YS-11と自由粉砕機 機械遺産の絆

Поділитися
Вставка
  • Опубліковано 16 жов 2024
  • 【11】という数字でつながる「YS-11」と「奈良式自由粉砕機 第一号機」。どちらも東京都大田区所在の【機械遺産】であり、【日本初】の産業機器である。本動画は3つの共通点に迫り、それぞれの誕生秘話やものづくりへの思いを自作アニメーションや貴重な映像を用いて紹介する。
    戦後における製造業の発展が「技術立国」としての“今”の日本をつくり、支えています。また、普段口にしている食品、利用している飛行機など、身近なものに「ものづくり」の技術が多く活かされています。
    本動画では、機械遺産である「YS-11」と「奈良式自由粉砕機 第一号機」を題材に【開発の苦労】【ものづくりへの思い】に着目しました。過去から現在につながる製造業を感じ、ものづくりに興味をもっていただければ、幸いです。
    <YS-11>
    日本初の旅客機であり、機械遺産 第13号に認定されている。戦後に旅客機を製造する目的で発足した「輸送機設計研究協会」が開発した。「11」については「機体案の1番」と「エンジン案の1番」を組み合わせ製造したことに由来する。ターボプロップエンジンを使用し、エアステアが内蔵されているなどの特徴がある。
    ※羽田空港(東京都大田区)に格納されていたが、現在はザ・ヒロサワ・シティ(茨城県筑西市)に保管されている。
    <奈良式自由粉砕機第一号機>
    日本初の“衝撃”による粉砕方式を採用した粉砕機であり、機械遺産 第102号に認定されている。㈱奈良機械製作所の創業者である奈良自由造が農薬メーカー(現日本農薬株式会社)からの依頼により開発した。開発当時(1920年代)に主流であった“圧縮・摩擦”による粉砕方法(ロールミル、石臼など)とは、一線を画した粉砕方式をとった量産初号機である。現在 ㈱奈良機械製作所(東京都大田区)にて公開展示されている。
    <現在のYS-11、自由粉砕機について>
    YS-11は合計182機生産され、日本の航空局で空港の無線設備などの機能や安全性を検査するフライトチェック機(飛行点検機)として33年間使用していた。また、世界各国へ輸出され、海外での使用実績も十分にある。※2006年をもって日本においての旅客機用途での運航を終了した。
    自由粉砕機においては、1号機の開発から95年以上経過した現在でも、基本構造は引き継がれ生産されている。食料品をはじめ、化学品、医薬品等あらゆる工業製品の生産に使用され、総生産台数は13,000台超となっている。
    ※機械遺産とは・・・一般社団法人日本機械学会が歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、主として機械技術に関わる歴史的遺産「機械遺産」について認定しているもの
    また、上記2つの機械遺産はご覧になることが可能です。
    ―――公開情報―――
    ■自由粉砕機 第一号機(東京都大田区)
    「奈良機械製作所 機械遺産特設ページ」
    www.nara-m-meh...
    ■旅客機YS-11(茨城県筑西市)
    「ザ・ヒロサワ・シティ ホームページ」
    www.shimodate.jp/
    科博廣澤航空博物館は2022年度オープン予定です
    ―――その他、関連ホームページ等―――
    ■株式会社奈良機械製作所 ホームページ
    www.nara-m.co.jp/
    株式会社奈良機械製作所は、自由粉砕機だけでなく乾燥機、混合・造粒機や微粒子の表面改質技術まで、粉体に関わるパウダーハンドリング技術を幅広くカバーし、食品・医薬・化学・バイオマスなど多様な業界の技術発展に貢献しております。
    ■一般社団法人日本機械学会 機械遺産公式ページ
    www.jsme.or.jp...
    ■国立科学博物館 ホームページ
    www.kahaku.go.jp/
    ■機械遺産No.102「自由粉砕機 第1号機(奈良式高速衝撃粉砕機)」認定にあたってのコメント
    • 機械遺産No.102「自由粉砕機 第1号機(...
    ―――チャンネル登録はこちら―――
    / @nara_machinery
    ―――鈴木一義先生 経歴―――
    1957年新潟県生まれ
    1981年東京都立大学工学部機械工学科卒業
    1983年同大学院工学研究科材料力学専攻修士課程修了
    日本NCR株式会社技術開発部勤務
    1987年国立科学博物館理工学研究部勤務
    現在 国立科学博物館産業技術史資料情報センター長
    ≪研究・活動等≫
    日本における科学及び技術の発展過程、特に江戸時代から現代にかけての科学、技術の発展状況を研究対象とし、博物館的な実物資料の視点から実証的な見地で調査、研究を行っている。
    20年間にわたりYS-11を整備・保管し、一般公開に尽力してきた。一時スクラップの危機に陥るも、移転先探しに奔走した結果、茨城県筑西市にある民間施設「ザ・ヒロサワ・シティ」へ機体を一度解体して搬送し、再び元通りに組み直して一般に展示・公開することとなった。
    ≪委員等≫
    「文化審議会文化財分科会世界文化遺産特別委員会ワーキンググループ」委員、「佐渡市金銀山遺跡調査世界遺産」委員、経済産業省「ロボット大賞」選考委員、「ものづくり日本大賞」選考委員、「ものづくり政策懇談会」委員、「トヨタ産業技術記念館」展示監修委員、「江戸東京博物館」展示監修委員、「日本航空協会」評議員、「石見銀山世界遺産」アドバイザー、「NPOものづくり生命文化機構」理事、その他博物館の構想委員や展示監修委員など。
    ≪主な著書≫
    「からくり人形」(学研/1994年)
    「日本人の暮らし」(監修 講談社/2000年)
    「20世紀の国産車」(三樹書房/2000年)
    「見て楽しむ江戸のテクノロジー」(監修 数研出版/2006年)
    「八百八知恵 江戸の科学」(別冊 宝島/2016年)
    BGMの「月の砂漠」(編曲・演奏:太田裕哥)は、「自由粉砕機」が開発された1927(昭和2)年に初めてラジオ放送された曲で、まさに、同期生です。(www.nara-m.co....)
    動画企画・製作:奈良機械製作所 「動画手作り委員会」
    #機械遺産 #粉砕機 #YS11 #大田区 #ものづくり #日本初 #飛行機 #旅客機 #国立科学博物館

КОМЕНТАРІ •