【凄いベーシスト解説】DIR EN GREY Toshiya 【圧倒的な存在感と、変幻自在な重低音】
Вставка
- Опубліковано 7 лют 2025
- 音楽の秘密基地ホームページ
bunbassbase.wi...
Bun(ブン)
プロフィール
bunbassbase.wi...
ツイッター
/ bassistbun
Instagram
/ bassistbun
〜
個人的に、まずDIR EN GREYといえば
様々な音楽ジャンルを操りながら
世界を股にかけて活躍している、
正に唯一無二のバンドだと思うんですけど、
そんなDIR EN GREYの中でも
Toshiyaさんの存在感は際立っているように思います。
その理由としてはまず、
Toshiyaさんのシグネチャーモデルの
ベースが、一般的なサイズよりも大きい事、
そして、そんなサイズの楽器を
まるでコントラバスのように
縦に構える演奏フォームがあると思います。
〜
まずベースの大きさについては、
その単位として
開放弦を鳴らす時に必要な2つのパーツ
つまり、
ナットからブリッジまでのスケール、
その長さをインチ数で区分けするんですけど、
一般的なベースは、ここが34インチ、ミリ数にして約864ミリなのに対して
Toshiyaさんは、
ここの長さが35インチ、ミリ数にして
約889ミリのスーパーロングスケールを使われています。
このスーパーロングスケールは、
一般的な4弦ベースよりも、弦が1本多い、
いわゆる5弦ベースならではのサイズではあるんですけど、
ここで注目すべきなのが、
長さの支点であるブリッジのエリアです。
〜
いわゆる一般的なベースは、その形状として
ブリッジ近辺を周回するシルエットをしています。
その一方で、Toshiyaさんのシグネチャーは
ボディの終点が
ブリッジの更に向こう側まであります。
このシグネチャーは
以前このチャンネルでもご紹介した
Dragon Ash馬場さんのシグネチャーを
踏襲したものなんですけど、
この、後方にせり出ていて、かつ
スーパーロングスケールである事は
重量的にも重たい部類に入ることを意味するわけで、
これがToshiyaさんの、
あの縦構えのフォームに
大きく関わっていると思うわけです。
〜
このToshiyaさんの縦構えのフォームは
見た目のインパクトも抜群だと思うんですけど、
身体への負担軽減という側面から見ても、そのメリットは大きいと思うわけです。
というのも、
Toshiyaさんは、酷い腰痛をお持ちとの事で
だからこその、このフォーム
重心を出来るだけ真ん中に寄せる事が
腰痛軽減を手助けしている
側面もあると思うわけです。
〜
そして付け加えると、
Toshiyaさんはデビュー当時は
その体型としてめちゃくちゃ細かったんですけど、この腰痛対策のために今ではバッキバキになられています。
つまり、ベースを弾くために
肉体改造まで完璧に仕上げる、
その覚悟も相当なものだと思うわけです。
その上でなんですけど、
この縦構えのフォームは、
演奏しようとすると
実はめちゃくちゃ難しいんです。
というのも、本来ベースは
横向きが弾きやすい側面があるからです。
〜
一般的に、ベースを弾く際は
どちらかというと横向き、あるいは斜めの状態になります。
そしてその結果として、
プレイヤーの右腕は
ベースのピッキングエリアに対して
垂直な角度を取りやすくなるので
右手を4弦から1弦に移行しても、
同じエリアでの弦振動、つまり
どの弦でも同じトーンを創出できるわけです
その一方で縦構えをした場合、
4弦から1弦にまっすぐ向かっていくと、
そのピッキングエリアは自然と
ブリッジ側に寄ってしまいます。
それはつまり4弦から1弦まで、
指で触るそれぞれの場所で
張力が違う事になり、
音色にバラつきが生まれてしまうわけです。
そこでToshiyaさんは、
右腕を斜め上方向に移動させます。
そうする事で、
ピッキングエリアと、各弦の音色を統一させていて
これがめちゃくちゃ大変なんですけど、
ここで更にToshiyaさんは
ピック弾きやスラップもされるわけで、
その変化させるべき
手首の角度なんかを考えると、
その難しさは更に増加するわけです。
〜
そんなToshiyaさんの奏でるフレーズは
重厚、かつ多機能です。
これはその前提として、
ボーカルの京さんの多彩な歌唱法をはじめとする
様々なバンドアレンジが
大きく関わっていると思うんですけど、
個人的に特に印象的なトピックとして
大きく3つあります。
それが、
☑︎絶妙なトーンコントロール
☑︎低音域での装飾フレーズ
☑︎疾走感溢れるランニングベースです。
〜
まず「絶妙なトーンコントロール」なんですけど、
Toshiyaさんの鳴らすトーン、つまり音色は
めちゃくちゃヘビーです。
それはベースのチューニングも大きく関わる部分なんですけど、
それはDIR EN GREYの楽曲性として
ダウンチューニングといって、
