G7広島サミット 食事メニューはどうなる? 乾杯酒は地酒「半蔵」だった 前回開催地「伊勢志摩」に学ぶ (2023/04/12
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- Опубліковано 11 кві 2023
- #g7サミット #おもてなし #地酒
いよいよあと1か月あまりに迫ったG7サミット…。
情報が限られる中、市民生活はどのようになるのか?また、首脳へのおもてなしはどのようになるのか?前回開催地の伊勢志摩から学びます。
【加藤アナ】
「私がいま立っているのは志摩市の本州から賢島方面を眺められる展望台です。この高い位置からみると面白い地形をしている。海に囲まれていて、橋でつながっているという点などは元宇品との類似点がありますね」
今から7年前の2016年、G7各国の首脳が集まる舞台となった三重県志摩市の英虞湾に浮かぶ「賢島」。
当時、世界のリーダーが会議や食事、宿泊で滞在したのが高級リゾートホテルの「志摩観光ホテル」です。
首脳が泊まった客室には、”マーク”がつけられ、館内にはサミットで使用された品々などが展示されたギャラリーも設けられています。
そして、私たちは当時、”食”の面で重要な役割を果たした総料理長に会うことができました。
【樋口宏江総料理長】
「メニューが最終的に決まったのは5月に入ってからでしたのでそれまでに試作ですとか、試食を繰り返しながらお料理が決まっていきました」
サミット直前まで吟味を重ね、世界のリーダーたちの舌を満足させた総料理長の樋口宏江さん。会議をしながら食事をするワーキングディナーの料理ではこんな要望もあったといいます。
「飲み込みにくいとかかみきりにくいもののご提供も控えてくださいということがございましたので、食材を選ぶ上でそういうものを選ばないようにしながら献立を立てました」
”献立の情報”が洩れぬよう限られたスタッフだけで進められたというメニューづくりと調理…。
Q県や国からこういうものを使ってほしいと?
「ご要望はありますし、食材のリストもありましたしその中から全部ではなくて、使える範囲のものを使ってくださいというご要望がありました」
Qホテルに任せられる?
「そうですね。当時は東日本大震災もございましたのでその直後で風評被害を受けている食材もたくさんありましたのでそちらも使ってほしいというご要望がありました」
伊勢志摩の豊かな食材を使った”珠玉のフレンチ”。その乾杯酒として盃に注がれたのが三重県伊賀市の純米大吟醸「半蔵」。
【大田酒造・大田智洋専務】
「(県の担当部署から)「出してくださいね」というのはサミットの2週間くらい前にあって」
Q結構直近?
「直近ですよね、納品というかおさめてくださいという準備も内々にしてくださいということだったので内々にお酒は用意したが、そこから本当に使われるのかというのがあったので…」
どこで使われるかは生産者でも事前に知ることができなかったと振り返る大田酒専務…。
「(サミット当日の)夜の9時前頃に新聞社からの電話で「半蔵がディナーの乾杯酒に使われました」と知ることになった。本当やったんや!と大変驚きましたし。大変ありがたいことだったなと思う」
果たして、広島ではどのようになるのか…。
期待は高まるばかりです。