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描写は生々しいし露悪的な奴もいるけどシナリオ自体は露悪的じゃないどころかそれでも現状の自分を認めて前を向いていけと言ってくれるシャニマスが好きなんだ
二次元とリアリティのバランスの良さはいつも感じるシナリオの主人公だから最後は成功で終わるとかじゃなくて、そのキャラらしさを描くために「実際はこうなるだろう」「この方が現実味もあるし共感できる」ってのを選ぶシャニマスくんが好き
冬優子があさひの生き方に憧れるの、シャニPとかなり感性が似てるところだよな…だからこそ冬優子とシャニPとのあの距離感が生まれるのかも
果穂のシャニPが家にいるから宿題に熱心に手をつけてるところとか、部屋にジャスティスⅤグッズがそんな飾られてない理由とか、そういう『高身長でヒーロー好きの小学生女子』という一言では表せないところほんとに好き。果穂がいい子すぎてリアリティ無いと言われたらまあはい。
シャニマスくんにはいつまでも続いてほしいと思ってしまうよ…サ終したらアイドル達がみんな散り散りになってしまって、自分が取り残されるような…そんな気持ちになる
そんな売上わるかったっけ?
@@magumi0_0enza版がどれぐらいか知らないけど、アプリの方は…まぁうん…
本家がソシャゲとしては時代遅れになりつつあるからシャニソンこけたのでコンテンツ寿命めちゃくちゃ縮まってそうで怖い
俺よく知らないけど、バンナムや学マスがキャリーしてくれるからまだまだ大丈夫なんじゃね🙄って思ってる
デレステとミリシタも。デレステとミリシタと学マスも続いて欲しいですね。
ロードトゥ〜だったり小鳥達の讃歌だったり節目で小糸の成長を描いてくれるのは好き。それにしてはスパンが長いw
何がとは言わないけど、ゆったりした服のときにYで、キツくて胸元が締まるような服のときにIになるこだわりがキモくて嫌い(好き)
あさひの友達だったら隣の席の河野君がいるのでは?
芹沢あさひと僕…!?
これが反対ごっこですか
なんか嫌なモブキャラがマジでキモくてびっくりしたわ。
黛冬優子さんのお誕生日なので、幻視投下します……。『with 『F』uyuko』冬「……あんた、4日の夜ってなにか予定ある?」冬(白々しすぎるかしら……?) 冬「4日の夜、付き合って欲しいんだけど」冬(ちょっとくさいかしら。うーん……) ガチャッP「お疲れ様です」冬「きゃっ?!」P「おお、お疲れ様冬優子。悪いな、驚かせて」冬「お、お疲れ様。別にいいわよ。……」P「どうかしたか?」冬「なんでもないわよ」P「そうか。いや、でもちょうどよかった。今時間大丈夫か?」冬「ええ。どうかしたの?」P「ちょっとスケジュールの確認をしたくてな。仕事のスケジュールじゃないんだけど……」冬「?」P「4日のことなんだ。来月の」冬「!……ふゆの誕生日ね。おやすみ貰ってたけど……仕事になりそう?」P「いや!そうじゃないんだ。冬優子は休みのままだ。心配しなくていい」冬「別に心配なんかしてないわ。元々あんたに気を使って貰って出来たおやすみなんだし」P「冬優子にとって大切な日だからな。無理くりにでも休みにしたいさ」冬「…そ。それじゃあ、どうしたの?」P「もし……無理じゃなかったらでいいんだけど」冬「……」P「4日の夜、一緒に食事でもどうかな、って」冬「……!」P「夕方までどうしても外せない用事があってな。夜はご両親とかストレイライトのみんなで集まるかもしれないから、誘うのはやめておこうかと思ったんだが……やっぱりどうしても冬優子の誕生日を祝いたくてな……。どうだろう?」冬「あんた…ふゆのこと好きすぎでしょ」P「え?」冬「……。大丈夫よ。空いてるわ、4日の夜」P「……!そうか!よかった!でも大丈夫なのか?ご両親とご飯食べたりとかは…」冬「元々お昼にするつもりだったのよ、ふゆの誕生会。愛依とあさひもそれに来る予定なの」P「そうだったのか…。え、でも平日の昼なのに2人とも来れるのか?」冬「愛依はテストの中日で丁度休みらしいわ。……あさひは」P「……」冬「仮病使って来るらしいわ……」P「……聞いてない」冬「ちゃんとふゆも止めたんだからね?