ホルモンを食べに行く【活き生きチャレンジ】

達成目標「ホルモンを食べに行く」
　4年前に「ラーメンが食べたい」と言った所から始まったW様の外食プログラム。毎年、目標を達成してきており、人工透析を続けながらも、年に１回は、食べたい物を食べに行く事が出来ています！
　昨年の4月に鰻を食べに行く目標を達成された後に、「次はホルモンを食べに行きたい」という目標が聞かれました。しかし、その後は週3回の透析よって運動時の疲労感や倦怠感の訴えが増えてきており、徐々に歩行速度の低下が見られていました。
　その中でも、週2回のもみの木での運動や施設でも自主練習に励み、今年も毎年恒例の1月に4回目になる早吸日女神社へ無事に参拝をする事ができ、以前から掲げていた「ホルモンを食べに行きたい」という目標に更に自信がついてきました。そして、主治医にも、ホルモンを食べに行く事に対して、許可を頂きました。
　活動量や耐久性を上げる為に、令和6年1月からもみの木の利用を週2回から週3回に変更しました。疲労感に留意しながら運動を行い、また、具体的な経路の話やホルモンのメニューを見たりしながら、運動に対するモチベーションをあげる関わりを行ってきました。
　その結果、身体機能の評価では、1年を比較すると、歩行速度が徐々に低下していましたが、以前は屋外歩行練習に対して、消極的なW様が、週に3回のうち1回は屋外歩行練習を継続する事でW様のモチベーションや耐久性の維持を図る事ができました。
　そしていよいよ当日は、疲労感や倦怠感の増悪もなく、もみの木を出発しました。バスの階段は30cmの段差が3段あり、足が上がり難く、段差昇降は介助を要しました。最寄りのバス停に到着し、バスを降りる時は、手すりを使用して、介助なく行えていました。
　そしてバス停からお店まで80m程の距離を歩行速度が落ちていましたが、「全然大丈夫！」と休憩せずに歩き、お店前の階段の移動は、手すりを使用することでスムーズに行なえ、無事にお店に到着する事ができました。
　席に到着し、メニュー表を見ると、以前から決めていたホルモン定食をすぐに注文しました。「焼肉に来たのは何十年ぶりやろう」と言いながら、ホルモンを焼いていました。そしてホルモンを口にした瞬間、満面の笑みでした！その後も食が進み、ご飯を2杯も食べたW様！「3杯は米を食べれる」と、食べている姿はとても幸せな表情でした。
　今回の目標達成を振り返り話を聞くと「4年前にラーメンを食べたけど、次はまたラーメンを食べたい」との発言が！既に来年はラーメンに食べに行く目標を掲げています。透析の影響から、徐々に疲労感や身体機能の低下が見られていますが、その先に楽しみがあれば身体が勝手に動くんだという事を改めて感じさせて頂きました。
目標達成おめでとうございます！
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