夜明けの欠片
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- Опубліковано 16 січ 2025
- 夜明け前の空に浮かぶ月が 僕らを見下ろしていた
君がいないこの景色は どこか少しだけ冷たかった
「また会えるかな?」と君が言ったあの夜
その言葉だけが、僕を夜明けへと連れて行く
欠けた言葉の欠片が 僕の心に突き刺さったまま
何度拾い集めても それは元に戻らない
夜明けが近づくたびに 僕は少しずつ涙をこらえる
だけど、光が僕の足元を照らすたびに 少しだけ前に進める
「大丈夫、君は君のままでいい」
その言葉が、僕の心を静かに温めていく
夜明けの欠片が風に乗って 僕の頬を撫でる
君の声が聞こえる気がして 何度も立ち止まるけれど
空が少しずつ青に染まるたびに 僕は新しい朝を迎える
君が見たかった景色を 僕もこの目で見届けるために
夜明けの欠片をひとつずつ拾い集めて
僕は今日も未来へと進んでいく
君がくれた言葉を抱きしめながら
夜明けが広がるこの空の下で 僕はもう一度、笑える気がする