伊自良苑

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2006年04月～、岐阜県発達障害者支援センターの成人部門を担当したことがある。10年間ほどだったか。
同年同月、全都道府県に発達障害者支援センターができることとなり、岐阜も、それまでの岐阜発達障害支援センター「のぞみ」が岐阜県発達障害者支援センター「のぞみ」となった。
しかしそれは18歳未満限定としたため、18歳以上は、県から委託される形で、この伊自良苑(社会福祉法人「同朋会」)が受け持つこととなった。伊自良は田舎で不便すぎるので、岐阜市長良に出先機関を作り、そこで対応した。 しかし「のぞみ」の無能ぶりの影響を受け、結果としてだが、とんでもないことをしでかしてしまっていた。
「のぞみ」が18歳以上だからと転送した相談者、その個人情報も相談者の知らぬところで勝手に収集し、改ざんして同朋会に転送されてきた。 同朋会の落ち度としては、その改ざんされた個人情報を本人に確認することなく、診断を得るために紹介した病院に、そのまま転送してしまった。 相談者は、病院で医師から問診されて初めて、その悪行を知り、ビックリ仰天してしまった。
その後、「のぞみ」の無能さが徐々に知れ渡って利用者が減り、同朋会に転送される相談者が少なくなったそうで、同朋会は発達障害者支援から手を引いたそうだ。そして当時の職員も、責任を取ったのかしならないが、退職してしまっていた。
これは県の公的機関およびそれに準じる機関が行なった公務の中で起きた１つの事実として公に記録しておく必要を感じ、ここに記す。