でもどうしてもって言うこと聞かなくって。前の日でも次の休日でもいいって言ったのに」P「……本当は止めた方がいいんだろうけど。まあ、俺も先生やあさひの親御さんに掛け合ってみるよ」冬「悪いわね」P「とんでもないよ。でも、夜が空いてたのは意外だったな」冬「…………」P「冬優子?」冬「念の為空けておいたのよ。お仕事が忙しいどっかの誰かさんでも、夜なら空いてるんじゃないかって」P「──!冬優子!」冬「うっさい!ニヤニヤしてんじゃないわよ。まだ、その相手があんた、なんて言ってないでしょ」P「ははっ、おう。でもよかった……」冬「良かったわね。ふゆの大切な日に一緒にいられて」P「本当だよ。俺は恵まれてる…」冬「ちょっとは否定しなさいよ…」P「はは、否定するところがなかったからな。とりあえず、時間だとか場所だとかはまた追って伝えるよ」冬「ええ。……楽しみにしてますね?プロデューサーさん♡」
『Talk to 『F』ather』冬「……。ねぇ、お母さん。どう?変じゃない?」母「まあ!とっても可愛いわよふゆちゃん!」冬「ほんとに…?後ろのとことか大丈夫?」母「大丈夫よ!親バカかもしれないけど、文句の付けようがないわ!」冬「親バカな感想の方が心配なんだけど……」母「それなら愛依ちゃんとあさひちゃんにも見てもらいましょう!ほら、2人とも!入ってきていいわよー」愛「ハイハーイ!わっ!冬優子ちゃんちょーキレイじゃん!」あ「冬優子ちゃん、見たことないドレス着てるっす!」母「今日の為に卸したのよねー?」冬「お母さんっ…!そういうの言わないでいいから」母「どう?可愛いでしょ?変なとこないか心配らしいの。2人からも感想聞かせてあげて?」冬「…どう?」愛「もち!めっちゃ似合ってるよっ!冬優子ちゃん!」冬「まぁ、あんたはそう言うでしょうね……」愛「あれ!?嬉しくない感じ?!」冬「嬉しくないっていうか……あんたいっつもふゆの評価甘いじゃない」愛「えー、別に普通っしょ!冬優子ちゃんほんとに可愛いんだし」冬「はいはい、……ありがと」愛「じゃっ、次はあさひちゃん!感想どうぞっ!」あ「んー」冬「な、何よ……」あ「んーーー」冬「変なとこがあるならちゃんと言ってよね」あ「なんか……今日の冬優子ちゃん、──すごく可愛いっすね」愛「!?」母「まぁ!」冬「〜〜っはぁ!?」あ「わっ、急に大きな声出さないでほしいっす」冬「あ、ごめん。え、あんた今なんて言った……?」あ「え、今日の冬優子ちゃんなんか可愛いっすね、って」冬「言ったわよね……」愛「言ってたね……」あ「どうしたんすか?2人とも」冬「どうしたってあんた……ねぇ?」愛「う、うん。あさひちゃんの口から可愛いって感想が出たの、驚いたかも」冬「そうよ。あんた口を開けば面白そうっすー!か、つまんないっすー。じゃない」あ「今のわたしの真似っすか?」冬「うっさい。いや、なんか逆に心配になってきたわ」あ「今日の冬優子ちゃん、ずっとうじうじしてて面白いっす」愛「確かに!こんなに自信なさげな冬優子ちゃんはじめてみたかも」母「そんなに心配ならお父さんにも見てもらいましょ。お父さんもきっと感想言いたいはずよ」冬「お父さんも親バカな感想言いそうじゃない?」母「いつもならそうかもだけど…。今日は違うんじゃないかな」
冬「という事なんだけど……。どう?変じゃない」父「……うん。私からは言うことないよ」冬「本当に?変じゃない?」父「ああ、勿論。何も心配することはないよ」冬「そう…なら、良かった」父「……」母「ちゃんと言ってあげなくていいの?綺麗だぞ、って」父「その言葉は……彼から言ってもらった方がいいだろ?」母「……!なるほど!あ、でも私たち言っちゃったわ…」父「それはいいんだ。ただ、せっかく男性から感想を聞くなら…ってね」ピンポーン愛「お!」あ「プロデューサーさんすかね!わたし出てくるっす!」愛「あ、あさひちゃん!うちも行く!あ、インターホンこっちだよー!」冬「………」母「緊張してる?」冬「そりゃ、一応……」母「ふふ…」あ「あさひっす!」P『おお、あさひか。お疲れ様。黛さんの家から芹沢さんが出たからびっくりしたよ』あ「確かにそっすね!黛っす!」