【みなスポ】第22回しずおか市町対抗駅伝企画(2) 勝負のカギ 高校生ランナー紹介【静岡スポーツ】
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- Опубліковано 21 гру 2024
- しずおか市町対抗駅伝まであと3週間となりました。この駅伝の勝敗に大きく左右する高校生の注目ランナーを紹介します。
全国、都大路行きの切符をかけて行われた県高校駅伝。女子は5区間で争われました。まずレースを引っ張ったのが1500mインターハイ3位、浜松市立の兼子心晴選手。レース序盤から2位以下を大きく引き離します。
<兼子心晴選手>「自分のところでしっかり差をつくって、少しでも後半の選手に楽ができるよう渡したいと思ったので、それができたと思う」
エース区間で、2位と34秒差のリードを作ります。続く1年生の澤田結弥選手も2区・区間賞の走りで、後続との差をさらに広げると、浜松市立は続く3区・宮田怜奈選手も区間賞の走りでレースを決定づけます。そしてタスキは最終5区に。
<4区 加治屋沙織選手>「突っ込んでいきましょう」
アンカーは夏のインターハイ予選後、一度は引退を考えた伊藤果矢選手。それでも仲間の説得により全国を目指しました。
<伊藤果矢選手>「色々な人の顔が思い浮かんできた。最後まで諦めずに笑顔でゴールまで走り切りたいと思った」
仲間が待つ、競技場に姿を見せると果矢コール。浜松市立が県高校駅伝初優勝で、全国・都大路行きの切符をつかみ取りました。
<兼子心晴選手>「去年も悔しい思いをした。やっと今までの努力が実ったと思うとすごくうれしい」
一方42、195キロの7区間で争われた男子はスタート直後から優勝候補、東海大静岡翔洋の兵藤ジュダ選手と浜松日体の古井康介選手の一騎打ち。800mインターハイチャンピオンの兵藤選手がレースを引っ張ると、中間地点あたりで後続とは40秒の差をつけます。1区後半に入ると、浜松日体の古井選手も引き離し、兵頭選手は区間新記録まであと3秒に迫る10キロ29分54秒の好記録でエース区間を制します。一方の浜松日体は先頭と1分49秒差の11位。
<古井康介選手>「もう自分のせいでダメだと思った。正直。自分でここまでブレーキをかけたのは申し訳ない」
それでもエースの失速をカバーしたのがクラスメイトの児玉空琉選手でした。
<児玉空琉選手>「古井とは常に一緒にいて、僕のところで差を取り返そうと思っていた」
準エースの児玉選手が6人抜きの快走で順位を2位にまで押し上げ、翔洋との差を1分2秒にまでつめます。そして第6区。ついに翔洋を浜松日体が視界に捉えます。勝負の行方はアンカーに。最後の中継所で1位と2位のタイム差は15秒。2人の5000m持ちタイムはわずかに3秒差と実力は拮抗していましが、追いかける浜松日体の勢いは止まりませんでした。
<柘植貫太選手>「追いついて、少しペースを上げた時に、翔洋がついてこなくて、勝ちを確信した」
浜松日体が最大1分50秒の差を逆転し、4年ぶり8度目の頂点に立ちました。一方、絶対的エース・兵藤選手擁する翔洋は2位に終わりました。
この駅伝で活躍した選手たちは冬の駿河路も駆け抜けます。花の1区・区間賞候補が、2020年もレースを引っ張った澤田選手。
<浜松市北部 澤田結弥選手(高1)>「区間賞を取って、浜松市北部で優勝したい」
対するは同じ高校で、浜松市南部の兼子選手。先輩・そして県高校ナンバーワンの実力を見せつけます。
<浜松市南部 兼子心晴選手(高3)>「普段仲間なのですが、当日はライバルなのでしっかり勝ちたい」
一方男子は静岡市清水で出場する兵藤選手に浜松市北部の古井選手が高校駅伝のリベンジを誓います。
<浜松市北部 古井康介選手(高3)>「絶対勝ちます」
2021年のしずおか市町対抗駅伝は12月4日10時スタートです。
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