夏の宵 花火の宴(Fireworks festival)

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  • Опубліковано 29 сер 2024
  • マリンバ、オーボエ、ピアノなどを使って、軽快な曲を作りました。
     夜空高く舞い上がり、さまざまな色や形で、私たちを楽しませてくれる花火。花火大会は、日本では、多くは夏から秋にかけて開催されますが、海外では、新年のお祝いや、記念日に行われることが多いようです。
     海外の人達にとっては、浴衣姿で屋台でおいしいものを食べている風景や、2時間近くも打ち上げが続くのは珍しいとか。日本のアニメでも紹介されており、花火を見るのが楽しみに、日本を訪れる観光客も多いようです。また、「fireworks」という英語の表現と比べて、日本の「花火」という言葉が、とてもロマンティックだと感じるそうです。
     花火のルーツは、古代中国で通信手段だった狼煙(のろし)とされ、「唐」の時代に発明された火薬が、花火の原型になりました。
     今のような「見て楽しむ花火」は、14世紀頃にイタリアで始まったといわれています。キリスト教のお祭りに、火花や音を出す「しかけ花火」が現れ、やがて、世界中に広まっていきました。
     日本には、室町時代に持ち込まれたと考えられています。
     江戸時代は、代表的な花火師、「鍵屋」、「玉屋」が有名で、隅田川の「両国の川開き」で、上流を玉屋、下流を鍵屋が受け持つようになり、「たーまやー」「かーぎやー」というかけ声が知られています。
     打ち上げられる「花火玉」は、最大のもので、直径120cm(40号)もあるそうですが、普通の花火大会では、主に3~5号玉が使われています。花火大会の花形、10号玉(一尺、約30cm)は特に「尺玉」と呼ばれ、300mあまりの高さに到達し、直径300mほどの大きさに開くようです。
     花火玉は、中心にある「芯」の周りに、さまざまな色を出す火薬(星)を重ねて作られます。塩素酸カリウム、アルミニウム、マグネシウムなど、混ぜ合わせる金属の種類によって色が変わり、成分を少しずつ変化させて、赤、青、白など、さまざまな色を出す火薬を作り出しています。
     日本では、花火の形状や輝き方の違いで、独特の名前が付けられています。
     上空で丸く開き、開花時に尾を引きながら四方に散る、日本の代表的な花火は、「菊」と呼ばれています。菊のように星が尾を引かず、最初から色の炎を出し光の点で花を描く花火は「牡丹(満星)」、菊花が消えたあとに小花の群が現れる花火は「浮き模様」、大きく開いた星がすーっと下まで垂れて地上すれすれで消えるものを「冠」、ピューっという笛音を発しながら飛ぶ「蜂」、「銀笛」など、さまざまな名前がつけられているそうです。
     日本では、夏から秋にかけて、秋田県大仙市の「大曲の花火」、茨城県の「土浦全国花火競技大会」、新潟県の「長岡まつり大花火大会」、長野県の「諏訪湖湖上花火大会」、東京都の「隅田川花火大会」など、全国各地で、素晴らしい花火大会の開催が続きます。

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