浜松駅前から冒険ドライブ！掛川・仁丸隧道＆岩井寺隧道を探る旅！

掛川市にある仁丸隧道（にまるずいどう）と岩井寺隧道（いわいじずいどう）は、共に地域の歴史的なトンネルであり、特に昭和初期の道路建設に関連する重要な土木遺産として知られています。
仁丸隧道は、1932年（昭和7年）に完成し、当時の自動車交通の便を図るために建設されました。全長はおよそ50メートルで、石積みと煉瓦造りが特徴です。山間部の険しい地形を貫通するこのトンネルは、交通インフラの発展に貢献し、掛川市と隣接する地域を結ぶ役割を果たしました。現在では、当時の建築技術を今に伝える貴重な存在として、観光名所の一つにもなっています。
岩井寺隧道も、同じく昭和初期に建設されたトンネルで、掛川市の岩井寺地区と周辺の集落を結ぶ重要な道路の一部として利用されていました。このトンネルも煉瓦造りが多く、昭和期の日本におけるトンネル建設の特徴をよく表しています。近代的なトンネルに比べると小規模ではありますが、地域の人々の生活を支え、物資の輸送を容易にしたという歴史的価値を持っています。
両隧道ともに、現代の高速道路や広いトンネルとは異なり、当時の限られた技術と資材で工夫された建造物であり、地域の歴史や文化を今に伝える存在です。