らします。
    ②脱感作法
    不安を回避せず、あえて慣らすことでむしろ不安を減らしていきます。
    <うつ病との関連>
    うつ病と不安障害はメカニズムは共通点が強いとされます。
    しばしばうつ病と合併したり、うつ病から不安障害に移行することがあります。
    そして、使う薬も共通しているところがあります。
    (3)不安障害のしんどさ5つ
    不安障害では、不安と回避から生活に影響が出ます。
    ①リラックスできない
    「日頃から緊張が」続きます。
    <リラックスできない>
    不安障害では、不安が続くと緊張も続いた状態になります。
    そうすると、リラックスと逆の状態になってリラックスは困難になります。
    そして、いわゆる「自律神経」のバランスも崩れやすくなって他の症状も出ます。
    <合併しやすい症状>
    まずは「物事への過敏さ」が緊張などから出てきます。
    あとは、いわゆる「自律神経失調症」さまざまな体の症状が出ることがあります。
    3つ目が「不眠」緊張から眠れなくなることがあります。
    <対策:意識的にリラックスを図る>
    無意識にすると、リラックスするのは困難ですので、意識的に日々リラックスを図っていきます。
    深呼吸やストレッチではさまざまな方法がありますが、試してみて自分に合う方法を見つけていきます。
    ②挑戦しにくい
    「不安から回避へ」つながります。
    <挑戦しにくい>
    挑戦になるような難しいことほど、不安はどんどん強くなってしまうことがあります。
    そのため、特に朝鮮に関して「回避」してしまうことがあります。
    そうすると「挑戦しにくい」状態が続いて、成長などに影響が出てしまうことがあります。
    <回避の習慣と影響>
    まず強い不安は回避すると一見なくなります。
    すると不安に対して「回避する習慣」がついてしまいます。
    そうしますと、さまざまなことに挑戦しなくなり「回避してしまう範囲」が広がります。
    <対策:あえて慣らす>
    無意識にやると回避の習慣がつきがちになるため、意識的に不安に慣らす挑戦をします。
    ただこれは消耗してしまいますので、その前後のケアが必須になります。
    ③生活範囲が狭まる
    「回避の連続」で生活に影響が出ます。
    <生活範囲が狭まる>
    不安を「回避」しますとその分生活は狭まります。
    しばしば似た場面も同様に不安になることが多くあり、同じように回避することになります。
    これが続くとどんどん回避する場面が増え、生活範囲もどんどん狭まってしまいます。
    <生活範囲が狭まる例>
    まず人によっては「電車に乗れなくなる」ことがあります。
    人によっては「他の人に会えなくなる」ことがあります。
    そして人によっては「外に出られない」いわゆる引きこもり状態になるリスクもあります。
    <対策:徐々に慣らす>
    回避は習慣になりやすく、それで無意識では回避がどんどん広がってしまいやすいです。
    そのため、あえて「意識的に慣らす」ことが対策になります。
    ただ無理をすると逆効果になるので、初めは軽め・短めから徐々にならすのがポイントです。
    ④慣らすことのしんどさ
    「脱感作はかなりしんどさが」あります。
    <慣らすことのしんどさ>
    不安障害の治療では、あえて不安に慣らす「脱感作」が非常に大事です。
    ただし、これは特に不安へ直面することになりますので、非常に消耗しやすい面があります。
    そして、すぐには結果が出ず、地道な繰り返しがどうしても必要になります。
    <焦りは禁物>
    焦って無理をすると、負荷が過剰になりすぎて失敗してしまうリスクがあります。
    失敗すると、いわゆる「発作」が起こる状態になり、むしろ不安が強まり逆効果になってしまいます。
    なのであくまで「うまくいく強度」で期間をかけてやっていくことが重要です。
    <対策:前後のケア>
    なるべく万全の調子の時のみ「慣らす」ことをしていきます。
    そして終わった後、それでも消耗しますので、その後はしっかり休養して徐々に状態を戻します。
    そしてまた、慣らす前の万全の状態まで戻してから「もう一回慣らして」いきます。
    ⑤性格と思われる
    「時に消極的と低評価を受ける」こともあります。
    <性格と思われる>
    不安障害は、うつ病と比べると軽いと思われやすいです。
    そして病気よりもある種「性格」と思われることも多いです。
    そうすると不安などは「消極的」など低評価につながってしまうことがあるので注意が必要です。
    <注意:脱感作の強要>
    時に不安に慣らす「脱感作」を第三者が強要するような場面を聞くことがあります。
    あくまで「脱感作」はつらさを伴うため、本人の自発性が必須です。
    第三者が強要してしまうのは、むしろある種の暴力性を帯びることもあります。
    なので、これはされたらもう断る権利もありますし、むしろ断る必要もありますので断ってください。
    <対策:自分軸を大事にする>
    まずは自分の軸を大事にして、色々言われても影響を減らします。
    そして偏見が強い人を変える事は困難のため、「距離を取る」のが現実的です。
    その一方で偏見がない人もいるので、そういう友人を探し見つけていき、大事にしていくことがいいかと思われます。
    (4)まとめ
    今回は「不安障害のしんどさ5つ」を見てきました。
    不安障害は厳密にはパニック障害など細分化されますが、共通する以下5つのしんどさがあります。
    ①リラックスができない
    ②挑戦しにくい
    ③生活範囲が狭まる
    ④慣らすことのしんどさ
    ⑤性格と思われる
    対策の基本は不安を回避せず慣らす「脱感作」ですが負担は大きいため、あくまで慎重に調整しながらやっていくことが大事です。
    こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
    府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
    こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)
    #不安障害 #しんどさ #社会不安障害 #パニック障害 #回避  
    【解説者】
    医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
    精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
    2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

