荒絵理子 こうもり変装曲 Die Fledermaus Paraphrase / ARA Oboe Solo

Поділитися
Вставка
  • Опубліковано 2 кві 2018
  • ファースト・アルバム  荒絵理子オーボエ・ソロ!
    このCDは、東京交響楽団の首席オーボエ奏者、荒絵理子の満を持したファースト・アルバムで、委嘱作の「こうもり変装曲」を含む7作品が収録されています。
    まずタイトル曲のひとつドビュッシーの有名な「月の光」をピアノではなく、オーボエの音色で独特の幻想感をかもし出します。
      オーボエのオリジナル作品は決して多くはありませんが、次の2曲目からの3作品はオーボエのためのオリジナル作品で、2曲目のカリヴォダの「サロンへの小品」はオーボエ奏者がしばしば取り上げる名曲です。カリヴォダはボヘミアの作曲家で、若くしてプラハ歌劇場管弦楽団でヴァイオリニストを務める傍ら、21歳から43年間ドナウエッシンゲンの宮廷楽長をつとめ、数百に上る作品を残しています。3曲目はシューマンの代表作のひとつ「3つのロマンス」で、妻クララへのクリスマス・プレゼントだと言われています。ヴィオラ、クラリネット、チェロでも良く演奏されますが、元はオーボエのためのオリジナル作品です。
     4曲目はドニゼッティの20代前半に作られたオーボエ・ソナタ。後にオペラ作曲家として大成することを予感させる、歌に満ち溢れた作品です。
     続いて荒絵理子が大好きなオペラから2曲。ドヴォルザークの歌劇「ルサルカ」の“月に寄せる歌”は、ソプラノのための数あるオペラ・アリアの中でも特筆すべき美しいアリアで、もうひとつは、荒絵理子が愛するオペレッタ、J.シュトラウス2世の喜歌劇こうもり」。この曲から生まれた編曲、パラフレーズはいくつもあり、作曲者自身も「こうもりのカドリーユ」という名のメドレーを書いていますが、この「こうもり変装曲」は荒絵理子がピアノと編曲の才人、山洞 智(さんどう さとし)に委嘱した作品であり、「シャンパンの歌」、アリア「侯爵様,あなたのようなお方は 」など誰もが知っている「こうもり」の名場面が巧みにつなぎ合わされながら独自の構成を施し、聴き手を飽きさせません。まさにオーボエの魅力満載でこのCDのハイライトといえる曲です。
     最後は1997年夏に公開された、映画「もののけ姫」から“アシタカせっ記”。久石譲の作品で郷愁を誘う調べを、荒がオーボエ1本で奏でています。
    アシタカは主人公の名前で、「せっ記」とは人々が語り継いだ伝聞(口伝)の意味です。
    1.ドビュッシー (1862-1918) arr.Satoshi Sando
    月の光
    2.カリヴォダ (1801-1866)
    サロンのための小品 作品228
    3.シューマン(1810-1856)
    3つのロマンス 作品94
    4.ドニゼッティ (1797-1848)
    オーボエ・ソナタ ヘ長調
    5.ドヴォルザーク (1841-1904) arr.Satoshi Sando
    月に寄せる歌 〜 歌劇「ルサルカ」
    6. J.シュトラウス2世 (1825-1899)/山洞 智編
    こうもり変装曲 オーボエとピアノのための
    7. 久石 譲 (1950- ) arr.Ippei Inoue
    アシタカせっ記(映画「もののけ姫」から)
    荒 絵理子(オーボエ) 山洞 智(ピアノ)
    N&F CD:MF29001 定価:2,800円+税
    録音: 神奈川県立相模湖交流センター 2017年1月26、27、29日
    三鷹市芸術文化センター「風のホール」 2017年3月14、15日
    ◎「こうもり変装曲」タイトルについて
    「こうもり変装曲」は荒絵理子が山洞智へ委嘱したオーボエとピアノのための新作です。
     欧文タイトルは“Die Fledermaus Paraphrase”。Paraphraseには「楽器を置き換える」という意味がありそこからの連想と、第2幕の夜会のシーンにロザリンデの「変装」の場面があることから、日本語タイトルを「こうもり変装曲」としました。
    「 アカデミア・ミュージック株式会社 / 風の音 」より楽譜が出版されます。
     1.こうもり変装曲(J.シュトラウス2世作曲/山洞 智編)
     2.アシタカせっ記(久石 譲作曲 arr.Ippei Inoue)
    ◎荒絵理子プロフィール
    東京音楽大学卒業。2002年第19回日本管打楽器コンクール第4位。2004年第73回日本音楽コンクールで第1位(審査員満場一致)、併せて岩谷(聴衆)賞、E.ナカミチ賞を受賞。2009年度第20回出光音楽賞受賞。2010年度市川市民文化芸術賞奨励賞受賞。N響アカデミー生を経て、2009年より東京交響楽団首席を務める。
    ソリストとして新日フィル、ニューフィル千葉(現千葉交響楽団)、セントラル愛知響、九響、東響、東京シティ・フィル等と共演。
    幼い時より音楽教師である両親の影響で、ピアノ、ヴァイオリンを習い、フルート、打楽器にも親しんできたが、中学校の吹奏楽部顧問の勧めで名前も知らなかったオーボエを始める。似鳥健彦、和久井仁、東京音楽大学で宮本文昭に師事。卒業後、小林裕、広田智之に師事。
    2002より7年間、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトⅢ〜Ⅷに参加。水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ松本フェスティバル)、ドイツ・バッハ・ゾリステンにも参加した。
    2013年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生として1年間ドイツ留学。
    2016年2月テレビ朝日系「報道ステーション」生中継でオーボエ独奏。
    現在、東京交響楽団首席オーボエ奏者の他、横浜シンフォニエッタ、ナガノ・チェンバー・オーケストラ、東京六人組のメンバーとしても活躍し、五嶋みどりが理事長を務めるミュージック・シェアリングで全国各地の学校を訪問している。

КОМЕНТАРІ • 6

  • @kinnkanntei
    @kinnkanntei 4 роки тому +2

    東京交響楽団のオーボエセクションには、いつでも安心して身を委ねられます(^^)
    そりゃそうです、こんなにすてきな音楽を届けてくれるひとたちなんですから!

  • @yuna_1004
    @yuna_1004 2 роки тому +1

    この伸びやかな音色大好き……!
    私も吹けるようになりたいなあ……

  • @prof.h.okumura3185
    @prof.h.okumura3185 Рік тому

    これは素敵です。
    荒先生の演奏を聴くのももちろん、オーボエ吹きの端くれとしては自分でも演奏してみたい!

  • @user-gp1sc3py1c
    @user-gp1sc3py1c 6 років тому +3

    「こうもり」は私も大好きなオペレッタです。こうもりの「序曲」にも殆どのたいせつな曲が入っていますが、この「こうもり変装曲」はオーボエの音色にピッタリで実に楽しく編曲されていて、素晴らしかったです。演奏も自然体でとっても素敵ですね!

  • @user-id5hi9hc7d
    @user-id5hi9hc7d 5 років тому

    素敵です!
    中学の時コンクールでやりました!
    1年生でコンクールに出れたのが3人だけで、先輩だらけの緊張感の中で頑張った思い出☺️

  • @user-rg7et4or3i
    @user-rg7et4or3i 4 роки тому

    実に美しい音色ですね。私も、老後の楽しみでやっていますが、難しいです