言葉は、水底に背が触れた後にも酸素を送り続けた/春わかつ
Вставка
- Опубліковано 8 лют 2025
- クヮン・アイ・ユウ DJスリッパ
言葉は、水底に背が触れた後にも酸素を送り続けた/春わかつ
2作品収録
「言葉は、水底に背が触れた後にも酸素を送り続けた」
思想という樹木の根腐れ
枝葉
言の葉
さよなら
花びら
ならば
幾らか
切りつけた
血の代わりに噴き出た詩は
離散した
わたしだけが残り
思想のない
倒木として
とけるのを待つだけの時間に
循環をやめた生
沈黙が
諦めが
毒となって回る
いつか知り得た
再起は
静まり返った時間に
人知れず
行われるということ
そしてまた
それを思わされるということ
倒木が
土壌を肥やすなら
循環は停止しない
沈黙や
諦めまでもが
生となって
めぐる