さようならミュージックサイレン 68年の歴史に幕 浜松市

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  • Опубліковано 3 січ 2025
  • 音楽の街浜松の街中で約70年にわたって鳴り響いていた、時を告げる音楽のサイレンが12月で終了します。
     地元からは惜しむ声が聞かれます。
     「鳴るのが当たり前だったので無くなるとすれば寂しい」
     「小さなころから鳴っていたので、色んな合図になっていたのは間違いない」(地元の人)
     浜松市の一角で地域の人に親しまれている音楽は、ヤマハの本社から流れています。高さ23mの社屋の屋上に設置されている「ミュージックサイレン」は、朝、昼、夕方の1日3回、時間によって異なる曲を奏でます。メンテナンスを担当して11年の野尻さんが音の出る仕組みを教えてくれました。
     「(音程が異なる)サイレンが24個ついている。24音分ですね」「中の羽が回転して、シャッターが空いた瞬間に発音するという状態」(ヤマハファインテック野尻竜章さん)
     「ミュージックサイレン」は、終戦後まもない1950年、工場の始業や終業を知らせるためにヤマハが開発しました。ただのサイレンだと空襲警報を連想させてしまう。そこで音楽を奏でるサイレンが作られました。初代の装置がこの場所に設置されて68年目の2018年、社屋の取り壊しが決まり、いま使われている2代目も部品の調達も難しいことから12月28日でその役目を終えます。
     「僕はサイレンとは思っていなくて楽器だと思っているが、こんなに多くの人に愛された楽器は他にないんじゃないかなと」「寂しいんですが、これも時代の流れかなと」(ヤマハファインテック野尻竜章さん)
     生活に溶け込んでいた音が無くなることに地元の人も。
     「生まれたころからあったんでずっと生活にへばりついている感じ」
     「なんか変な感じ。今まであったものが無くなってしまうんで。ちょっと寂しいような気がする」(地元の人)
     「サイレントと一緒に生きてきたようなもの。この辺、皆そう。街中。私だけではない。寂しくなっちゃうね」
     「ありだとうだね。いままで。何十年もありがとう」(地元の人)
     ヤマハの社員はもちろん近くに住む人のの心にも刻まれたミュージックサイレンは、あと1週間、変わらぬ音色で時を知らせます。

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