ARAI channel Vol.17 - RX-7X誕生

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  • Опубліковано 14 січ 2025
  • 1990年RX-7R誕生以来、25年ぶりのフルモデルチェンジ。RシリーズからXシリーズへと進化したRX-7が誕生します。
    生まれ変わった新世代フルフェイス〈RX-7X〉。このモデルの最大の特徴、それは、アライが安全性能上、重要な要素として認識する「かわす性能」をさらに向上させたことなのです。
    エネルギーは速度の2乗に比例し大きくなります。20km/hが2倍の40km/hになれば、エネルギーは2倍ではなく4倍。3倍なら9倍、4倍なら16倍にもなるのです。つまりライダーは、高速になるにつれ、とてつもないエネルギーを抱えながら走っているということになります。
    その一方、ヘルメットの衝撃吸収能力には限界があります。世界で最も厳しいとされるスネル規格の衝撃吸収試験においても、その落下速度は約28km/h。我々ライダーは28km/hを超える速度で走ることもありますが、それを超える速度から頭を守る衝撃吸収性能はヘルメットにはありません。
    しかし、実際28km/hを大きく超える速度で起こる事故でも助かるケースはあります。そのような事故からライダーの頭を守ったヘルメットには、広い範囲にわたり、地面をすべった痕跡が共通して見られます。
    これまでの多くの事例から、ヘルメットが受けた衝撃をすべってかわすことの重要性をアライは学びました。衝撃吸収だけでは処理しきれない分の衝撃は、ヘルメットがすべることによりかわし、分散していかなければなりません。アライはそのために必要な衝撃を、効率よく分散させる、「強固で、滑らかなフォルムの帽体」がヘルメットの理想であると考えます。
    〈RX-7X〉は、衝撃をかわすスペースを広げるため、帽体表面をより滑らかにし、理想的なフォルムを追求。膨大な事例の検証をもとに、実績あるスネル規格のテストラインを目安とし、衝撃を受ける可能性の高い側頭部を、RR5比で24mm広げ帽体形状を変更。これにより、衝撃をより分散することを可能にしたのです。しかし、そのためには、シールドシステム位置をさげなくてはならず、シールドの開閉が不可能になるという難題が生まれます。
    発想を転換し、それを解決したのが、新シールドシステム《VAS》です。スーパーアドシスIタイプのシールド開閉時の軌道図です。Iタイプの回転軸となるポイントは1点です。一方、《VAS》の回転軸は、ヘルメット上に仮想軸として存在します。シールドの開閉は仮想軸にもとづいたピンレール軌道と、シールド取付け部を起動するダブルピボット機能の2つの軌道の組み合わせにより可能になります。
    この《VAS》のおかげで、シールドシステム位置を下げることが可能になったのです。アライは長い歴史を通じて、現実の事例に学びながら「かわす性能」を高めてきました。かわす性能を進化させる世界初のシールドシステム《VAS》を搭載した〈RX-7X〉。発進です。

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