【統合失調症療養のコツ】妄想には一歩引く【精神科医が6.5分で説明】
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- Опубліковано 28 сер 2024
- 統合失調症の代表的な症状として、「独特の考えにこだわり、他者が訂正できない」妄想があります。薬で改善しますが人により慢性的に残ることがあり、その場合は、影響を減らす取り組みが重要です。その基本は「（妄想に）一歩引く」ことと「別の見方を探す」の2つに集約されます。期間のかかる取り組みですが、長期的な視点では大事な方法と思われます。
統合失調症療養のコツ、精神科医が約6.5分で説明しています。
出演：春日雄一郎（精神科医、医療法人社団Heart Station理事長）
こころ診療所吉祥寺駅前 kokoro-kichijo...
府中こころ診療所 fuchu-kokoro.com
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↓↓内容の詳細は下記になります。
（１）はじめに：統合失調症で「妄想には一歩引く」
統合失調症療養のコツ。今回は「妄想には一歩引く」でやっていきたいと思います。よろしくお願いします。幻聴と並んで、統合失調症で代表的な症状の一つが「妄想」というものになります。定義としては、「独特の考えが強くなって、それを周りが訂正しようと思っても難しいもの」ということになってきます。これも薬の治療によって改善はすることは見込まれますが、人によっては残ってしまうことがあります。その時にできることとしては、少しでも影響を減らすということになってきます。その方法としての「妄想には一歩引く」ということを今回話していきたいと思います。
（２）統合失調症と妄想のまとめ
まず、統合失調症のまとめですけれども、特にこれは悪化した時に、幻聴や妄想などの陽性症状が強くなる脳の不調になってきます。お薬・抗精神病薬の継続によって、症状の改善及びぶり返しの予防・再燃予防を図っていきます。その中で、妄想に関しても治療で基本的には改善・よくなります。ただ、人によっては慢性的に、治療しても慢性的に残ることがあるというものになります。
では、この妄想について今度はまとめていきますと、特有な考えにこだわってしまって、第三者・他者による訂正が難しいものということになってきます。色々なものがありますけれども、誰かに狙われる・やられるなどの「被害妄想」というのが代表的なものになります。これに関して、悪口を言う幻聴など、他の症状と絡み合って影響するということもあります。
（３）妄想で、要注意な影響2つ
この妄想、注意しなきゃいけない影響としては、大きく言うと2つありまして、1つ目は妄想に支配された行動、被害妄想が強くなってきますと「狙われているんだから、逆にやっつけてもいいだろう」みたいな。そういう他害行為などが（本人の中で）正当化されてしまうことがあります。そうすると、妄想の対象になった相手への暴力など、実際犯罪になってしまうことがでてしまうリスクが出ることがあります。注意が必要です。
2つ目としては、妄想に追い詰められる。被害妄想が強くなってくると、「常に何か狙われている」と、そういう緊張した状態が続いてしまうことになります。そうしますと強いストレスが続いて、例えば眠れなくなったりして、急な混乱・急性の混乱に至るなどのリスクが出てきます。
（４）妄想への対策の方向性と、取り組みの例
この妄想に対して、ではどう対策をしていくかということなんですけれども、やはり1番目は薬の治療になります。抗精神病薬を続けることで、妄想を少しでも減らす、かつぶり返さないようにするということがまず第1になります。それでも治療しても残ってしまうものに対しては、ちょっとでも影響を減らしていきましょうということになります。
取り組みとしては、イギリスなどで妄想への認知行動療法というのが研究されています。これは疾患教育、妄想がどうやって生まれるかなどを土台にしまして、そういう妄想的なこだわってしまう考えに対して、ちょっと一歩引いて別の見方がないか、別の視点はないかというのを探していくというものになります。
（５）妄想の要点と、対策（セルフケア）の要点
妄想ということ、何がポイントかを見ていくと、「独特な視点・独特な考え方に、固定をされてしまっている」ということなので、では対策の方向性としたらその逆をする。独特な視点よりも一歩引いた視点になって、じゃあ別の見方がないかというのを探していく。いわゆる認知行動療法の認知再構成と近いやり方ということになります。
