石破茂首相とドナルド・トランプ米大統領握手せず、降壇 1兆ドルの対米投資とアラスカ州からの天然ガス輸入でご機嫌取り?
Вставка
- Опубліковано 8 лют 2025
- 7日、日米首脳会談が終わりました。米国を訪問した石破茂首相は7日(日本時間8日未明)、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と初めて会談しました。首相は大統領に対米投資を1兆ドル(約150兆円)規模まで拡大させることや、米アラスカ州から日本へ液化天然ガス(LNG)輸出を増やすことで合意し、エネルギー安全保障の強化に向けた協力も確認しました。両首脳は会談後に共同記者会見を開き、石破首相は「日米関係の新たな黄金時代を築きたい」と述べました。
産経新聞によりますと、石破首相は会見の冒頭、「我が国の対米投資は5年連続して世界一だ」と述べ、日本が米国の雇用や経済に良い影響を与えてきたことを強調しました。
トランプ大統領はUSスティールの買収問題について「買収ではなく、投資だ」と述べ、今後の解決に含みを残しました。経済分野でも日米が今後、AI(人工知能)や量子コンピューター、半導体の分野で協力することで合意し、中国への経済的な圧力に一致して協力することを確認しました。
トランプ氏は会談の中で、幅広い貿易相手国・地域を対象とする「相互関税」と呼ぶ新たな関税措置を来週、発表すると表明。日本がこの措置から除外されるかは、明言しませんでした。石破氏は追加関税を課された場合の報復関税措置の可能性を問われると「仮定の質問にはお答えしませんというのが、日本の国会の定番の答弁です」と煙に巻きました。トランプ大統領は「良い答ですね」と言ったものの、石破首相と握手せずに降壇しました。
日本での評価は概ね良いものでした。期待値が低かったので、余計に安堵した部分が関係者にはあったのでしょう。
トランプ大統領は関税を明言しませんでしたし、ガザ地区の避難住民を例えば数千人規模で引き受ける、といったような「無茶ぶり」な合意はありませんでした。
それでも会見中にトランプ氏は安倍晋三と元首相の名前を3回も挙げ、石破首相と安倍さんについて話をした、と述べました。
印象としては、最悪の事態は免れた。安倍さんらの遺産と大人の対応を見せたトランプ氏に助けられた。また外務、防衛両省と首相官邸で、夜遅くまで協議した甲斐があったともいえます。しかし、トランプ大統領が石破氏に好印象を持ったかは疑問符がつきました。