小野舞純 国連事務総長室 シニア・オフィサー 「国連と日本人」⑤ 2016.3.24

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  • Опубліковано 23 бер 2016
  • Masumi Ono, Senior Officer, Executive Office of the Secretary-General, United Nations
    国連事務総長室で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を担当する小野舞純(ますみ)氏が会見し、記者の質問に答えた。
    司会 宮田一雄 日本記者クラブ企画委員(産経新聞)
    www.jnpc.or.jp/....
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    記者による会見リポート
    「日本人女性のおとなしさ」も武器に?
    国連事務総長室でただ一人の日本人幹部職員として、2014年から、「持続可能な開発目標(SDGs)」作成を担当して、まとめあげた。SDGsは昨年9月の国連総会において全会一致で採択され、今年1月から実施されている。「国連勤務の20年間で一番大きな仕事だった」と振り返る。
    国連は2000年、極度の貧困と飢餓の撲滅など達成すべき8つの目標を掲げた「ミレニアム開発目標(MDGs)」を作成した。SDGsは、このMDGsを引き継ぐものだ。
    小野さんによると、MDGsは目標数値を設定したことで達成の度合いを具体化できるようになり一定の成果をあげることができたが、対象が途上国だけに限定されていた。そこで後継のSDGsでは先進国全体を対象にして課題を設定した。そのため、項目数はMDGs時代の8から、「ジェンダーの平等」「クリーンエネルギー」「貧困撲滅」など17に増えた。
    「国連は大きな組織で、ちょっとでも違うことをやろうとすると大変です。正しいことを貫くにはタフさが必要。これは上司から学びました」「海外では『日本人女性はおとなしい』と思われています。交渉では、最初なめられた方が、途中でバーンと攻勢に出た時に相手が驚いて引くことがあるので、おとなしいイメージは有利かも」と笑う。国際機関で生き抜くタフさは、すでに十分備わっているようだ。
    今年は、国連事務総長が交替するため、次期事務総長がだれになるか、はやくも下馬評が出始めている。国連職員の間では、「次は女性が事務総長になるのでは」との観測が流れているとか。「職員は、『Sheが来た時は』なんてウワサしていますよ」
    日本記者クラブ事務局長
    土生 修一

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