Haydn : Symphony No.86 in D major / Ansermet 1962
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- Опубліковано 18 жов 2024
- Ernest Ansermet / Orchestre de la Suisse Romande April.1962
Haydn : Symphony No.86 in D major
1. Adagio - Allegro spiritoso 7:01 (00:03)
2. Capriccio (Largo) 5:52 (07:08)
3. Menuetto e trio (Allegretto) 5:37 (13:04)
4. Finale (Allegro con spirito) 6:28 (18:46)
推進力のある演奏ですね、今日の活力になりそうです
洋阿相
パリで人気を呼んでいた管弦楽団の委嘱で作曲された6曲から成る「パリ交響曲」の中でも俗称はありませんが最も充実した内容の作品です。Capriccio(奇想曲、気紛れ)の表記を持つ重厚荘重ですが少し統一感が乏しい主題の第2楽章。如何にも宮廷舞曲調な主部とピチカートの伴奏に載って高音弦とファゴットが同じ旋律を奏するトリオを配した第3楽章が印象に残ります。もし親しみやすい俗称があればより親しまれたであろう作品です。構成の堅牢な両端のソナタ形式の楽章も緻密な演奏で、アンセルメの理知的な音楽観の一端を窺える名演だと感じました。