ラーメン店、農業用ハウスも…久留米市の広い範囲で浸水被害 福岡県で大雨 各地で避難指示も (23/07/03
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- Опубліковано 29 жов 2024
- 福岡県内には3日朝、発達した雨雲が次々と流れ込み、広範囲で大雨となりました。
このうち久留米市では、道路が冠水したほか、建物への浸水被害が相次ぎました。
午前10時すぎの久留米市。
激しく雨が降り、あっという間に道路が冠水しました。
◆カメラマン(冠水した道路を歩く人に対し)
「大丈夫ですか?危ないですよ。ずっと深くなっているから気をつけてください」
降り続く大雨で、歩く人の腰付近にまで濁った水が上がってきていました。
◆久留米市民
「あっという間でした。午前6時には来てたんですけど、こんなに降ってなかったんですけどね」
福岡県内では、梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、県南部を中心に大雨となりました。
3日昼までの24時間雨量は、久留米市で233ミリ、八女市黒木で161.5ミリなどとなっていて、久留米市やうきは市、小郡市などでは警戒レベル4の「避難指示」が発表されました。
◆カメラマン
「ラーメン店の床までも雨が入ってきています」
久留米市内では広い範囲で浸水被害が発生し、ラーメン店では調理場の床一面が水浸しになりました。
◆ラーメン店スタッフ
「衛生上大変よ。また明日業者入れて消毒してもらう」
止水板を設置して大雨に備えていた店も水につかりました。
◆止水板を設置していた店のスタッフ
「あっという間。今回は早かったですね、水位が上がるのが。前回は3年前、浸水でいうと8回、9回くらい入っています。いろいろ対策はしていただいているんですけど、この降水量に対応できていないんでしょうね」
3日午前、久留米市内で撮影された防犯カメラの映像では、午前9時20分ごろ、車はいつもどおり通行していますが、みるみるうちに水が道路に溜まっていきます。
そして午前9時半すぎ、警察官が道路の真ん中に立ち、引き返すように車の運転手に指示。
その間、わずか10分ほど。
あっという間に冠水し、通行止めとなりました。
また、久留米市内では田畑にも被害がー
◆リポーター
「筑後川に流れ込む陣屋川ですが、川が氾濫し、広い範囲で冠水しています。この周り、田畑が広がる場所なんですが、見えなくなってしまうくらい水に浸っています」
田んぼや畑が広がる久留米市北野町。
降り続いた雨で、道路と農地の堺が分からなくなるほど冠水しています。
周囲にある農業用のハウスは、半分程の高さまで濁った水に浸かっています。
また、それほど浸水していないハウスの周りでも、近くから流れてきたとみられる果物が流れ込んできていました。
そして、大雨は北九州市でもー
◆記者リポート
「北九州市の紫川です。川の水位が増して、人が下りられるところすれすれまで水が来ている状況です」
北九州市では、市内中心部を流れる紫川の水位が上昇しました。
雨が降り続き、紫川の上流にある「ます渕ダム」では、一部放流を実施。
市内中心部では、放水に伴う増水の注意を呼び掛けるサイレンが鳴り響きました。
このところ大雨が降り続いている福岡県内。
大気の不安定な状況は少なくとも9日(日)ごろまでは続くとみられ、これまでに降った雨で地盤が緩んでいるおそれもあることなどから、気象台では土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。