プラスのねじ穴を潰さないNo.1とNO.２の違い

プラスねじ回しは大きさによって種類があります。
プラスのねじ穴を潰してしまうことがよくありますのでねじ穴とねじ回しに適正な組み合わせを
知っていただければと思い、プラスのねじ回しの基礎知識をご案内します。
小さな順番にNo.0 ～No.4までいろいろあります。
もっと小さなビス用にNo.00もあります。
ねじ回しの先端について4ヶ所の溝を加工する前に先端部のゆるい18°の面取りと
きつい勾配の26°30’の2段の面取り部があります。
その2つの面の屈折部で発生した円の直径が、No.0は φ0.81 (+0.05/0）No.1はφ1.27(+0.05/0）No.2はφ2.29(+0.05/0） No.3はφ3.81(+0.05/0） No.4はφ5.08(+0.05/0）です。
この面取りの1次加工後に切削あるいは冷間鍛造で4ヶ所の溝加工を行います。
溝の谷部の寸法もNo.１は0.46(+0/-0.05）No.2は0.84(+0/-0.05）
No.3は2.03(+0/-0.05）No.4は2.44(+0/-0.05）と谷幅も違います。
切削用カッターで云えば先端のＲ部分です。
この溝ですが、先端部から少し太くなっていきます。
その勾配は、No.0・1・4 は7°　です。
No.2と３は5°45’で少し傾きが違います。
喰い付きがシックリこない場合は上記の点をご注意いただければ、ネジ穴が空回りして潰れることが防げるかもです。
ネジが固くて外せない場合は無理に作業を行わず『クレ５５６』や『ねじ神様』等の補助溶液を
ホームセンターやモノタロウ等の通販サイトで購入されてご使用されることをお薦めします。
ねじ回しの先端部を加工する製造者はねじ穴とねじ回しの適正な組み合わせで使っていただくこと節に希望しています。
有限会社　三喜製作所
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私たちは六角穴加工を得意としています。
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