「花の名山」として知られる焼石岳 花に彩られた夏山求めて全国から登山者<岩手県> (23/06/27
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- Опубліковано 26 чер 2023
- 花の名山として知られる岩手県奥州市の焼石岳に高橋礼子アナウンサーが登り、花に彩られた夏山を満喫してきました。
奥州市の西に標高1000メートルを越える山々が連なる焼石連峰。
その最高峰が標高1547メートルの焼石岳です。
いまの時期は高山植物が競うように咲き、「花の名山」として全国から登山者が訪れる人気の山です。
高橋礼子アナウンサー
「きょうは梅雨の中休み。天気も持ちそうなので、花を楽しみに行ってきます」
一番人気のコース、奥州市胆沢の中沼登山口から登ります。
ぬかるんでいるところが多いので今回は長靴で、クマ鈴も忘れず携帯します。
高橋礼子アナウンサー
「本格的な夏山登山は小学六年生以来で久しぶりです。その時は八合目でギブアップし、苦い思い出で終わってしまったので、今日は気合を入れて最後まで登り切ります」
40分ほど登ると現れるのが中沼です。残雪の焼石連峰を水面に映します。
高橋礼子アナウンサー
「山と白い残雪と、水面に映った青空が絵画のようで素敵です」
標高を増すにつれて、足元を彩る高山植物も増えてきます。
天気に恵まれたこの日、1時間半ほど登って汗が噴き出す頃、絶好の休憩ポイントに着きました。
岩の間から湧き出る水場「銀明水」です。(*生水の飲用は自己責任です)
高橋礼子アナウンサー
「冷たい。ここまで歩いて熱くなった体にしみわたります。おいしい」
登山者のオアシスでひと休みです。
ところで、この時期の山で気になるのが虫です。
そこで、虫を寄せ付けないおすすめのウェアやグッズを専門店で教えてもらいます。
石井スポーツ盛岡店 海馬ゆきのさん
「このウェアには、ダニや蚊などが逃げていくスコーロンという特殊な繊維が使われていて、まさに『着る防虫』です。(スコーロンを使った製品は)パーカーやTシャツ、長袖などの種類があるので、アウトドアや農作業などシーンに合わせて選べます。また、家庭用の蚊取り線香よりも強力な虫よけ効果がある「森林香」は、虫だけでなくクマ対策に使う人もいておすすめです。便利なグッズで不快な虫を寄せ付けないようにして山を楽しみましょう」
ここから先は、夏でも残る雪渓が現れます。高橋アナウンサーも足元に気を付けて進みます。
高橋礼子アナウンサー
「最近、盛岡は夏日が続きましたが、この時期に雪の上を歩くとは思いませんでした。結構雪が残っています」
この豊富な雪が大地を潤し、高山植物を育みます。山頂の手前には花畑があります。
高橋礼子アナウンサー
「白・黄色・ピンク、いろんな花があり、可憐でとてもかわいいです」
お花畑にはチングルマ・ミヤマキンバイ・イワカガミなどが咲き、ハクサンイチゲの群落も。この景色を求めて全国から登山者が訪れます。
高橋礼子アナウンサー
「同じ色の花でも種類が違うので、比べるのも楽しい。小ぶりな花でも元気をもらえます」
厳しい自然の中で咲く花たちに励まされながら山頂を目指します。
登り始めて約4時間で焼石岳山頂(標高1547メートル)に到着です。
焼石岳山頂からは、岩手山(標高2038メートル)や栗駒山(標高1626メートル)、鳥海山(標高2236メートル)が見渡せます。
高橋礼子アナウンサー
「着きました、焼石岳に登り切りました。言葉にできない達成感でいっぱいです。四方八方を囲む山々の、緑の深さのちょっとした違いもいいですね。焼石岳は広い沼だったり、お花畑だったり、心を癒してくれるポイントがたくさんあったので登り切ることができました。山を登ったときの達成感ってこんなにすごいんですね」
ここで山頂でのお楽しみ、奥州市の老舗和菓子店「後藤屋」の上生菓子です。季節の花をかたどった練り切りは花の山にぴったり。
高橋礼子アナウンサー
「疲れた体にしみる」
下りは同じ道を戻って3時間。
登山口に近い「焼石岳温泉ひめかゆ」で山旅の疲れを癒します。
塩分のあるぬるりとした泉質で肌はしっとり、疲れた体にうれしい温泉です。登山者の宿泊も多いそうです。
それでは、今回のコースのおさらいです。
中沼登山口から山頂までは4時間ほど。途中にはお花畑が広がっています。
下りは約3時間。「焼石岳温泉ひめかゆ」で汗を流しました。
登山をする際は体力・技術に応じたコースを無理のない日程で登り、標高の高い低いにかかわらず地図や装備の準備が必要です。
油断することなく万が一の備えを整えておくことが大切です。