交番で部下に強制わいせつ致傷 元警察官の男(49)に懲役3年6カ月を求刑【熊本】 (24/12/10

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  • Опубліковано 20 гру 2024
  • 去年、熊本県内にある交番で当時、部下だった女性警察官にわいせつな行為をし、けがをさせたとして、強制わいせつ致傷の罪に問われている元警察官の男の裁判員裁判が10日、結審しました。
    検察は「計画的な犯行で卑劣かつ悪質」などとして懲役3年6カ月を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。
    求刑を受けたのは、元警察官の男の被告(49)です。
    起訴状などによりますと、被告は去年2月、当時、勤務していた熊本県内にある交番の仮眠室に部下の20代の女性警察官を呼び出し、胸や下半身を触るなどわいせつな行為をして、全治約10日のけがをさせた罪に問われています。
    9日の初公判で被告は「間違いありません」と起訴内容を認めていました。
    10日の論告で検察は「交番内にいた男性巡査に車で寝るよう指示し、被害者と2人きりになれる環境をつくるなど犯行は計画的」と指摘。「身勝手な動機で性欲を解消しようとしたもので、卑劣かつ悪質」などとして懲役3年6カ月を求刑しました。
    また、被害者の代理人弁護士も「被告の主張からは、現在もパワハラやセクハラに無頓着だということが感じられ、反省がみられない」と被害者の気持ちを代読しました。
    一方、弁護側は「被害者を押し倒すなどはしておらず、犯行の危険性は大きくない」と主張。「被告は事実を認め、深く反省している」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。
    被告は「被害者やその家族、熊本県警に申し訳ない」と述べました。
    事件発生から男の処分などについて、熊本県警は一切公表しておらず、その理由については「広報していない事案の回答は差し控える」としています。
    判決は今月16日に言い渡される予定です。
    この事件は去年2月に発生し、警察は逃亡や証拠隠滅の恐れがないとして被告の男を逮捕せずに書類送検に留め、公表もしていません。公表しなかったことについて熊本県警は「逮捕事案でないため」としています。
    また男は去年8月付で懲戒免職となりましたが、このタイミングでも県警は処分結果などを公表していません。この理由については「被害者保護の観点から公表を差し控えた」としています。

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