【生存航路】※これはとても大事な物語です【アークナイツ/考察/感想/arknights】
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- Опубліковано 16 гру 2024
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今回のボスとケルシーの一節で「文明なくして存続は語れん」と「存続なくしてどう文明を語るの?」というのが、とにかく相容れない平行線という感じで良かったですね。
文明と存続…難しい問題だなぁ
@@HAYAKUCHI_T 作中の言葉を使うなら「生命の存続」vs「文明の存続」ってトコですね。
個人的にはエーギルの国がローマがモチーフなのもあるけどガリバー旅行記のラピュタを想起しましたね
彼らの傲慢さが"自然を含めた万物は自分達霊長によって管理出来るしまた管理されるべきである"という所から来てそうで
ガリバー旅行記…そうか、なるほど!
ほんと、完全にローマでしたね。
どっちかというと東ローマ。皇帝が居ない点では異なりますが 執政官による統治。人間主義、古代文明の継承国家。
そして、現在の執政官の名前が「クレメンティア(寛容、赦すこと)」ってのがホント ぐっと来ましたね。
自分はカジミエーシュでのソーナやライン生命でのサイレンス、海関連ではジョディとアイリーニが主人公として描かれていてとても好き。彼らのような力なき存在でも諦めずに出来ることを探して実行する先に文明の存続がある気がする。
確かに、彼らこそ希望を感じさせる存在だよね。
生存か存続か というのは少し異なるかなと感じることがあります。というのも、「生存」も「存続」というのも……「熱力学第二法則に背いて、存続しようとする。」という “生命現象” 観点では同じ意味であるからです。
であれば、作中においてマルトゥスが言っていた『 “生命の存続” :BP-7 』、ケルシーたち『 “文明の存続” 』は何が違うのかが争点になると思います。(おそらくは、この二点を指して「生存」と「存続」という風に 言い表していたと思いますが……)
前者が、「生存競争」を主体にした存続であるのに対し…… ケルシーは それを前提にして「生物の“共有派生形質”たる“文明”も含めて存続させる」という文脈で違いが出てくるかと思います。
ただ生きるだけ……「生物が生きるだけ」なら人類は滅びてもかまわない。草木か細菌が生きていれば それは「生命として存続した」と言える。
マルトゥスの言う「生命の存続」では 生命は存続できても「人類が築いた文明は、存続しえない。」ことになる。
もっと言うなら、別の生命体が ある生物の歴史や 痕跡をかき消し 蹂躪しても「いい」というのを認める点で 異なる。
ケルシーの主張は「人類という生命体が 進化の末に獲得した“文明という形質”もまた 遺すべきだ。」と言い換えることができる。
「文明」という生物の“形質”。人類が、獲得した生物としての“形質”たる「文明」を遺すか否か?
これもまた、人類を生命体として見た場合「進化の岐路」であると言える。
生物が進化して、獲得した「新しい特徴」を 退化によって棄てるか 子々孫々に遺してゆくか?
