特集「キャッチ」不便を抱える高齢者のもとへ『移動スーパー』

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  • Опубліковано 14 чер 2022
  • 続いては特集・キャッチです。福岡県太宰府市の夫婦が乗り込む『移動スーパー』です。たくさんの品物を積んで買い物に不便を抱える高齢者の家を目指して走っています。
    ことし2月、福岡県大野城市の高台にある公民館で囲んでいたのは『移動スーパー』です。
    野菜に総菜、調味料が置いてあります。冷蔵庫のなかには肉や魚も、約400品がぎっしりと積み込まれています。
    店を切り盛りするのは、森口政彦さんと妻の美幸さん、同い年の62歳です。2人は還暦を迎えた翌年のおととし10月、『移動スーパー』を始めました。
    ■政彦さん
    「私たちが願っているのは、どうしても(買い物に)行けない人に近くまで行ってあげたい。」
    ■美幸さん
    「いまコロナで(家に)こもっている人が多いからですね。病気とかなったらほとんど分からないんですよね。」
    福岡県太宰府市を中心に、筑紫野市や大野城市に住む高齢者の家を回ります。
    地道に顧客を開拓して現在、常連客は150人にまで増えました。
    ■買い物客との会話
    「巻きずしありますよ。」
    「巻きずしもらいたい。昼食べる。」
    ■買い物客
    「(Qよくご利用ですか?)昔から。膝をケガして転んで、ケガして。」
    スーパーは近くにあるといいますが、ケガをしたのをきっかけに『移動スーパー』の利用を始めました。
    ■政彦さんと美幸さん
    「ありがとうございました。」
    ■買い物客
    「来週もこの時間やね。」
    2人は太宰府市と高齢者の“見守り”に関する協定を結んでいます。郵便物が溜まっていないか、洗濯物が干しっぱなしになっていないか、異変を感じたら市に通報します。
    夫婦の休日は市場が休みの水曜日と日曜日です。政彦さんは29歳から約14年間、大手スーパーで移動販売の仕事をしていました。
    ■政彦さん
    「1日に150人から200人くらいのお客さんを相手にしていました。」
    しかし、会社の経営が傾き、政彦さんは退職しました。
    いくつかの仕事を経験したあと、60歳を前に庭木の剪定などを手がける会社に再就職しました。
    さらに入社してすぐ、新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、仕事は激減し、退職しました。
    還暦を迎え一度立ち止まってみてふと気づいたのは、自分より年上の人たちが『一人で一生懸命に生きる姿』だったといいます。
    ■政彦さん
    「行くところ全部が80代・90代の人ばっかりなので。きょう・あしたどうなるか分からない人もいっぱいいるので。」
    建築士の息子が中古の車に冷蔵庫や棚を取りつけ、地元のお年寄りを支える『移動スーパー』として走り出しました。
    新型コロナウイルスの感染が落ち着いてきた6月7日、夫婦の元を訪ねました。
    午前10時、なじみの客の好みを思い浮かべながら、刺身や握り・総菜などを地元の店で仕入れます。
    ■美幸さん
    「やっぱり新鮮なものを提供させてあげたいし、皆さんの応援もしてあげたい。」
    “新型コロナ”で客足が落ち込む地域の店を盛り上げたいという思いもあります。
    ■担当者
    「いろんなところを(商品が)旅しているみたいで、多くの方々に購入していただいて。ありがとうございます。ウィンウィンです。」
    正午、坂を登り、常連客の家へ向かいます。このあたりは高齢者が多い地域だといいます。
    ■常連客
    「たくさん人が買いよるところがいいんじゃない?」
    ■政彦さん
    「いやいや、いいんです。」
    ■常連客
    「こら!だれ連れてきよっとか~。」
    「(Q.お母さん何歳ですか)え、年まで言わないといけないの?お金とるよ?はははは。」
    車をとめると、到着を待ちわびた女性がやってきました。一番近いスーパーまでは、坂道を歩いて20分以上かかるといいます。
    ■常連客
    「すぐそこにお店があったんだけど、スーパーがなくなったからね。わざわざ下から上に買いに来る人はいないものね。若い人はみんな車でしょ。私たちも車がなくなったらもうね。(Q.お母さん免許は持たれているんですか?)持ってない。もう主人も。だって88だもん。」
    ■常連客
    「助かりますよ。本当にありがたい。」
    ■政彦さん
    「こっちもありがたいです。」
    ■美幸さん
    「どうも~ありがとうございます。」
    1か所の滞在時間は約20分です。さらに数百メートル走って次の家に向かいます。
    ■買い物客
    「まぁ~知らんかった。オシャレしとったばってん。」
    ことしで93歳のお客さんです。
    ■買い物客
    「ラーメンの美味しいものはない?いまテレビで宣伝しよるような。なんでもいいけん。それからね~炭酸。」
    『炭酸水』が健康の秘訣と話します。
    ■買い物客
    「本当に身内のような感じで相談もできるし。足が痛いから。助かります。」
    買い物が終わると、美幸さんが品物を家まで運びます。高齢者から特に喜ばれるサービスです。
    ガソリン代は高騰し、仕入れにかかる費用は増える一方です。売り上げアップのため訪問先を増やし、滞在時間を短くして『効率を上げること』も考えましたが、求められているのは『品物』だけではないことに気が付いたといいます。
    ■政彦さん
    「お年寄りっていうのはお話も一つのサービスなんですよ。だから売ってはよ帰ろうじゃないんですよね。買い物に来てくれている時に、笑顔でも楽しいことでも与えられたら。応援したいなっていうところもあります。」
    夕方6時、この日最後の訪問です。行くさきざきで話の花が咲き、予定より大幅に遅れてしまいました。
    この日は17か所を回り32人に品物を届けました。売り上げは全部で7万円です。決してもうかる商売ではありません。
    政彦さんには“忘れられない人”がいます。
    ■政彦さん
    「男の方なんですけど、その方はお酒が大好きで。」
    いつも元気だった常連の男性が体調を崩し、ことし2月に亡くなりました。亡くなる1か月前、政彦さんに「ありがとうございました」と“最期の電話”があったといいます。
    ■政彦さん
    「ありがとうございましたって、こっちほうがありがとうございましたって言いたいぐらい。やっぱり年いくといろいろ病気もあるし、一生懸命生きてますよね。なんか元気を与えられたらね。少しでもおいしいものを食べさせてあげられたらね。」
    ぬくもりをいっぱいに詰め込んだ車がゆっくりと、家々をめぐります。
    #FBS福岡放送 #めんたいワイド

КОМЕНТАРІ • 4

  • @user-hc6ny3sg8d
    @user-hc6ny3sg8d Рік тому +4

    大変ですね
    私も若い頃職場に移動スーパー来ていましたから、買いました
    ちょっと職場と自宅と距離があったから、買い物して帰りました

  • @user-nv4gm3pi2r
    @user-nv4gm3pi2r Рік тому +3

    ○くし丸さんは、玄関先まで来てくれるから助かってます。
    モバイルやねぇ。

  • @user-wx1ey3nb1w
    @user-wx1ey3nb1w 2 роки тому

    この動画は放送されたものと同じですか?cutはないでしようか?何分でしたか。
    再放送はないですか?

  • @user-nj9cz3lk5f
    @user-nj9cz3lk5f 4 місяці тому

    確かに、とくしまるの移動販売も良いが、特定の場所にしかいかないから足の悪い人何かは、そこまで歩いていけない こういう移動販売の方が需要があると思うが.....面倒臭そうだよな