【相愛人文チャンネル】名越康文客員教授による『宗教心理学』講座 ②(2020年度 人文学部公開授業)

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  • Опубліковано 13 гру 2024

КОМЕНТАРІ • 2

  • @hacknlogue6138
    @hacknlogue6138 Рік тому +3

    個人的まとめ(大変乱雑なフィクション)
    人間大好きなA・アドラーくん
    彼は、周囲の人間の抱えてる問題にも前のめりに突っ込んでいく気質があり(過干渉)、勢い余って問題の当事者性をゴチャゴチャにしてしまい、逆に解決を遠ざけてしまう可能性を自分に感じていました。
    それ故に彼は「課題の分離」という、線を設ける儀礼を重視することにしました。これによって、扱う問題は本来誰が抱えているのかが明確になったため、距離感を保ち、当事者の成長権を尊重しながら、他者と共同的に問題を解決することが可能になりました。
    しかしその言葉は一方で「自己責任」の文化に利用される側面も持っていました。自己実現のために暖かさを捨て、自分の問題にのみ精力を注ぐ。アドラーの思想は扱い方を間違うと危険な使われ方になりかねないところまで論じた思想だと言えます。
    でも多分大丈夫です。人間には「共同体感覚」があって、善性を発揮し、共同体の幸せに協力することを喜びと感じられる気質を人間は持っているはずですから(サイコパスだって)。
    …………
    私は「他者との間にドライさを保ちながら、共同体を意識してウォーム(暖かさ)に生きる」…それが人間関係の中で生きる私たちのセオリーだと思いました。