熱帯夜とは「夜間の最低気温が25℃以上」夜間とは何時から何時まで？気象予報士が解説【佐賀県】 (24/07/05

テーマは「熱帯夜」についてです。
先週末から暑い日が続いていて、夜も気温が下がりにくく暑い日が続き、熱帯夜となった日がありました。4日は全地点で熱帯夜となりました。
そもそも熱帯夜とは何かと言いますと、気象庁の用語集で調べると夜間の最低気温が25度以上となります。
この夜間とは何時から何時までだと思います？
【キャスター】
18時～翌朝の6時までくらい？
【甲斐気象予報士】
これも用語集で調べましたけど、「夜」とだけ表記してあってあいまいでした。このことから熱帯夜とはちゃんとした定義がなく猛暑日や真冬日などとは違って統計がありません。
統計としてはないですが、7月の熱帯夜日数、1日で25度を下回らなかった日を定義として年別で調べてみました。
一番多かったのは2017年で、25日もありました。ひと月のほとんどが25度以上ということで、かなり不快な7月だったんではないでしょうか。
【キャスター】
夜暑いと寝苦しくなりますよね。
【甲斐気象予報士】
睡眠の質も落ちますし、夜間に熱中症になることもありますので、注意が必要ですね。対策としては、寝る前にコップ1杯分の水分を摂るようにしてください。我慢せずに冷房を使いましょう。28度以上に設定して、扇風機で循環するといいでしょう。また、冷房が嫌いという方は除湿にするだけでも効果がありますので、試してみてください。
【キャスター】
まだまだ暑い日が続きそうですか？
【甲斐気象予報士】
6日 土曜日は雲が目立ち、午前中はにわか雨に注意しましょう。
7日 変わりやすい空模様です。最高気温は34度と厳しい蒸し暑さとなるでしょう。熱中症対策をおこなってください。
月曜日から火曜日にかけて雲が多くなり、水曜日以降は雨が降りそうです。最低気温は25度以上の日が多いでしょう。寝苦しい夜が続きますので、涼しい環境を整えましょう。