カラオケの場面なのですが、カラムは(恥ずかしいなどで)「歌わなかった」のではなく、あの歌はあの時の心情では「歌うことができなかった」のだと思います。父と娘がよくカラオケで一緒に歌ってきた十八番という設定になっているその曲はREMの「Losing My Religion」ですが、歌詞がとても…あの時の絶望にとらわれているカラムには歌えるような詞ではないので。ちなみにシャーロット・ウェルズ監督はこの映画に使用する楽曲を音楽プロデューサーなどスタッフと相談しながら決めていったということですが、唯一このカラオケシーンの「Losing My Religion」だけはこの曲でないと、と決めていて脚本にも書き込んでいたそうです。
カラムは31歳でソフィは11歳、つまりカラムが20歳の時にソフィが産まれたので若いお父さんなんですよね。。
20歳、20代というまだアイデンティティが完全に確立されていない中、父としてどう立ち振る舞えばいいのか?という葛藤と
社会との折り合いの付かない焦りで押しつぶされそうなカラムが痛々しかった。。
差し込まれるストロボのダンスフロアは31歳のソフィが大人になってから感じた「社会の喧騒」だと思いました。
喧騒の中で父を見た(彼が抱えていた問題と葛藤に触れた)気がした。
父は問題を抱えていたが、一緒にいて欲しかったソフィの悲しみ。
そしてソフィを見送って空港の扉を開けるとダンスフロア。
カラムはソフィとの幸せなひと時を終えて、社会の喧騒、重圧の中に帰っていく。
彼は耐え切れるのだろうか?というラストになってると思いました。
カラオケの場面なのですが、カラムは(恥ずかしいなどで)「歌わなかった」のではなく、あの歌はあの時の心情では「歌うことができなかった」のだと思います。父と娘がよくカラオケで一緒に歌ってきた十八番という設定になっているその曲はREMの「Losing My Religion」ですが、歌詞がとても…あの時の絶望にとらわれているカラムには歌えるような詞ではないので。ちなみにシャーロット・ウェルズ監督はこの映画に使用する楽曲を音楽プロデューサーなどスタッフと相談しながら決めていったということですが、唯一このカラオケシーンの「Losing My Religion」だけはこの曲でないと、と決めていて脚本にも書き込んでいたそうです。
娘ちゃんの歌が下手でパパがアドバイスしてやるみたいなやり取りで笑っちゃいました
良いシーンでしたね⚪︎
なんで絶望に囚われているの?
@user-tc1ex2eo1h
なんで絶望に囚われてるかは描かれてなかったけど、
父親が語る過去の誕生日の話とか、お金がないことの示唆、サプライズで誕生日を祝われたシーンに一人で嗚咽する場面が重なる、
ベランダの手すりに立つ、無免許でスキューバ、濡れた布を顔にかけて呼吸してる
夜の海に入っていく
大人の娘が想像するその頃の父親は何かに絶望していたんだろうとは感じる
親子の思い出を描いたノスタルジー感動ドラマかと思って観にいったので肩透かしを受けました。しかし、メンタルヘルスの悩みが1つのテーマとして描かれていたことが後でわかり、違和感のあった父のシーン(ライセンスなしのダイビング、ベランダの手すりに立つ、濡れたタオルを顔にかける、お金がないのに高価な絨毯を買う等)の意味を察しました。今も思い返すと心が締め付けられす。
『aftersun』とは、日焼け後に塗る消炎作用のあるローションの事です。
お父さんとの『思い出』を包摂する、娘の心情の事だと思います。
何で一回しか観てないのにこんなに喋れるんや。どの手のタイプの天才なんすか。いつか柿沼さんも映画とか撮って欲しい。
『君たちはどう生きるか』公開前のジブリの歴史振り返り動画から、『君たちはどう生きるか』徹底批評、『地球儀』の開封動画、そして今年の隠れた名作『after sun』まで。いつも柿沼さんの鋭い視座に感心しています。これからも楽しみにしています🌞
一回見ただけでこんだけ喋れるのすごい。しっくりくるところが多くて面白かったです。
最後、お父さんが向かう扉の向こうはフラッシュがチカチカしていたダンスフロアだったような気がします。
私もあのポラロイドの浮かび上がるシーン、とても印象的でした。あの、記憶の質感
観たのが公開間もない頃なので記憶が少々曖昧ですが、お父さんの全身から漂うもの寂しさがとても印象的でした。調べたところ演じた役者さんが当時26歳だそうでとんでもないですね🫨
半世紀以上生きてますが自分の中では最も印象に残った映画の一つでしたね😊
繰り返し観たい映画です🎞️
なんか、見終わってから1週間後とか、後からジリジリ日焼けのように痛くなる映画でした。父カラムが1人のシーンは娘ソフィの想像のシーンだと監督が明かしています。
アフターサン
今年ベスト級
見終わった後もずっと頭に残ってる
カラムの心はアンバランスで、でも娘を思う気持ちは強くて。大人になり親になったソフィは、あの時のカラムの苦しみと自分への愛を理解する。ヒリヒリと痛むけど、一方癒やしでもある。
生きづらさを抱えるカラムはまさに名演でしたね。娘のソフィも等身大で良かった。
ソフィがお金がないくせにと言われたカラムの気持ちを思うと居た堪れない…。事実お金はないけれど、娘に言われたことで、父親として、また大人として心はズタズタになっただろうね。
柿沼さんの解説でより深みが増して泣いてしまいました。流石です。
鑑賞してから少しづつフィルムのように脳裡に映像がエモーションと共に焼けついていく映画。
楽しい思い出なのに不安と恐怖も感じられて、何か起こりそうなぞわぞわする感じがたまらなかった。
柿沼さんのお陰でこの映画を知りすぐに観に行きました。
素敵な映画のご紹介ありがとうございました!
