プレスリリース「赤ちゃんには錯視が生じない?~生後半年未満の乳児における特徴統合能力~」

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  • Опубліковано 7 вер 2024
  • 北海道大学助教の鶴見 周摩らは、生後半年未満の乳児では複数の特徴を誤って統合する「misbinding」という錯視現象が生じず、世界をありのままに見ている可能性を、馴化法を用いた実験によって示しました。
    具体的には、生後4ヶ月から8ヶ月の乳児に、本映像中の「ドットが左右の領域だけ中央と逆方向に移動する」(分離条件)の動画を繰り返し提示した後、「ドットの全部が上あるいは下方向に移動する」(全体条件)動画と分離条件の動画を見てもらいました。
    その結果、生後半年以降の乳児はmisbindingの錯視が見えており、誤った特徴の統合が生じ、生後半年未満の乳児は同錯視が見えておらず、特徴を誤って統合せずに曖昧な外界を曖昧なまま知覚することがわかりました。
    *馴化法:特定の画像や動画に馴化した(飽きた)後に、新しいものを好んでよく見るという乳児の性質を利用して、2つの視覚情報が弁別できているかを調べる方法。

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