“一瞬の美” 2秒で決着がつく飛込競技 日本一に輝いた高校生「神田新」選手【佐賀県】 (23/06/14

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  • Опубліковано 20 жов 2024
  • 今回はオリンピック種目の中でも競技開始から2秒で決着がつくと言われる「飛込」の話題です。
    佐賀市に世代別の日本一に輝いた男子高校生。
    プールに飛び込む競技ですが、水に触れない練習が彼の飛躍を支えていました。
    勝敗が決まる時間、2秒。
    宙返りやひねりの演技で魅了する「飛込」です。
    【神田新選手】
    「2秒の中で動作の色々なことを意識しないと決めることはできない“染み込むまで飛ぶ”」
    インターハイの頂点を狙う少年を支えるのは“水に触れない”練習でした。
    佐賀市にあるSAGAアクアの飛び込み場で練習に励んでいる佐賀ダイビングクラブの神田新選手16歳。
    【神田新選手】
    「ノースプラッシュって水しぶきが立たないような演技を出したら会場が沸いて歓声が聞こえる時にすごく嬉しい」
    飛込は大きく2種目。
    高さ10メートルの台から踏み切り、ダイナミックな演技が魅力の「高飛込」
    板の弾力を利用して優雅に宙返りなどを披露する「飛板飛込」です。
    技の美しさはもちろん、水しぶきを抑えて入水できるかも重要なポイントになります。
    【原口進也コーチ】
    「つま先の位置と顎と胸締めれば決められるから。つま先伸ばしながら入ってる」
    小学4年生の頃から指導している原口コーチは神田選手について「高飛込が強み」と話します。
    【原口進也コーチ】
    「世界のジュニアの子たちと同じレベルで3回半後ろに回る大きな失敗がなく、ちゃんと景色を見ながら入水できるのが強み」
    高校生の年代でもかなり難易度が高い後ろ宙返りの演技。
    神田選手は去年開かれたジュニアオリンピックでも…3回転の後ろ宙返りを成功させ、世代別の日本一に輝きました。
    飛躍を支えるのは今から半年前に始めた“ある練習”に隠されていました。
    【橋爪和泉記者】
    「プールでやらないんですね」
    【原口進也コーチ】
    「プールで飛ぶ前に動きを作ったり感覚を養ったり練習をしてからプールに入る」
    今年1月。
    室内の練習場に神田選手の姿がありました。
    まるで体操選手のように何度も宙に舞い上がります。
    【原口進也コーチ】
    「頭まで最後見えてる?」
    【神田新選手】
    「見えてはいるけど…ぐっと入れようとした時にここに当たっちゃう」
    なぜこんな練習を始めたのか?
    実は、おととし完成したばかりの飛び込み場は屋外にあるため冬場の半年間一切使えないのです。
    県外にある屋内のプールも頻繁にはいけないため、この期間をどう過ごすかは大きな課題となります。
    【原口進也コーチ】
    「僕ら半年しかプール入れないし、でも室内プール持ってる県は1年中入れるわけだから単純にプール練習が2分の1になる。その2分の1をどう補うか」
    【神田新選手】
    「ここで見えていたらプールに行った時も同じように見える。宙返りの感覚や飛び出す時の感覚をここで身につけてプールで出す」
    自分のイメージと動作が合っているか、回転は美しいか、タブレットで何度も確認し体に染み込ませていきます。
    この練習が宙返りの精度を高める秘訣です。
    6つ上の兄の影響で小学1年生から飛込に夢中。
    体重制限などは特段ないものの…母の琴香さんは息子の食事面が心配のようです。
    【母・琴香さん】
    「野菜が嫌いなので」
    【橋爪和泉記者】
    「そうなの?」
    【神田新選手】
    「はい(笑)」
    【母・琴香さん】
    「野菜嫌いなのでなるべく食べられる野菜を出して食べてもらえたらなーと。そこだけが気になって」
    【神田新選手】
    「ネギとか…そういうのがダメです」
    【母・琴香さん】
    「ケガがつきものの競技ではあるけど、本人が続けたいと思うところまで続けてもらいたいし、やりたい目標があれば達成してほしい」
    5月28日。
    神田選手にとって今年初の公式戦を迎えました。県高校総体です。
    得意の高飛込は9つの演技の合計得点で優勝者が決まります。
    2秒間の演技のために半年間、プールに飛び込まない練習を重ねてきた神田選手。
    いよいよ最高難易度の後ろ宙返りの技を披露する時が…
    「神田新、626C(逆立ち後宙返り3回かかえ型)10メートル3.3」
    見事、成功!
    これには母の琴香さんもほっと胸をなでおろします。
    【母・琴香さん】
    「久しぶりだったから緊張したのかなと思って見てました。本人は国体を目標にずっと頑張ってきてるので来年までケガ無く無事に出場できるところまで成長してくれれば」
    2位の選手と100点以上の差を付け2種目ともに優勝した神田選手。
    8月に開かれるインターハイ、そして来年、高校3年で迎える国スポを見据えています。
    【神田新選手】
    「全国にはまだ僕より断然上手い選手がいっぱいいるので今の演技だとまだ勝てないので、練習を積んでその選手たちにも勝てるよう頑張りたい。国スポでは表彰台に立ちたいという気持ちでこれから練習を積んでいきたい」
    まさに“一瞬の美”に磨きをかける神田選手の夏は始まったばかりです。

КОМЕНТАРІ • 3

  • @kyobnj7451
    @kyobnj7451 2 місяці тому

    コーチイケメン

  • @simple.1829
    @simple.1829 3 місяці тому +2

    この子には申し訳ないけど、これでオリンピックはまず無理だよ。
    水しぶき凄すぎる。。。。汗

    • @たくにゃん-s9z
      @たくにゃん-s9z 2 місяці тому +1

      同感です。玉井くんはほとんど水しぶき上がらない