配管や柱が壊れ1年4か月休業の温浴施設「全国で最も行くべきサウナ施設」2号店として復活 “集いの場”にこだわったその内部とは？ 仙台

去年3月の地震で休業していた仙台市の温浴施設が20日朝、再開し大勢の客で賑わいました。去年、革新的なデザインで「全国で最も行くべきサウナ施設」に選ばれた店の2号店としてオープンしたこの施設には、東北への思いが込められているといいます。待ちに待ったサウナ愛好家は…朝6時。リニューアルオープンを迎えた泉区の「スパメッツァ仙台竜泉寺の湯」。空前のサウナブームと言われる中、早朝の開店にもかかわらず全国から訪れた多くの客が長い列を作っていました。当初、リニューアルオープンは今年4月の予定でしたが、施設の改良のため7月20日まで延期されていました。1番目に並んだ客：
「（Q 何時から並んでましたか?）4時から。何ヶ月も前から待って絶対に一番になろうと思ってたので」
サウナ愛好家：
「きょうはすべてのお風呂に入るつもりで。全部のサウナに入って気持ちよくなっていきたいなと」リニューアルした施設には、炭酸泉など13種類の風呂のほか、3種類の個性的なサウナ、スイーツを楽しめる飲食ブース、1万冊以上の本が並ぶ休憩エリアなど多くのエリアが一新されました。待ちわびたサウナ愛好家たちは、真新しい施設を写真に収めるなどしていました。「竜泉寺の湯仙台泉店」は愛知県の会社によって2011年9月にオープンし、東北最大級の入浴施設として人気を博していました。福島県沖地震で休業に…しかし、去年3月に発生した福島県沖を震源とする最大震度6強の地震で温泉の配管や施設の柱が壊れたため、およそ1年4か月にわたり休業を余儀なくされました。オークランド観光開発　松永哲明副社長：
「予想以上に被害が大きかった。いつ再開するんだという声をたくさんいただいていた」地震被害を受け改修することになった竜泉寺の湯はコンセプトを一新。千葉県流山市に去年オープンし、「全国で最も行くべきサウナ施設」に選ばれた系列店の「スパメッツァおおたか」の2号店として生まれ変わりました。伊達なサウナに高濃度炭酸泉などなど大友惇之介記者：
「施設の目玉のひとつ『伊達なサウナ』。入り口の扉は刀になっていて奥に進むと政宗の兜をかたどった豪華なサウナになっています」新しく作られたサウナのひとつ「伊達なサウナ」は、大きな三日月が輝く室内で体を温めることができます。水車式のサウナストーブは、その名も「独眼竜ロウリュウ」という自動のロウリュウが置かれ、蒸気で部屋を温めます。オークランド観光開発　松永哲明副社長：
「こちらが大浴場になります、ここが当店おすすめの高濃度炭酸泉です」広々とした大浴場には炭酸泉など数種類の温泉や滝が流れる音を聞きながら露天風呂を楽しむことができます。さらに、岩盤浴エリアでは、意外な会社とコラボしていました。BEAMS監修のリラックスラウンジオークランド観光開発　松永哲明副社長：
「こちらの岩盤浴エリアは、BEAMSが監修した『ギャザリング（集いの場）』をテーマにしたリラックスラウンジです」大手ファッションブランドが監修した岩盤浴エリア。「集いの場」をテーマにした西洋風の休憩エリアには、1万冊以上の本が並べられています。岩盤浴もアロマの香りを感じる5種類が用意され、のんびりとした時間を過ごすことができる場所になっています。オークランド観光開発　松永哲明副社長：
「想定以上のお客さんに来場してもらって、去年の流山の（スパメッツァおおたか）開店の日より多いんじゃないかというような気がしている」災害を乗り越えリニューアルオープンしたスパメッツァ仙台。松永さんはこの施設を通して仙台だけでなく、東北全体にに寄せるある思いがありました。東北6県を盛り上げていきたいオークランド観光開発　松永哲明副社長：
「サウナ好きの方々や温浴好きの方々に集まってもらって、東北6県を盛り上げていきたいという気持ちを込めて、スパメッツァ仙台を作った。地元の皆さんにはもちろん、東北6県の方にもぜひ来てもらいたい」これまでのサウナ文化を塗り替えかねない「スパメッツァ仙台竜泉寺の湯」東北のサウナ人気はさらなる盛り上がりをみせそうです。料金は、平日で入浴が1100円。岩盤浴エリアは別料金で800円です。土日祝日は、3時間コースで1280円で岩盤浴エリアは別途1000円となっています。また、ロビーでは東北6県それぞれの出身のデザイナーが作ったサウナハットなどグッズも販売しています。
詳細は NEWS DIG でも！↓
newsdig.tbs.co...