【『新古今和歌集』より「年の暮れの和歌」7選を解説します】
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- Опубліковано 28 гру 2023
- 今回は『新古今和歌集』に登場する年の暮れの和歌をご紹介します。
『新古今和歌集』は8番目の勅撰和歌集で、鎌倉時代初期に成立しました。
後鳥羽上皇の命により作成されたもので、撰者は源通具(みちとも)、藤原有家(ありいえ)、藤原定家(ていか)、藤原家隆(いえたか)、藤原雅経(まさつね)、寂蓮(じゃくれん)の6人です。歌の数は、約2000首で、撰者のほか西行・慈円・藤原良経・藤原俊成・後鳥羽院・式子内親王など当代の有名歌人の歌が収録されています。繊細で優雅な調べが追及され、また耽美的・ロマン的・情趣的とも言われる『新古今和歌集』のその歌風は「新古今調」といわれ、「万葉調」・「古今調」と並び称されています。
①歳暮に人につかはしける 西行法師
おのづから いはぬを慕(した)ふ 人やあると やすらふほどに 年の暮れぬる
(巻第六冬歌 691)
②年の暮れによみ侍りける 上西門院兵衛
返りては 身に添ふものと 知りながら 暮れゆく年を なに慕ふらん
(巻第六冬歌 692)
③皇太后宮大夫俊成女
隔てゆく 世々の面影 かきくらし 雪とふりぬる 年の暮れかな
(巻第六冬歌 693)
④俊成卿家十首哥よみ侍りけるに、としのくれの心を 俊恵法師
嘆きつつ 今年も暮れぬ 露の命 生けるばかりを 思い出にして
(巻第六冬歌 695)
⑤百首哥たてまつりし時 小侍従
思ひやれ 八十(やそぢ)の年の 暮れなれば いかばかりかは ものは悲しき
(巻第六冬歌 696)
⑥寂蓮法師
老いの波 越えける身こそ あはれなれ 今年も今は 末(すゑ)の松山
(巻第六冬歌 705)
⑦千五百番哥合に 皇太后宮大夫俊成
今日(けふ)ごとに 今日や限りと 惜しめども またも今年に あひにけるかな
(巻第六冬歌 706)
#新古今和歌集#和歌 - Навчання та стиль
初めてコメントさせてさせていただきます。いつも楽しみに拝聴しています。
解説したくださった歌を文字にでも表してくださっており、大変ありがたいのですが、
目が悪いので解説の後にもう一度その歌を朗詠していただけると大変ありがたいです。
ご一考いただければ幸いです。
どうか良いお年をお迎えください。
コメントありがとうございます。
貴重なご意見ありがとうございます。動画作成の参考にさせて頂きます。
よいお年をお迎えください。
お忙しい中ご返信くださりありがとうございます。
どうかよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。@@tankaichigoichie
いつもありがとうございます🙇
新古今和歌集は、
百人一首の歌人がたくさん関わっているので、注目しております。
何と言っても、後鳥羽上皇の勅撰和歌集ですものね❤
コメントありがとうございます。
百人一首も『新古今和歌集』も藤原定家が撰者ということもあってか、多い気がしますね。
後鳥羽上皇のプロデューサーとしての力も注目です。
でも、後鳥羽上皇が注文を多くつけるので、撰者は大変だったとか。
@@tankaichigoichieさん
「末の松山 波も越えなむ」は、
・百人一首42番、本歌取り
・源氏物語「須磨」で本歌取り