ただのご当地グルメにあらず…相馬・松川浦の浜焼きはまさにソウルフード アツアツの焼き立てに熱い思い (23/07/15
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- Опубліковано 9 лис 2024
- 福島県相馬市は海風を感じながらのドライブに海水浴。さらには、海の幸がたっぷりのった海鮮丼など、魅力的なスポットやグルメがあるが、週末になると多くのお客さんで賑わうのが…松川浦の名物「浜焼き」 この夏、松川浦で浜焼きを堪能しませんか?
<長年愛される味>
「浜焼き」は、新鮮な魚介に甘じょっぱいタレをつけて炭火で焼き上げる相馬市のソウルフード。日曜日の昼になると、松川浦には浜焼きを求めて多くの方が訪れる。賑わう人で店は大忙し…味わった客は大満足の様子。焼きたてを頬張るのは、格別なようだ。
かつては漁師が暖を取るために焚いた火で、魚を焼いたのが始まりという浜焼き。その後、旅館や飲食店の前でも販売され、イベントを開くと多くの人が集うようになった。
<被災し幻の味に>
愛され続ける浜焼きだが2011年、東日本大震災で多くの旅館や飲食店が被災。松川浦から姿を消した。しかし「このままではいけない」と立ち上がったのが、旅館の若旦那や地元の有志で結成した「松川浦ガイドの会」
松川浦ガイドの会の管野功さんは「松川浦の文化だった浜焼きが、そこで途絶えてしまうのはすごい寂しいという話になった。それまでは、馴染みすぎて珍しくもなかった。日常的にあったのが途絶えてしまった時に、浜焼きってすごく重要だったんだな、大事なことだったんだなと再認識した」と語る。
<浜焼きの文化を残したい>
松川浦ガイドの会のメンバーに話を聞くと「この辺いっぱい並んでいた。今日はどこにしようとか言いながら買ってたのを思い出す」「一帯にいっぱいあったが、それが無くなってしまうと悲しい」という。
「浜焼きの文化を残したい」「あの時の賑わいをもう一度取り戻したい」と、震災から10年を経て浜焼きを復活させることを決意。震災前の味を再現するため試行錯誤を繰り返し、イベントを開催した。来場者の半分近くが地元の人で「懐かしい」「復活してくれてありがとう」という声をかけられたという。イベントは大成功「浜焼きが持つ力の大きさ」を感じた。
<再び被災 それでも立ち上がって>
しかし、2022年3月の福島県沖地震。またも災害に見舞われる。再び多くの旅館が被災し休業を余儀なくされた。それでも、地元を盛り上げようとイベントなどで浜焼きを提供してきた。
地震から約一年。今では、週末の度に松川浦の海を前に浜焼きを販売している。
そこには頼もしい存在もできた。店を手伝うのは管野功さん甥・小山優さん「楽しいですね!やりがいがあって。お客さんが集まると、松川浦が盛り上がる。そこが一番ですね」と話す。また管野さん息子・亮くんは「パパも浜焼きを頑張ってるから、僕も大きくなったら頑張りたい」と話す。
管野功さんは「自分より下の世代が、盛り立てて頑張ろうっていう気持ちを持ってもらえると、すごく嬉しい」と語った。子ども達にも、しっかりと思いは伝わっているようだ。
<浜焼きに思いを込めて>
松川浦が誇る伝統の味・浜焼き。「松川浦ガイドの会」の皆さんにとって「浜焼き」とは?
管野功さん:「松川浦を元気にするアイテム」
井島順子さん:「松川浦の活気と仲間の笑顔」
管野芳正さん:「仲間との絆」
管野雄三さん:「文化の継承!」
久田浩之さん:「松川浦の食材と文化を一気に楽しめる」
それぞれの思いを胸に、これからも松川浦を盛り上げる。