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  • Опубліковано 7 жов 2024
  • 石川県輪島市。今月7日に撮影したものです。
    見えてきたのは、1階が押しつぶされた建物です。
    輪島で200年の歴史がある田谷漆器店。
    輪島塗はこの震災で大きな被害を受けました。
    いま、輪島塗を再起させようというプロジェクトが
    大阪で始まっています。
    「仕事ができる環境が欲しいということだったので、うちがやっているトレーラーハウスを活用して何か協力できることがあれば。」
    トレーラーハウスで輪島塗の工房をつくろう!
    輪島塗・未来工房プロジェクトです。
    大阪・守口市の展示場で、工房に活用するトレーラーハウスとはどんなものか見せてもらいました。
    こちらは、店舗用で全長7mと小ぶりのタイプ。
    輪島へ届けるのは、住宅用で全長12mの大型です。
    メリットは、基礎工事が必要ないためスピーディで費用も安く、
    車両なので固定資産税もかかりません。
    「完全にそのため(輪島塗の作業場)だけにつくるトレーラーハウス。どうせ渡すなら そういうトレーラーハウスを渡したい。」
    現地で職人の要望を聞き、ホコリが入り込まないなど特別仕様に!
    車輪のついた骨組みの上に、オーダーメードの工房を、
    わずか2週間で完成させ、輪島に届けるという青写真を描いています。
    「職人さんが言っていたように『これから輪島の観光客に見せていきたい』ということを言うてはったので、となると、観光客に見てもらえるように中に入ったら展示品が向こうにあるみたいな。」「めちゃめちゃ(イメージを)描いてくれてますね。」
    トレーラーハウスの今井社長と話すこの男性こそ、
    プロジェクトの発起人・吉村大作(よしむらだいさく)さんです。
    大阪・鶴見区の地域新聞を作っていて、
    大阪市民にも能登半島の実情を伝えようとしています。
    「輪島市内で全壊 半壊がほとんどの中で 新しい工房が、1軒建つのはすごい意味があると思っていて。 一つの工房ができることによって、水滴が波紋で広がるみたいに一気にそこから新しい町が、また生まれ変わってできていく そんな意味がある。」
    トレーラーハウスが被災地復興のシンボルへ。
    吉村さんは資金集めに奔走します。
    知り合いの会社に募金を呼びかけること数十社。
    この日訪ねたのは、大阪・阿倍野区の文具メーカーです。
    自慢の逸品が、輪島塗のボールペンで、一本5万5000円です。
    会長自らが、デザインをしたそうです。
    「私どもファイル、バインダーのメーカーですので、ファイルしかやっていなかったんですけど、筆記具に乗り出したきっかけは、輪島塗のボールペンからなんですよね。」
    「かなり職人の方とも、お付き合い長いんですね。」「ええ、そうですね。10年くらいになりますよね。」
    実はこれ、G7広島サミットに採用されたボールペンで、
    西川会長の輪島塗への思いも強いはず。
    「なんとか応援させてもらいたいと思って、輪島塗の工房を再建するプロジェクトというのを立ち上げさせてもらった。」
    「私も輪島のボールペンの創作師として、これから万博にも大きく考えておりますので、世界に輪島塗の良さを打ち出していきたいと考えております。」
    協力してもらった募金は、ブログで状況を公開しています。
    プロジェクトの役に立ちたいと名乗りをあげた、こんな人もいます。
    美術家のユリヤさんです。
    実は、ユリヤさん、
    戦禍が激しくなったウクライナから、
    2022年6月に日本へ避難してきました。
    多くの日本人に支援してもらった中の1人が、吉村さんです。
    現在、ある作品の制作が佳境を迎えています。
    「この作品のコンセプトは、細かい愛という字で日の丸をつくる。」
    災いや戦争の世界を、愛で溢れた心で太陽のように照らしたいと願いを込めました。
    「私の気持ちは恩返しとして できるだけ、輪島塗という伝統工芸を復興するのを助けたい。 日本人の方々の痛みは私の痛みです。」
    ユリヤさんは、思いを込めた作品をネットオークションにかけ、
    その収益をこのプロジェクトに寄付するのだそうです。
    昨日2月11日から始まったオークション。2月17日が最終日です。
    さて、発起人の吉村さんが一番大事にしていることが、
    被災地の思いです。
    タッグを組んだのは、…あの漆器店。
    七人の職人を抱える田谷漆器店です。
    まだ32歳と、若い田谷代表とオンラインで何度も会議を重ねました。
    「今回は復興というのがテーマにあって、 この地震でいろんな人が注目して下さっているのに、商品力が兼ね備わっていないと、なかなかせっかくのチャンスを生かしきれない。チャンスという言葉を使ったが、僕の周りにも亡くなった人はいますし、家族を亡くされた方もいらっしゃるので、チャンスという言葉を使っていいのかと思うが、この苦しい時に注目されているのは間違いない。」
    多くを失った今回の地震。
    絶望の中に必死に希望を見出そうとしています。
    この日、会議に参加したのは、
    大手生活設備メーカーTOTOなどで活躍するデザイナー、
    ビューリーさんです。
    「輪島塗と聞くと、黒の漆に金の加飾で、ただ売り上げ下がっているって納得できる。僕自身、そのままのモノを家に置こうと思うと、あんまりマッチしなくて。もっと何かできることがあるんじゃないかと思うので、色味を変えたりとか、質感を変えたりとか、そういったのはぜひチャレンジしていきたい。」「ぜひぜひ。」
    吉村さん。全国のデザイナーと輪島塗をつなげようとしています。 
    「未来につむいでいくような支援が理想と思っているので、未来に紡ぐという視点から逆算して、プロダクトデザイナーさんとアレンジしたりとか、工房を建てるとか、やっぱり工房がないとモノってでき上がらないので何も始まらない。」  
    まだ、輪島への道路事情は悪く、
    船でトレーラーハウスを搬入する方法を探っています。
    震災前に戻るだけではなく、
    失われたいまだからこそ、新しい輪島塗を生み出す。
    創造的復興の芽生えです。
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