愛「黛愛依です〜!」P『おお、愛依も。お疲れ様』愛「おつおつ〜!あ、冬優子ちゃん呼ぶね!」P『よろしく頼むよ』愛「もち!冬優子ちゃーん!プロデューサー来たよー!」冬「………………。ちょっ、ちょっと待って!心の準備がまだ……!」愛「アハハー!冬優子ちゃん顔真っ赤……!」あ「冬優子ちゃん、まだ心の準備が出来てないから来れないらしいっす!」冬「そのまま伝えなくていいのっ!!」P『はははっ…。じゃあ俺は外で待ってるから、って伝えておいてくれ。時間にはまだ余裕があるから、それも』愛「りょーかい!」あ「わかったっす!」冬「…………〜〜〜っ」父「……」母「あんなにタジタジなふゆちゃんはじめて見たわね」父「……ああ。……母さん、少しプロデューサーさんとお話をしてくるよ」母「あら?」父「まだ一度も面と向かってお話をしたことがなかっただろ?こういう機会はそうそうない。今のうちにご挨拶をしておこうと思って」母「まあまあ!娘は渡さんぞー!って感じで?」父「そんなんじゃないよ。寒い中ひとりで待たせる訳には行かないしね。行ってくるよ」ガチャッP「……ん、冬優……」父「どうも」P「のお父様……!は、初めまして!」父「初めまして、プロデューサーさん。冬優子の父です」P「はい!いつも冬優子さんにはお世話になっています!」父「はは、お世話になっているのは娘の方でしょう」P「いえいえそんな!実際に冬優子さんにはいつも迷惑や心配ばかりかけていて……!」父「はは、本当に話に聞いてた通りだ」P「……?」父「娘は少ししか話してくれないのですが、妻からはよくあなたの話を聞いておりまして。謙虚で誠実で、真摯で素敵な方だと」P「そんな……!恐れ多いです」父「娘はもう少し出れないでしょうから、……良ければ少しお話がしたいと思いまして。ほら、私は平日仕事で家を開けてますから、プロデューサーさんが家にいらっしゃった時もお会いできないでしょう?前々から直接お話をしたかったんです」P「それは……!私もです。大切な一人娘を任せていただいているのに、直接ご挨拶が出来なく、申し訳ない限りでした」父「そう思っていただけてるだけで十分ですよ。……冬優子は……娘はどうですか、アイドルとして」P「アイドルとしては本当に優等生です。アイドルとしてファンに向き合う姿勢、仕事へのひたむきさ、決して他者には見せない血のにじむような努力、そして日頃からの自己研鑽。アイドルとして、……人としても素晴らしい力の持ち主です。私も、そういう姿を尊敬しています」父「そうですか……。娘はあまり家で仕事の話をしてくれませんからね。雑誌やテレビ、ライブなどでしかその姿を見れませんから。あなたの目から見ても立派にこなしてくれているのなら、誇らしい限りです」P「ええ、本当に立派です。スカウトして良かったと、心から思っています。それに」父「それに?」P「冬優子さんなら絶対にトップアイドルになれると確信しています」父「……!そうですか……!」P「あ、これはお父様の前だからお世辞を言ってる訳ではなくですね!」父「ははっ、ええ。もちろんわかっていますとも。あなたは人を騙すことはしないでしょう」P「はは。……いえ、私は沢山の人を騙してます」父「……冬優子と一緒にですか?」 P「……!はい。……変な話、誇らしいんです。冬優子さんにここまで信頼して貰えて。2人で…アイドルとプロデューサーとして、世界を……冬優子さんの言い方を借りるなら「騙くらかす」ことが出来て、本当に嬉しいんです。そうやってたくさんの人に笑顔と希望を届けることが出来るんだって」父「そうですか。本当にあの子は……アイドルなんですね」P「ええ!お父様の前で言うのは烏滸がましいのですが……」父「……」P「冬優子は、私の自慢のアイドルです」父「───!」P「ははっ、申し訳ないです」父「いえ、滅相もない。……あなたに会えてよかった。私も……冬優子も」P「光栄です」父「プロデューサーさん」P「……はい」父「冬優子を……よろしくお願いします」ガチャッ冬「──……お待たせ…!…プロデ──」P「もちろんです。冬優子さんを絶対に──幸せにしてみせます」冬「───っ〜〜〜!?!?!?」父「ははっ。よろしく頼みますよ。