弦の張力が通常よりも低い楽曲が多く、
これ言ってしまえば、
音程が不安定になるリスクもあるわけです。
そこでToshiyaさんは、
指先で、かつ優しいタッチでベースを弾いて
らっしゃいます。
〜
これは先程の縦構えにも通じる話なんですけど、
それこそウッドベースのように指の側面を当てる形で演奏すると、ご本人いわく
バチンというアタック音が強すぎて、どんなフレーズを弾いているのかわからない感じになってしまうので、
その音程感、つまりどんなフレーズを弾いているのかを伝わりやすくするために
指先での演奏が必要なんだそうです。
そしてそれによって、
重厚感と音程感を両立させつつ、なおかつ歯切れの良いアタック感もあって、
ギターとドラムが前面に出てくる楽曲でも
その存在感は凄いものがあります。
個人的には例えば
sustain the untruthや朔といったような楽曲が特に印象的で、ぜひとも原曲を聴いて頂ければと思います。
〜
続いて
エリアを問わない装飾フレーズなんですけど
これベースの音色として、
耳では聴こえにくい低音域、そして
楽曲に装飾を加える、耳で聴こえやすい中音域、そして高音域と
この3つをどのように使い分けるのか
その判断も1つの個性だと思ってるんですけど、
Toshiyaさんの場合は、装飾フレーズを
ベース音が聴こえやすいエリアだけでなく
低音域でも効果的に入れてきます。
まずわかりやすい所でいうと、
例えば予感という曲のイントロでは、
耳で聴こえやすい、
いわゆる歌メロっぽいフレーズが印象的です。
〜
そしてその一方で、
Toshiyaさんは、低音域でのフレーズも存在感抜群で、
それは例えばCageという楽曲のAメロの場合は、
偶数小節の最後に
低音域での装飾フレーズが加わる構成になっています。
これはつまり、
ベースはどのタイミングで、
どの頻度で露出するべき
そういったバランス感覚が
Toshiyaさんは絶妙なんだと思うわけです。
〜
最後に「疾走感溢れるランニングベース」なんですけど、
このランニングベースというのは、
簡単にいうと
速いテンポの曲でのベースの流れるような動きと
ざっくりそう思って頂ければと思うんですけど
Toshiyaさんは、その優しいタッチや
絶妙なトーンコントロールもあって
音の粒が綺麗に揃っている上に
何よりリズム感がめちゃくちゃ良いから
それによって加えられる
楽曲への推進力が凄いと思うわけです。
そしてそれを象徴しているなと思うのが
8分弾きでのベースソロです。
〜
通常、テンポの速い8分弾きのベースソロは
サウンド面やリズム面から見て
意外とフレージングに制限がかかってしまって、
下手すると、間が持たなくなる、あるいは
聴き飽きられてしまう、そんな可能性が少なくないんですけど、
例えば予感、あるいはCageなんかでは
入れる音のチョイスやアクセントの位置が
バラエティ豊富で
言ってしまえば、
ずっと聴いていられるんです。
〜
そんなToshiyaさんですが、
以前のインタビューで
こんな事をおっしゃっています。
「長い剣にしていけば攻撃力は上がるかもしれないけれど、相手を刺す為の長さとして必要なのか」
「盆栽でいうと、形を整える作業も必要」
実際楽曲制作として、
そこにないものを取り入れて
化学反応を起こそうとするパターンは、
やっていく内にどんどん複雑になっていく事
があります。
その中でToshiyaさんは、
その時点で「そこにあるもの」を
どう変化させて次へと展開させていくか
その匙加減が秀逸だと思うわけです。
〜
そしてToshiyaさんは同じインタビューで
こうも言われています。
「容量を増やす作業は、原液を薄めてしまう事もある。」
「容量を増やすと飲みごたえは増えるけど、
ひと口で満足させるものが欲しい。」
つまりToshiyaさんは、
曲そのものが持つメッセージや情景、
つまり、曲の良さを最大限に活かすために
腐心されていて、
その為のアプローチとして、
☑︎絶妙なトーンコントロール
☑︎低音域での装飾フレーズ、そして
☑︎疾走感溢れるランニングベースなんかが
あると思うわけです。
〜
そしてその結果、
バンドの曲調やアレンジがどんなものであれ
ご自身のベース音も、ちゃんと有機的に機能しているし、
それに付随して
あのスーパーロングスケールを縦構えするフォームもあって、
あれだけの存在感があるんだと思うわけです。
ちなみにそのインタビューの最後では
こんな事も言われています。
『楽曲も演奏も
良いと思えるものをやっていれば
何年経とうが自分にとってブレないものになる。』
#DIRENGREY
#ベースソロ
#指弾き
〜
DIR EN GREY official UA-cam
/ direngreyweb
〜
関連動画
• DIR EN GREY - LOTUS
• ディル アン グレイ - 予感 HDフル
• Video
• DIR EN GREY - MC + 激しさ...
