松村 禎三 詩曲一番 〜尺八と箏のための〔1969〕

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  • Опубліковано 6 лют 2025
  • 松村 禎三 詩曲一番 〜尺八と箏のための〔1969〕
    演奏 尺八:黒田鈴尊 十三絃箏:吉澤延隆
     万博松下館B棟のための曲《詩曲》は茶室で裏千家の方たちが抹茶をたてているところに鳴るものである。曲は邦楽器によるものをという要請を受けて、十三絃の箏と尺八の二重奏曲として書いた。
     私にとっては邦楽器による作曲は初めてのことで、邦楽の古典の発想にできるだけ近づこうと意図した。箏に野坂惠子氏、尺八に青木静夫氏を得て、その二人に大きく触発された。
    (「音楽芸術」グラビアより 1970)
    Profile: 1929-2007年。京都市生まれ。旧制第三高等学校理科卒業。ピアノを高橋恒治に、和声を長広敏雄に学ぶ。’49年東京に移り、作曲を池内友次郎、伊福部昭に師事。’55年「序奏と交響的アレグロ」が毎日音楽コンクール作曲部門第1位を受賞し、その後次々と作品を発表する。’78年サントリー音楽賞の受賞を機に、サントリー音楽財団からのオペラの委嘱を受ける。自ら台本も手掛け、13年余をかけて作曲したオペラ「沈黙」(遠藤周作原作)が’93年に初演され、新しい日本のオペラの誕生と大きな話題となった。強いエネルギーを秘め、流行に左右されない独自の個性を持つ作曲家として、国際的にも高い評価を受けており、’94年のニューヨークにおけるミュージック・フロム・ジャパンで松村作品の特集が開催された。’88年10月サントリー音楽財団コンサート〈作曲家の個展「松村禎三」〉が開催され「交響曲第2番」が初演された。また、映画音楽、劇音楽の分野でも優れた多くの仕事をしている。東京藝術大学名誉教授。主な受賞歴。’68年第17回尾高賞「管弦楽のための前奏曲」、’73年文化庁芸術祭優秀賞「ピアノ協奏曲第1番」、’78年第27回尾高賞「ピアノ協奏曲第2番」、サントリー音楽賞、’90年紫綬褒章、’94年毎日芸術賞、都民文化栄誉賞、モービル音楽賞、京都音楽賞大賞。
    アプサラス第11回演奏会 松村禎三作品と会員作品
    2024.12.16mon.19:00開演(18:30開場)東京文化会館小ホール
    主催 アプサラス
    録音:磯部英彬
    撮影:薮田翔一

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