「決勝もぶっちぎりで漕ぎたいです」伝統の手漕ぎ船レース”強豪消防士チーム”の22歳男性初挑戦 むかえた決勝は意外な展開に…

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  • Опубліковано 18 лис 2024
  • 今年100回目を迎えた宮城県の石巻川開き祭り。7月4日からの3日間行われ多くの人で賑わいました。川開き祭りで花火大会と並ぶ目玉が手こぎ船のレース、孫兵衛船競漕です。その孫兵衛船競漕に初めて挑戦した消防士の男性を追いました。白熱のレースの行方は…?
    伝統の「孫兵衛船競漕」
    石巻市の夏の風物詩「石巻川開き祭り」。北上川の改修に尽力した川村孫兵衛の功績をたたえ1916年に始まった祭りは、戦争や新型コロナでの中止を乗り越え、今年で100回目を数えます。孫兵衛の名を冠した手こぎ船レース、「孫兵衛船競漕」は、旧北上川の550メートルのコースを舞台にその速さを競う祭りの恒例行事で1975年に始まりました。石巻市出身の大橋匠磨(たくま)さん(22)は「子供の頃からあこがれていた」というこのレースに今年初めて出場します。大橋匠磨さん(22):
    「小学校がすぐそこの開北小学校だったので。だいたいここでやるのでずっと見ていた。先輩方についていけるようにがんばりたいです」地元、石巻で消防士として働く大橋さん。この仕事を志したきっかけは・・・。
    あの日「消防本部に避難」そして…
    2011年、小学4年生のときに発生した東日本大震災がきっかけでした。地震発生時は小学校にいた大橋さん。家族とともに近くの消防本部に避難しました。大橋匠磨さん:
    「消防本部に避難した際に、誘導しているひとだったり災害現場に向かっている姿をみて消防士になりたいなと思った」大橋さんが所属する石巻地区広域消防は孫兵衛船競漕の強豪チームです。去年は優勝チームと数センチの差で惜しくも2位。今年こそはと、リベンジに燃えています。石巻地区広域消防チーム 小泉大輔監督:
    「大橋は初めてだけども先輩たちもフォローして早く一人前になるように、選手としてできるようにがんばってください」
    大橋匠磨さん:
    「やるからには全力で優勝目指してがんばります」震災後、13年ぶりに3日間の日程で開催された石巻川開きまつり。孫兵衛船競漕の予選はまつりの2日目です。一般部門33チーム、女子部門10チームが翌日の決勝を目指ししのぎを削ります。石巻地区広域消防チーム 小泉大輔監督:
    「きょうのメンバー行きます。…大橋」
    一着でゴール!
    円陣を組んで気合を入れるメンバーたち。いよいよレースが始まります。12人が乗る孫兵衛船。メンバー全員が息を合わせて、オールで水をしっかり掴むことができるか否かで速さに差が出ます。実況:
    「トップを走るのは石巻地区広域消防。どんどん差を広げています」
    「石巻地区広域消防、いま一着でゴール」大橋匠磨さん:
    「いやあ、つかれました。練習よりうまく漕げたと思います。ぶっちぎりでした。決勝もぶっちぎりで漕ぎたいです」レース2日目そして迎えたまつり最終日。
    消防チームは危なげなく準々決勝、準決勝を勝ち抜き、決勝に駒を進めました。小泉監督:
    「今回漕ぐ人、応援に回る人いるけど気持ちは同じだから、必ず優勝勝ち取りましょう」
    大橋さん、来年への決意
    優勝を狙う消防チーム。経験豊富なベテランメンバーで固め、大橋さんは応援にまわることになりました。決勝は4チームで争います。応援:
    「一番最初に帰って来いよー!」「いってこーい!」一斉に漕ぎだした4チーム。トップを走るのは、去年優勝したライバル富国工業です。スタートで出遅れたものの終盤、猛烈な追い上げを見せた消防チーム。結果は…。チームメイトたち:
    「出てたね、やっぱり。2位」「富国工業は頭出てたね、2位だ」「後半巻き返しましたね」優勝は去年の覇者、富国工業でした。大橋さんにとって初めての孫兵衛船競漕が終わりました。大橋匠磨さん:
    「楽しかったです。初めての孫兵衛船でしたけど、見る側とやる側で全然ちがうんだなということをすごく感じた。石巻全体で最後の決勝も盛り上がってたので盛り上がれる大会になってよかった。来年は決勝も出場できるように練習していきたい」100回目の夏。川の流れとともに育まれてきた伝統は次の世代に受け継がれます。震災で孫兵衛船11隻が被災。2年間中断しましたが、全国からの支援を受け2013年に2隻で模擬レースを開催。その翌年にはさらに船を増やし完全復活。コロナ禍での中止なども乗り越え、再びまちににぎやかな声援が帰ってきました。
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    newsdig.tbs.co...

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