大井川鉄道“車両部品”が次々盗難 名物広報も怒った!「早く返して」(静岡県)

Поділитися
Вставка
  • Опубліковано 23 лют 2021
  • 日本で唯一、ほぼ毎日SLが走る鉄道として知られる大井川鉄道。コロナ禍でも人気の「きかんしゃトーマス号」目当てに多くの人が川根路を訪れます。この小さな鉄道でいま、不可解な出来事が相次いでいます。
    <伊豆川洋輔記者>「大井川鉄道本線のSLや『きかんしゃトーマス号』の終点となる千頭駅です。普段は静かなこの場所で、起きてはいけない事件が起きてしまいました」
    <大井川鉄道広報 山本豊福次長>「車両と車両をつなぐほろというところ、上下に亀裂が入っている。これが切られた跡じゃないか。で、ここから中に入って方向幕やスイッチ、温度計などの部品類を盗んでいった」
     無残にも切り裂かれた客車と客車をつなぐ「ほろ」。いったい、誰がこんなことをしたんでしょうか。しかし、被害はこれだけにとどまりせん。SLが走る際に使う客車の中は、さらにひどい有様です。
    <大井川鉄道広報 山本豊福次長>「(Q.中の被害は?)あそこ、白い窓の上が空白になっているじゃないですか、ここに方向幕があった。それがなくなっている。持ってかれちゃったんですよね」
     方向幕とは、列車の行き先などを表示する車両の装置のこと。先週、駅員が盗まれているのに気が付きました。実は2020年12月にも同じような被害を受けています。なぜ、こんなものを盗むのでしょうか。
    <大井川鉄道広報 山本豊福次長>「(Q.この客車というのは?)新戦力であり、貴重なもの。将来的に、山口で使われていたような姿で、かわね路を走る姿を見てみたい思い」
     狙われた車両は、大井川鉄道にとって非常に大切なものなんです。
    【2018年3月の映像】
    <和田啓記者>「どこか懐かしい客車がいま、大井川鉄道に運び込まれました」
     いまから3年前、大井川鉄道に届いたこのレトロな雰囲気を漂わせる車両。JR西日本から譲り受けました。これ、ただの車両ではありません。「SLやまぐち号」としてJR山口線を長年走ってきた、鉄道ファンに絶大な人気を誇る客車なんです。大井川鉄道では、それから3年の年月をかけて客車の整備を進め、デビューの時を待っていました。<大井川鉄道広報 山本豊福次長>「車掌が扉を開け閉めするスイッチとか、温度計とか、非常用ブザーとか。(Q.簡単にとれちゃうものですか?)取れないはずですよ。なんで持ってちゃうんだろう。その人はどうするんだろう」
    【2019年の映像】
    <和田啓記者>「JR島田駅に止めてあった車両から、運転台など大きな装置が丸々持っていかれました」
     列車を狙った盗難事件は全国で後を絶ちません。特に「方向幕」を狙ったケースが目立つといいます。北海道では特急などに使われている車両の巻き取り式方向幕が相次いで忽然と消えました。しかも、なんと模造品にすり替えられていたのです。
    <鉄道ライター 杉山淳一さん>「いまの車両はLEDでどんな文字でも出せる。方向幕はもう出てこないので貴重なもの」
     いったい誰が盗みを働いたのか。大井川鉄道では被害届を出し、警察が窃盗事件として捜査しています。名物広報の山本さんも悲痛の思いを口にします。
    <大井川鉄道広報 山本豊福次長>「部品は部品なんですけど、過去乗った人、運転で携わった人、その人たちの思い出がいっぱい詰まっていると思う。そういうのを平気で、取っていったわけですから、単純に返してほしい。(盗んだ人に)もし鉄道への愛情があるなら、楽しみ方、接し方をもう一度考え直してほしい」
    #オレンジ6 2月24日放送

КОМЕНТАРІ •