КОМЕНТАРІ • 12

  • @user-wl8gc5rj7o
    @user-wl8gc5rj7o 3 місяці тому +14

    回避のために嘘をつきます。
    行きたくないから仮病を使います。
    自分ではコントロールできません。昨日まで元気だったのに、ある時急に不安になります。そうするともう、朝起きることができません。
    そして嘘をつきます。周りに気づかれてるのではと行きづらくなり、辞めます。
    この繰り返しです。もうしんどいです。心療内科にも罹りましたが変わりません。誰かに助けてほしいです。

  • @user-tb9zc1ee7m
    @user-tb9zc1ee7m 5 місяців тому +23

    慣らしが良いと言いますが会社などで我慢してその場面の連続でずっと過ごしてきた
    人はボロボロになります。経済的な良い環境が得られる人とそうでない人の差が決定的な差になりますね

  • @user-sf4ru7dl8y
    @user-sf4ru7dl8y 5 місяців тому +43

    ずっと回避、回避、回避、もう人生からも

    • @バトルshyuki4331
      @バトルshyuki4331 4 місяці тому +1

      まずは、回りにバリアを、作る数理流やね

  • @user-or1ce2xh2u
    @user-or1ce2xh2u Місяць тому +2

    慣れるわけがない。ホントそれに尽きる。
    自分は発達障害のコミュ力の無さから悪化して社会不安症も併発した。
    慣れるために、自分の弱さに鞭打って、接客多めの職業に無理やりに就職したこともあったが、
    慣れるわけがなく、日に日に耐え切れなくなり結局辞めた。
    結局不安症の人の理想「極力人と関わらなくていいライフスタイル・職業」を目指すのが一番いいと思う。
    自分はそういう風な生き方ができるよう努力している。
    理想だからこそ、努力もできる。

  • @user-qw5jt7oh3h
    @user-qw5jt7oh3h 8 місяців тому +13

    とてもわかりやすかったです。
    もしかして、生きづらかったのはこれだったから?と思いました。ありがとうございました

  • @erichan1206
    @erichan1206 2 місяці тому +2

    私の兄弟も回避の強い不安障害があります。私も部分的に回避して不安症状が出てしまいます。説明はわかりやすかったです。

  • @YukiNodaka
    @YukiNodaka 2 місяці тому +1

    不安が強すぎて夜もまったく眠れないし、食欲もなくなってしまいました、精神と体力の限界です、辛すぎます

  • @user-xr3kl9ze7b
    @user-xr3kl9ze7b 6 місяців тому +7

    昨年の8月に娘が、社交不安障害と診断され、それなりに情報を集めてはいましたが~
    1番分かりやすく胸にストンと落ちた説明でした。
    ありがとうございます😊

  • @nanaitsu0712
    @nanaitsu0712 19 днів тому

    不安障害診断持ちです。仰られる通り回避からの生活範囲の制限。
    仕事以外では外に出られません。頑張って出かけようとしても玄関で1時間程うずくまり、結局出かけるのをやめてしまいます。

  • @user-ot3zx5vc9n
    @user-ot3zx5vc9n 2 місяці тому +1

    旦那に無理矢理パチンコ屋とかお酒飲めないのに居酒屋とか舞台のあるカラオケバーみたいな場所に連れて行かれた😢
    慣れる訳がない。

  • @jac15xcw
    @jac15xcw 24 дні тому

    色々薬を変えてきたがセロトニンを増やすのが一番いい。フェノチアジン系はバスの中で何か言われている気分を悪くした。鎮静薬なので効くと思っていたがその当時ssriを担当医はイライラするかもしれないのでだしてくれなかった。ところが今飲んでいるセルトラリン100/日とトラゾドン25が一番効いている。