ケルシーの主張を、生物の目線 ひいてはマルトゥスたちシーボーンの目線で語ると、こういう意味になると考えます。
マルトゥスは「文明」というものに価値を感じることは無いようです。
一方で、ケルシーは「文明」というものに価値を感じていて これは子々孫々に受け継がれ 人類という“群れ(遺伝子プール)”に“共有されるべき”であると考えている。
この点はドクターや、エーギル人も同じで……遺伝子によらない情報伝達手段でもあるため 非常に有用であることを認めている。
という部分が『“生命の存続”』と『“文明の存続”』の違いであると考えられる。
一見すると同じに見えるが、生物の観点から見ると このような違いが出てきます。
また、動画内でもおっしゃってましたがケルシーたちは「生き残った、さらに先」を見据えて「生存」だけでは足りないと考え 文明もセットで存続させるべしだと考えているようです。(まぁ、シーボーンたちが元々 オラクルたちの“テラフォーミング用人工生命体”に端を発しているなら仕方ない結論です。)
蛇足ですが、深海教会が「異端」とされる理由が克明に描かれていました。
マルトゥスは、カール・マルクスの学術論文にあるように『宗教は、人間が生きてる限り自然発生する』という原則を熟知していて……。いわゆる、時代の変化によって価値観が変化し 社会不安が増大し 「既存の価値観、尺度が意味をなさなくなる状態」において……新興宗教が生まれる。
そうでなくても、人類が「未知」と遭遇した際に 一切のヒントも手がかりもない状態で その「未知」に対峙した際に「宗教は自然発生する」というのを、作中で余すところなく説明していました。
これは、知的生命体が 知的活動を行ううえで「必然」として宗教は自然発生するという原理を……“逆手にとる”ことで深海教会の信者を増やしている。現在のカルト教団にすら通じる理屈です。
現実世界における「異端」も、どのように発生し退治されてゆくかの歴史は古いです。
良い比較の例として、グノーシス主義的教義の一派である「アルビジョワ派」の討伐などが とてもいい例であり…… このような異端の発生のモデルをモチーフに作ったのではないか? ってくらいにはリアリティがありました。
グノーシス主義もまた、統一された組織でもなんでもなく「ただ、キリスト教にわかあるある」で自然発生しうる範囲の教義解釈の「誤解」です。
しかし、それが「異端」となっていく背景には 当時の社会不安などが非常に深くかかわってくる。
今回のミリアリウムにおける深海教徒たちもまた「異端というレッテル」で区別された人たちだったのが 興味深かったです。
深い洞察👍️
@HAYAKUCHI_T ありがとうございます。
結局マルトゥスが語る シーボーンによる存続は「シーボーンの力を絶対視している。」という前提ありきの論理です。
シーボーンが絶対的な解決策であるという、ある種の妄信がある。
オラクルや、ケルシーたちのような旧文明サイドからすれば「シーボーンたち、テレフォーミング用人工生命」すらも「ひとつの手段」にすぎず……「万能な解決策」ではないのです。
このような、規模のデカさに 頭がバグったマルトゥスの思考を ドクターたちは「考えを辞めた」と見たわけですね。
仏教で言う『断見』 キリスト教でいう『偶像崇拝』 マルクス哲学でいう『虚偽の意思』などに通じ……宗教とカルトを分ける分岐点になるものです。
「欲望を無限肯定してくれる、絶対的存在への妄信」。
カルト宗教、つまりは『異端』とされるモノたちの根源たる思考パターンです。
いかに、知識はあれども それを「正常に運用できるない」ならば それは愚者なのです。
ケルシーも深海教徒を、今回のストーリーで「愚者」と断じていますね。
マジで続きがもっと読みたすぎるイベントだった...
また早く海イベこないかな..
去年のクリスマス。空想の花庭で描かれた、種族の差異をなくそうとするために、みんなでシーボーンになることを画策した黒幕を思い返しました(白い布に包まれたアレも一緒に)
社会的な差異によって共同体の優劣混じった人々が引き裂かれそうになるのを、シーボーンになって差異を無くすためにすがろうとしていました。
今度のイベントは逆に優れた人々が個を無くそうとするシーボーンを、脅威として問答無用に殲滅して抗おうとする。劣等失くして優生はなく、また優生と平等は相容れることはないようにも感じました。
現実社会にも通ずるテーマ
考察乙です。
存続と文明どちらを上とするか……というニワトリと卵みたいな平行線な会話でしたね。
最後のエピローグ、エーギルが陸地文明にまさかの最短距離で支援を取り付けようとしてて……これは傲慢!ってなりましたw
最後にシラクーザのマフィアが観てた映画は多分スズランのパパとママがモチーフの映画なんだろうな〜と感じました。
エーギルは色々と問題児ですよね…
最後のシラクーザマフィアのやつ。完全に、大陸であったシラクーザイベントの予告ですよね。(異格ラップランドのイベント)
最近アークナイツったら、ママン成分盛ってきたなwww 次の海話はクレメンティアが改造受けて新アビサルハンターとして実装されると見た!
新アビサルハンターほちい