【特殊詐欺の現場に遭遇】記者が高齢男性と電話をかわると「いまから殺しに行くぞ」

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  • Опубліковано 5 жов 2024
  • 手口が巧妙化する特殊詐欺。警察によりますと「NTTファイナンス」をかたり「未納料金が発生している」という自動音声の電話があり、その後、オペレーターを名乗る人物から金銭を要求される事案が発生しているといいます。
     こうした自動音声を利用するなど対面せずに不特定多数の人から、現金などを騙し取る特殊詐欺。去年の被害額は約360億円と8年ぶりに増加。
     警察も注意をよびかける中、先月31日、福島区にあるATMで、高齢男性が見知らぬ人物に約10万円を振り込んだとみられる詐欺事件がありました。男性は更なる金額を振り込もうとしましたが、それを未然に防いだのは現場に居合わせたABCテレビの記者でした。
    【野﨑智也記者解説】
    (Qどうして詐欺だと気付けたのでしょうか?)
     会社近くのATMでお金をおろしていると、隣の80代くらいの男性が通話しながら機械を操作していました。怪しいと思い、「大丈夫ですか?」と一言声をかけましたが「うるさい」と言われました。
     しかし、様子を見ていたら指示に従って数字を押している様子だったので、もう一度声をかけました。すると、携帯から通話相手の声が漏れ聞こえてきて、「隣の人にうるさいとお伝えください」と言っているんです。
     そこで、思い切って電話をかわってもらました。すると、かなり丁寧な言葉遣いで「りそな銀行の者なので安心してください」と言うのです。
     その時、傍らにあった「通話しながらの操作は詐欺の可能性がある。警察に通報を」というポスターが目に入りました。「一応通報させてもらう」と伝えたら、急に相手の声色が変わり…「お前が今いる場所、こっちは分かってるんだからな。今から殺しに行くぞ」と言われたんです。そこで詐欺だと確信しました。
     (Qその高齢男性は、詐欺被害に遭わずに済んだんですか?)
     声をかけた時点で、男性の手にはすでに振込用紙が2枚握られていました。10万円ぐらいの被害があったということでした。
     (Q詐欺グループたちはどうやってターゲットを見つけているんでしょうか?)
     例えば、事前に被害者の資産情報などを聞き出す『アポ電』。相手の素性、金融資産、タンス預金、貴金属類などについて聞き出します。
     詐欺組織の内情に詳しい人物によると、特に注意が必要なのがアンケートと称して情報を引き出してくるパターン。例えばアポ電で「アンケートです、100万円投資でしますか?」という質問に対し、『え!高い!』という反応なのか『まぁ100万円くらいなら』という反応なのかで線引きされているということです。
     (Q詐欺被害に遭わない為にはどうすれば?)
     ・SNSなどで出先や家を空けることが分かる投稿をしない(リアルタイム情報を漏らさない)
     ・アンケートにはすぐに答えない、書かない。
     ・郵便物は破って捨てる。
     ・知らない番号には出ず、留守電の内容を確認する。
     ・家族間で相談するルールを作る。

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