武家屋敷がホテルに!第2弾6月開業 鹿児島・出水市 (23/05/24

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  • Опубліковано 16 вер 2024
  • 国内最大級の規模を誇る鹿児島県の「出水麓武家屋敷群」では2022年、武家屋敷を改装したホテルが開業しました。その第2弾として6月、新たな建物がオープンします。空き家だった武家屋敷が、その風情を生かしたまま新たにどんなホテルに生まれ変わったのでしょうか。一足早くのぞいてみました。
    江戸時代、今の熊本県に位置する肥後の国との国境を守る要所として整備され、現在でもおよそ150戸の武家屋敷が残る出水市麓町の「出水麓武家屋敷群」。その広さは東京ドーム9個分に相当するおよそ46ヘクタールで、武家屋敷群としては国内最大級の規模を誇ります。その一方で近年では、空き家の増加が地域の大きな課題になっていたといいます。
    そんな空き家を新たな観光資源として生かすための取り組みが進んでいます。
    2022年、武家屋敷を改装してオープンしたホテル「RITA出水麓宮路邸」です。6月からは新たに、改装を終えたばかりの2棟が加わり、フロントとホテルの建物が離れた分散型の武家屋敷ホテルとしてオープンします。
    新たに加わる2棟のうちのひとつが築およそ120年の「土持邸」です。「土持邸」は空き家だった期間が長くシロアリなどにより傷みの激しい状態でした。廃屋状態となっていた武家屋敷ですが、建物内の壁や天井は当時の物が生かされた造りとなっています。
    改装にあたっては腐食した柱のうち、傷んだ部分だけを取り換えるなど、従来の建物をなるべく生かして再生。それぞれの個性を生かしたタイプの違う2つの客室を用意しました。
    また、建物の特徴でもある広い土間や水回りのタイルの一部は、あえてそのまま残すことで客室の魅力として機能しています。
    RITA出水麓を運営 株式会社いづる・小野由貴取締役
    「ここの部屋の一番の特徴がここの流しと、もうひとつお風呂があるんですが、そこは残したいという意向を施工会社に伝えて残してもらいました」
    さらに今回改装されたもうひとつの武家屋敷、築およそ100年の「加藤邸」では建物1棟を丸々貸し出すプランを用意。武家屋敷特有の広い空間が楽しめる室内は建設当時に素材を採取した地元の米之津川の砂を使うなど、改装にあたっては建築材にもこだわりました。
    工事を手がけた地元の建設業者も、歴史ある武家屋敷の価値を損なわず、新たな観光資源としてよみがえらせたことに手応えを感じています。
    土持邸を改装 道添建設・米澤純一現場監督
    「使えるところを選んで、使うところを一番気を使って行いました。大事な観光資源でもあり、歴史的価値がある建物群なので、そういうところの工事に携われたのは、すごく光栄に思います」
    このように武家屋敷がホテルに生まれ変わった背景には行政の後押しも。空き家だった武家屋敷を再生させて付加価値のある「稼げる」観光資源にする取り組みを支援するとして改装費用には、観光庁の補助金を活用。
    また出水市も2020年に都市計画を見直し、武家屋敷群の麓地区で宿泊施設の開業を認め、ホテルのオープンに向けた環境を整備しました。
    出水市・椎木伸一市長
    「趣はしっかりと守りながら、新しい手法で地域を創生していきたいということで、地域が、武家屋敷を含め、この魅力が増していけばという取り組みをしています」
    このように官民一体となって進む武家屋敷を観光資源として生かす取り組み。2022年、先行して開業したホテルは、2023今年のゴールデンウィークは予約で満室になるなど、好調な出足を見せています。
    宿泊客(大阪から)
    「鹿児島で調べていたら、武家屋敷というのが出てきてすごい風情があってここにしました。ケータイも触らないぐらい、ゆっくりとした時間を過ごせたので良かったかなと思います」
    静寂の中でゆっくりと流れるぜいたくな時間が味わえる武家屋敷ホテル。新たな2棟のホテルは6月2日開業です。
    RITA出水麓を運営 株式会社いづる・小野由貴取締役
    「チェックインをした後に、加藤邸、土持邸に移動していただくんですが、その間のまち歩きも楽しんでいただけらと思っております。外の音を聞きながら静かに過ごしていただきたいのと、街の人とお話する時間を楽しんでいただけたらと思います」

КОМЕНТАРІ • 2

  • @tj5835
    @tj5835 Рік тому

    私の祖母が小学生の時まで住んで出水の武家屋敷に住んでいました。この秋、出水市にある祖母のお墓参りに行った後、泊まりに行きます。楽しみです。

  • @みなみの島のカメハメハ

    地元なので、嬉しく思います!