最後の一音をキッチリ締めて、一息吐きながら眼鏡を外す辺りに真面目さが垣間見える。
どんなふうに指揮してるのか興味ありました。ほとばしるように髪を振り乱して振ってるのかなと思いきや、テンポを明確にオーケストラに合わせさせるような指揮で驚きました。貴重な映像ありがとうございます。
凄まじい気高さを感じる演奏に圧倒されました。チャイコフスキーの交響曲はカラヤンで聴くことが多かったのですが、全然違いますね。ムラ様の方が圧倒的にかっこいいです。
すばらしい!
これが「正しい」演奏だ!とムラヴィンスキーが堂々と主張しているように感じるし、充分に説得力がある。
スゴイです。
センチメンタルになるところでもムラヴィンスキーの指揮には無駄がない。しかし、演奏は素っ気ないものではなく、人間的な感情にあふれている。インタビューからわかるが、彼は基本に豊かな感情表現がある(この1973年の演奏は、以前輸入盤でメロディアから出ていたCDの演奏と同じか?私はチャイコフスキーの5番の代表的な演奏として、愛聴していた)
私は音だけならDG、映像で観たいときにこれでした。この映像、妙に客席を映すカットが多いのが萎えますね。客席の緊張感と熱気は伝わって、少しならいいのですが、多すぎますね、、、ムラヴィンスキーを冷たい、と言う意見を時々見かけますが、真逆ですね。熱く、ドラマティック、微妙なニュアンスを湛えた演奏だと思います。実演で聴きたかったです。。。
なんっって素晴らしい演奏だろう。
しかしソ連の贅を尽くした会場の立派さは充分にわかったから、もっとムラヴィンスキーを映してくれえ!
彼の指揮からは、クナッパーツブッシュの影響を読みとれます。
初めてムラヴィンスキーが日本の地を踏んだのが1973年の初春でした。レニングラード国立フィルハーモニーとチャイコフスキー5番、ショスターコヴィチ5番など十八番を披露された私たちは、その鬼気迫る演奏に驚嘆しました。その年の10月に来日して新設オープンしたNHKホールで連続演奏会を開催したカラヤンとベルリンも及ばない人生最大の体験。13歳の感動は、63歳になる今も更新されずにいます。
その後、ムラヴィンスキーの後を継いだテミルカーノフになってからのレニングラード・フィルはまったく別の「普通の優秀なオケ」になってしまいました。このUA-cam動画の貧しい音からでも、あの日の片鱗が聴こえてきます。オーチン・ハラショー❣️