• DIR EN GREY - 朔-saku-
• DIR EN GREY - SUSTAIN ...
背が高くてスタイル抜群だからこそかっこよさが際立つんだろうなーあのベース立てるスタイルは。あとイケメンすぎる…
腰痛軽減の為のベーススタイルがtoshiyaさんの独自のスタイルで逆にプラスになった気がするわ~とにかく、めっちゃ格好良すぎる😆
Toshiyaがカッコよすぎる💗🙈💗
本当カッコいいですよね!
としやさんはベースがカッコいいだけでなく、佇まいやステージング全てに置いて余裕が感じられるので男として憧れます!
6月末にライブ行ったが、スタイル良いし、腕、腹筋が鍛えられてるのが一目瞭然だった。
僕も運動してるから解るけど、がっつり鍛えてやがる。と感じました😂
カッコいいです😂
全てはどの様な音が出されるか、完全に計算し尽くされた上での事でしょう。
まさに哲学ですね。
Toshiyaさんの音すごく気持ちいいんですよね
うおーついに来た!待ってましたーー!!
ありがとうございます!
アルバムだとDSSらへんのベースがヴォンヴォン聴こえるから好き。
敏弥はんは頚椎、腰椎ヘルニア持ちですよー?
縦持ちの方が腰に負担かからないとは言ってましたね。
凄くストイックな高身長イケメンです💙
11月、12月のライブ楽しみです🥰
以前ファンクラブの会報で読みましたが、医師から、このままベースを引き続ければ将来は車椅子生活になると宣告された事があるらしいですね。その為にとにかく身体を強くする為に鍛えていると。
古い記憶なので少し間違っていたらすいません。
そうみたいですね。
構成の関係で割愛したんですが、いずれにしてもあの体型は凄いですよね。
「予感」のベースラインすごくいいと思う
カッコいいですよね。
岡山県民です!
素晴らしい解説ありがとうございます✨
Toshiyaがいかに素晴らしいベーシストか理解出来ました‼️
リクエストが可能ならばDEAD ENDのCRAZY COOL JOEも取り上げてくださると嬉しいです✨
My fav bassist in Japan❤
また地元長野でライブやってほしー!!
ディルのベースラインは聞き惚れます!
サイサイの山内あいなも考察お願いします!
めっちゃ好きな方です!
カッコいいですよね!
この人のベース聞いてから地味なベースのイメージからベースでも前面いけるじゃん!と思った、たまに使うハーモニクスなんてめちゃくちゃエロい!ベースの音色の心地良さもカッコ良さも知れて音楽を聞く際の深みまで感じれちゃって、ベースは変態多いって言うけど、紛れもなくド変態ベーシストですね😤
ベースを縦弾きした手を叩きつけるスラップや音作り等は多分KORNのFieldyを真似したと思う。
i like toshiya-san so much and he makes bass line so sexy. i can clearly hear his bass on diru songs!
ベースの大きさに関しては時期もコンセプトも全然違うけどインディーズの頃だったかにライブでクソデカベース使ってた気が。
松浦忠史の上位互換