普通なら一番記憶に残るシーンは「クラブに去ってゆくお父さん」とかだと思うけど柿沼さんの感性はスゴいな!鑑賞一回でこれか!
水中と大人の解釈なるほど…
確かにプールのシーン全部そういう表現だ…
映画の解像度がめちゃくちゃ上がるからやっぱこういう映画はおまけの夜もセットで見たい
素晴らしすぎる考察
柿沼さんの感想、なんだか感極まっちゃう。パパ、優しいんですよね。
映画本編は未見だけど解説聞いてるうちにこっちも泣きそうになった😂
見ていない映画のレビューで泣いたのは初めてです。見に行こうと思います。
全体に漂う明るいはずなのに抑圧されたような空気は良いし、エンディングの曲なんかは最高だった。もう一度見たいとも思う。ただ一方で、ここまで説明皆無、時系列シャッフル、抽象的シーンだらけは流石に過剰とも思った。謎解きの素材にすら感じてしまった
ポラロイドのシーンのとき、泣きすぎて直視できなかった…この映画めちゃくちゃよかったですね🥲
この作品の演出はキレッキレ!水中、ポラロイド、ローション、パラグライダー。一つの作品でこれだけ盛り込まれてる。
31:13 映画は見ていないのですが
ここで、涙が流れてきました…。感動します。。。
aftersunまってました!!!!
見終わった後も、ゆっくりとしっかり泣きそうな感情になる映画でした。父親が死んだ今も何かしら出来た事があっただろうな?観ている時に思いました。今も泣けちゃうよ。
今年前期のTOP3に間違いなく入る!
ラスト、涙止まらなくて自分でもびっくりしたわ
父親が死んでしまったけどおかげで俺が死なないで済んでる
みてよかった
上映後のスクリーン内はみんなハテナ?という感じだったけど、私は取り憑かれたようにこの映画のことばかり考えてしまいました、、
楽しいバカンスの雰囲気ではなく、また別のものを纏っている感じがして忘れられません、、
とんでもない映画を観てしまった...。
なるほど、このお父さんみてるのちょっと辛かったんだけど、俺あるあるだったからか…
カラムのことを「大人になり切れない父」ってのは違うでしょう。
生きることが辛くてたまらない、無理をしてなんとか生きている人。
あなたは「大人」だからその辛さがわからない。
鬱の人に「がんばれよ。大人になれよ」って言っちゃう人でしょう。
作品内の人物を説明することと現実世界の相手に配慮することは全く別の問題では
鬱だからって頑張らないといけない時もあるんじゃない?
人は100%分かり合える訳ないのが当たり前なのに相手に理解を求め過ぎかと。
しかも多分あなたはそうでしょってレベルの思い込みかもしれない話なのにね。他人を勝手に自分の都合のいいように要約してタイプ分けするのは良くない
逆にじゃああなたがどっかの誰かに、大人の辛さってわかります?あなたは分からないでしょうね。って言われたらどう思うのか、って話ね
大人の定義は人それぞれよ😊
いや若者たちに「妹さんですか?」って聞かれた時の傷付いたような顔を考えると
自分が考えている「大人」になりきれてない自分への苦しみはあったと思う
柿沼さん37歳なの!?
若々しいっ!
隣部屋のカラオケ声🎤がシュール
アフターサン!
おまけの夜向きだと思ったんだよ!
鬱病について何も知らないのは幸せな事かもしれんけど、そういう人にこの映画は理解できんだろ。
少なくとも「家族愛に感動して泣く」ような映画では全くないのだが。ちょっと雑レビューすぎんか。
寝起きでしょぼしょぼした寝ぼけ眼で動画開いたら
砂漠で撮ってるように見えてびっくりした。
ギプスの時点ではわからんだろ 心身ともにおかしいってことはさぁ
ベッドは手違いで一つしかないんじゃないの?
ゴーグル高かったでしょ=金無いとはならんでしょ
否定しかしないやん笑
この人は脚本家でも関係者でもないんだから1つの説として話してるんやないのかな、、
お父さんが死にたくなる理由が全くわからんからさ 言うほど傑作とは言えないわ
あんな幼い子がいて死にたいって贅沢すぎるわ
「アフターサン」しかし説明しない映画だね。父親は何を悩んでんだ?勝手に消えたらダメだろ!消えるなら思い出、逆に作るなよ!まあ病気かな。この子は同性愛だし。クールだね。複雑な映画。謎のシーンがいっぱいある。繰り返し見ないとわからない卑怯な映画でした。でも時間が足りない。他みたい映画いっぱいあるから。