ギリシャ神話とAD365年地中海沿岸を襲った地震・津波 大角恒雄(マルチハザードリスク評価研究部門)

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  • Опубліковано 17 лис 2024
  • AD 365年ギリシャのクレタ沖地震の再現を行い,数多くの論文から解析パラメータを絞り込み,現地に今でも残る痕跡とギリシャ神話として残る言い伝えを教訓としてとらえました。検証としては,地中海地域の様に厚い堆積層がある人口密集地域での防災リスクが懸念され,歴史地震の再現から地震と津波のリスクを示しました。手法としては,数多くの論文から解析パラメータを絞り込み,現地に今でも残る痕跡を調査し,地震・津波を再現することで,歴史地震の教訓をスーパーサイクルで繰り返される身近な巨大地震に備えることが重要です。成果として,観測された各地点の地震波形の再現は,都市部で980gal,津波は,クレタ島周辺の代表評価地点で最大水位上昇量が14。5m,低地が広がるアレクサンドリア周辺では2。4mに上昇したことが類推されました。現代では堆積層の厚い低地には,都市部が広がりっており,同様な被害が想定されることが懸念されます。
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