わずか1分で津波到達の能登半島地震…1993年に29メートルの津波を経験した北海道奥尻島から学ぶ命を守るための対策
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- Опубліковано 6 лют 2025
- 「滑って歩けない、登れないよ。だからこれ避難道路にならない」
大地震の発生確率が高いとされる太平洋側の道東沿岸では、避難ビルや津波タワー建設などの対策が進んでいる一方で、日本海側では、対策が遅れているのが現状です。
北大大学院(地震学) 髙橋浩晃教授
「太平洋側に比べると、例えば避難路の整備とかがまだ十分でない。今後、避難する時間が短い集落では、避難対策を再検討していくことが必要」
国の地震調査研究推進本部が公表した、今後30年以内に大地震が発生する確率です。
50%を超える太平洋側と比べて日本海側では低い確率ですが、今回の能登半島の発生確率が3%未満とされていただけに、高橋教授は、確率はあくまで目安に過ぎないと指摘します。
北大大学院(地震学) 髙橋浩晃教授
「日本海側にある海底活断層の地震の発生確率の評価というのは、なかなか難しい。本当に参考程度かなと考えている」
揺れが大きく、短時間で津波が到達した能登半島地震。
北海道でも、過去に同じような被害をもたらした地震が起きています。
1993年、奥尻島などを襲った「南西沖地震」です。
最大29メートルに達する大津波と、その後の火災などで、死者・行方不明者あわせて231人。
この時の津波も、2分から3分で到達していました。
北海道大学理学研究院附属地震火山研究観測センター 髙橋浩晃教授(地震学)
「能登の地震が起こったのは日本海側、そして札幌含め内陸にも活断層があるっていうことはわかっている。日本列島どこでも地震が本当に起こることを改めてわれわれは知ったということ」
今回の能登半島地震と共通点が多いのが、1993年に起きた北海道南西沖地震です。
マグニチュード7.8、最大震度5。
奥尻島に最大29メートルの津波が2~3分で到達。
死者・行方不明者は231人でした。
奥尻町では、この地震を教訓にさまざまな対策を行いました。
●総延長約14キロ、高さ最大11メートルの防潮堤を整備
●避難路を42か所に整備
●港には漁業者が一時的に避難できる人工地盤
奥尻町では、今年5月に防災機能を備えた役場の新庁舎が完成します。
その一方で、他の防災施設は老朽化していて、改修を検討しているそうですが、自治体だけの財政では厳しいとも話していました。
地震や津波はいつどこで起きるかわかりません。道内でも対策の強化が求められます。2024年01月10日(水) 18時46分 更新
#北海道 #ニュース #HBC
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起こり得るというか30年前の奥尻島の地震
こちらはもっと津波ひどかったよ。
奥尻の地震も可哀想な話がいっぱいあるんだよね。国費をもっと投じるべき案件である。