船の重さは最重量級!華やかさと豪快な船回しで魅了する 本石灰町「御朱印船」~復活!長崎くんち奉納踊 #5

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  • Опубліковано 10 вер 2023
  • 今年4年ぶりに奉納踊が行われる長崎市諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」の踊町を紹介するシリーズ「復活!奉納踊」
    今回は「本石灰町」です。5トンの船を18人の根曳が回す豪快な演し物(掛け声~船を曳く):「ヤー!」
    (笛の音~船を回す):「ヤーー!!」華やかさと豪快さで魅了する、本石灰町の御朱印船。
    17世紀の長崎の貿易商・荒木宗太郎が、安南国(現在のベトナム)の王女・アニオー姫を妻として長崎に迎える航海を描きます。船の重さは、くんちの曳き物の中でも最重量級のおよそ5トン。18人で豪快に回す姿は圧巻です。3度の延期を経て「“心強く我慢してきた”ことをバネに頑張っていきたい」長崎随一の歓楽街・思案橋の一画を占める本石灰町。
    元々は港に面した町で、壁や天井を作る時に使う建築資材“石灰(しっくい)”の荷揚げ場があったことから、御朱印船を奉納しています。2020年、御朱印船の出演者は、7年ぶりの奉納の喜びに胸をふくらませていました。2月に行われた『委嘱状交付式』では、出演者に「委嘱状」が手渡されました。
    「委嘱状。頑張ってください」
    「はい、ありがとうございます」動き出した矢先、奉納踊りの順延が決定。
    その後2回も…。度重なる順延で、気持ちを保つのがやっとでした。長采 原田 伸一さん(44):
    「根曳でいえば7人、囃子も7~8人入れ替えがあったんですけど、でも囃子方で参加する予定だった子が高校2年生になって、根曳として一つ段階を上げられた子もいるんですよね。
    “心強く我慢してきた”ということをバネに、頑張っていきたいと思います」根曳18人中16人は初参加 「アドバイスより一人一人の船を操る意識を」(笛の音):「ピッ!」
    今回、根曳18人中、16人が初参加。
    年齢制限を16歳から45歳に広げ、小屋入り以降、週5日の体力トレーニングを重ねてきました。船稽古は7月から開始。先頭の根曳経験者を中心に、一から船回しの動作を学びます。
    船は後ろの方が重く、回転の軸を安定させることに苦労します。根曳頭 熊谷 将希さん(35):
    (船回しの指導)「“身体”じゃなくて“腰”ば落とす。こうなっとろうが。こうじゃなくて、こう」根曳(初挑戦)江川 錦さん(21):
    「誰か一人でも腰が高い人がいると、ぶれてしまったり、みんなの体勢が変わるので、みんな同じ高さ・低さということを意識してやっています」酷暑の8月も稽古は続きます。この日は八坂神社での稽古です。根曳衆:「ヤー!」(船を回す)見せ場の船回し、毎日繰り返し、少しずつ舞台の中心で正確に回せるようになりました。根曳(経験者)松尾 昭さん(34):
    「もうアドバイスというよりは、一人一人の船を操るという意識、そこをみんな課題にしてやっているので、最後、細かなところをしっかりやっていけば、素晴らしい奉納ができると確信しています」幼稚園児だった宗太郎役とアニオー姫役は小学3年生に成長荒木宗太郎役を演じるのは、松尾さんの息子・琉希(れの)くん(8)。
    この役も3年前から決まっていました。松尾 昭さん(2020年当時のインタビュー):
    「(琉希くんが)小学生にあがったら、また少し変わってくれるかな、ちょっと落ち着いてできるのかなって思いますけど…」幼稚園児だった琉希くんも、小学3年生になりました。
    アニオー姫役の熊谷朱梨さん(8)と共に待った3年間。長崎の貿易商・荒木宗太郎が、妻のアニオー姫を連れて長崎に戻ってきたシーンを再現します。荒木宗太郎役 松尾 琉希さん:
    (どんな宗太郎を演じたいですか?)
    「本物の宗太郎。エイオーのところを本物みたいにしたいです」アニオー姫役 熊谷 朱梨さん:
    「ベトナムの王女ということで、ベトナムから長崎の港に来たような所作を演じたいと思います」「前回から10年待った。最高の3日間で締めくくりたい」稽古はいよいよ佳境。
    今月3日、諏訪神社での最後の“場所踏み”が行われました。荒木宗太郎役 松尾 琉希さん:「エイ、オー!」二人の経験者を中心につくり上げてきた“御朱印船”。その集大成です。前回から取り入れた新しいお囃子「石灰囃子(しっくいばやし)」も見どころ。長坂で稽古を見物していた人たちが本番さながらに声援を送ります。観衆:「モッテコーイ、モッテコイ!(拍手)」根曳衆の掛け声:「エイオー!」根曳 熊谷 佑希さん(29):
    「自信しかないです。みんなでやれると思っています」根引頭 熊谷 将希さん(35):
    「10年間、前回の奉納から待ってきているので、最高の3日間で締めくくれたらと思います」掛け声:「ヤー!」10年分の思いを原動力に、正確で豪快な本石灰町の船回しを披露します。
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