まず、一歩引くということですけれども、これはいわゆるメタ認知的な話をよくします。自分の視点、自分の視点が全てではなくて、一歩引いて全体的に見たらどうだろう。俯瞰してみたらどうだろうということをしてみて、「自分の考えは絶対的だ」というところをちょっとでも減らしていくという話になってきます。
2つ目の「別の見方を探す」ということですけれども、これはいわゆる認知行動療法でもよくやる方法です。例えば、相手の視点だったらどうかと、もしくは全体から見たらどうかという話、あと場合によっては、そう考える根拠と逆の根拠を見て、実際どうかというところなどでちょっと別の見方はないかなというのを探していくということになります。
（６）妄想へのセルフケアの限界点と意義
これが「妄想には一歩引く」ということなんですけれども、弱点、困難な点と限界というのは、やはりこれはあると言わざるを得ません。
まずは一番土台はやっぱり薬の治療、薬なしで妄想をこういう方法でというのはまず厳しいですので、薬の治療をしっかりやるというのが大前提です。
その上で妄想というものが持つ強さということは、注意しなきゃいけない。認知行動療法の別の見方を探すということ、これも（妄想でない考えの癖でも）なかなか簡単なようで簡単じゃないってことがあったりします。なおのこと妄想というのはある種固定してしまいできているものになりますので、より難易度が高くなるということになります。
かつ幻聴など他の症状の影響があったり、認知機能のダメージがあってなかなかそういう振り返りが難しさがあったり、といったことも絡んできます。
ので、これはなかなか別の見方を探せばすぐ見つかるよというものではなくて、それこそ年単位で徐々に取り組んでいって、気付いたら「あれはちょっと絶対じゃなかったかもしれない」と、ちょっとずつ和らいでいくというのが現実的な目標にはなってきます。まさに特効薬とは言いにくいものになる。
ただし、この妄想、特に慢性的に続く方々、もう10年20年と付き合っていくことになることがありますので、その意味で、じゃあどういう方向・どういう方針で付き合っていくかというふうに見ていくと、その妄想だからしょうがないというんじゃなくて、目標としてなるべく一歩引いてみようと、別の見方を探してみようとするのは、方向性としては大事なことなんじゃないかというふうに思っています。
（７）まとめ
今回は統合失調症療養のコツ「妄想には一歩引く」ということでやってきました。妄想とは独特な考えにこだわって、他者から修正が難しいというものになりまして、統合失調症の代表的な症状の一つになります。もちろん、薬で改善はするんですけど、時に残ることがありまして、その時は影響を減らすということが大事になってきます。なかなか容易ではないですけれども、独特な視点の固定に対して一歩引いて別の視点を探してみるというのをちょっとずつでも取り組んでいくのが、方向性にはなってくるんじゃないかと思われます。
こころ診療所グループ（医療法人社団Heart Station）
府中こころ診療所（東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル６階、☎0422-26-5695)
#統合失調症 #妄想 #認知行動療法 #被害妄想 #精神科
妄想しないと生きていけないってなっちゃう。特に夜一人になると、、。
寂しいのと、今日自分はなすべきことを成し遂げられたのか、という不安や後悔をどう対処したらいいかわからずに、
行動したり寝ることを決心できず、妄想に耽ってしまう。そして睡眠時間が削られて、朝には必ず後悔し、二度寝、、。
いい加減やめたい。
夜ちゃんと寝る。朝ちゃんと起きる。
こんな簡単なこと、なんでできないのーーーー！！💦
紙に書きながら考えていくと、自分の考えのおかしな点に気付くんですが、目が覚めても、あまり維持できないです。
頻繁にこういうことをやらないといけないみたいですが、なかなか疲れるので難しいです。
自分は、「被害妄想｣が、性格の様になっています。
「一歩引く｣と言うことが、全然できません。
どうすれば、良いのでしょうか？
一歩引かれた意見すら邪推してまう
一歩引くとは良い言葉だと思いました。
どちらが引くんですか？
訂正不能な確信を取り除く方法はありますか?
無視、他の事する。体動かす。
気づいた事、現実に他人と話すと、超ゆっくり喋っている事と
以前の声と違う事。これも病気のせい？🤔
こんにちは😢たまに料理に洗剤いれたいとかなるの😮治したいです