ジオグラフィックとやま 『夏の称名滝』【2021/8/13】

Поділитися
Вставка
  • Опубліковано 11 вер 2024
  • 富山の身近な自然や人の営みを映像で綴るシリーズ「ジオグラフィックとやま」。
    今回は日本一の落差を誇る、立山、称名滝です。
    称名滝の横にみえるハンノキ滝。雪解けの時期や大量の雨が降った後にしか現れない幻の滝とも言われます。この日の水量は十分、滝壺から、いくつもの水煙があがります。
    風変わりなカメラを構える人も・・・。
    まさに風景との出会いは、一期一会。滝壺付近からは見えない称名滝の2段目、八郎坂を登って、滝の全容が見える展望台へ向かいます。
    八郎坂では、貴重な植物を見ることが出来ます。暗く湿った岩穴を覗いてみると・・・ありました。岩穴のなかで黄緑色に発光するヒカリゴケです。
    ヒカリゴケは、世界に1種類しか存在しない原始的なコケ植物、大気汚染や乾燥化など僅かな環境変化でも枯れてしまい、絶滅が危ぶまれている貴重な植物です。
    登り始めて、およそ1時間、標高1270メートルの展望台に到着です。
    称名滝の全容が見えます。滝壺付近では見えない滝の2段目。4段から成る、落差350メートル、日本一の大瀑布です。
    3段目の滝壺の左側に見える岩盤がえぐられた跡。太平洋戦争中、電力を補うために水力発電用の取水施設を作るために掘削されたといいます。
    終戦から70年以上たった今もはっきりと刻まれた「戦争の爪痕」。
    掛け替えのない大自然と歴史を刻む、夏の称名滝です。

КОМЕНТАРІ •