……おや、ふゆちゃん。もう良かったのかい?」冬「へ!?え、いや、お父さん。プロデューサーとなんの話して─!」父「ははっ、まあそれはいいじゃないか。ほら、プロデューサーさんから伝えたいことがあるそうだ」冬「─!」P「……ははっ。お待たせ、冬優子」父「……」ガチャッ冬「待たせたのはふゆの方でしょ」P「そうじゃなくてさ、伝えるのが、だよ」冬「……」P「お誕生日おめでとう、冬優子。生まれてきてくれて、本当にありがとう」冬「──────。0時回ってすぐお祝いしてくれたでしょ、あんたは」P「ははっ、こういうのは直接伝えてこそだろ?それには」冬「……なに?」P「とても綺麗だ」冬「!──…………あ、ありがと……」P「素敵だ。とても似合ってる」冬「と、トーゼンでしょ……」P「……うん。凄く……本当に綺麗だ」冬「ふふっ、うっとりしちゃって。そんなに良かった?今日のふゆ」P「ははっ、いつでも素敵なんだけどな。でも今日の冬優子はやっぱり特別綺麗だと思う」冬「なぁに、あんた。ふふっ、もしかして、あんたとのご飯のためにふゆが気合い入れておめかししたー、なんて思ってるの?」P「ああ」冬「……っ!あんた!前言った時はもっと動揺してたでしょ?!」P「ははっ、俺は冬優子のプロデューサーなんだ。冬優子のおかげで、前より自信がついたんだよ」冬「……生意気」P「はは、そう言わないでくれ」冬「……」P「……」冬・P「「あはは……!」」冬「じゃ、行きましょうか」P「ああ、先にお母さんにもご挨拶していいか?」冬「ええ。じゃあ、お母さん呼んでくるから」P「おう!」冬「ちょっと待ってて、すぐ──」ガチャッあ・愛・母「「「あっ」」」父「……」冬「あっ」P「……はは」冬「何盗み聞きしんのよあんた達〜!!!」
冬「そういうことだから。行ってくるわ」母「気をつけてね、ふゆちゃん。プロデューサーさんも、この子のこと、よろしくお願いします」P「はい。もちろんです」愛「じゃねー!冬優子ちゃん!楽しんできて!」冬「ありがと」あ「なんかお土産買ってきて欲しいっす!」冬「旅行じゃないんだから……。まあ、なんか持ち帰れそうなものあったら考えとくわ」あ「ありがとっす!」冬「じゃあ、お父さん。行ってくるね」父「ああ。行ってらっしゃい」冬「行ってきます」父「……なぁ、『冬優子』」冬「……!」父「とても綺麗だ」冬「ふふ、ありがとう。……行ってきます」母「行っちゃったわね」父「ああ」あ「……なんで冬優子ちゃんのお父さんが泣いてるっすか?」愛「……アハハ」母「さあ!身体冷える前に家に戻っちゃいましょ。あさひちゃん!愛依ちゃん!ふゆちゃんもお出かけしてることだし、普段見れないふゆちゃんのアルバム見せちゃうわよ!」愛「えぇ!?マジですか!」母「マジよ、マジ!」あ「私も見たいっす〜!」母「それ見終わったらふゆちゃんの年少さんの時のDVDも見ましょう!本当に可愛いのよふゆちゃったら、今は一緒に見てくれなくなっちゃったから。折角なんだし、今日はあさひちゃんと愛依ちゃんにも付き合って欲しいわ!」あ・愛「「お〜!」」父「……その前に。あさひちゃん、愛依ちゃん、ちょっといいかな?」あ「どうしたんすか?」父「君たちから見たプロデューサーさんは……どんな人だい?」愛「……?んー。改めて聞かれるとちょっとムズかしいけど……」あ「そうっすね」愛「……優しくてかっこよくて」あ「わたしたちのこと、いっつも考えてくれて、お仕事頑張ってくれてる人っす!」父「……そうか。引き止めて悪かったね2人とも。ありがとう」愛「いえいえ全然ー!ね?あさひちゃんっ」あ「はいっす!」母「はい!じゃあさっさとお家入っちゃいましょうー!」父「………うん。そうか!」
『Together in the 『F』uture, even now』P(プロデューサーになった時、社長に連れてきてもらったの以来だな……)冬「凄い立派なビルじゃない」P「ははっ、だろ?ここの最上階にあるんだよ。上がるのは大変なんだけど、景色も素敵でいい場所だよ。あ、今日取ったの個室だから夜景が見えるのかは分かんないんだけど」冬「いいわよそんなの。夜景にばっか目を取られて、ふゆのこと見られなくなったら困るでしょ?」P「ははっ。でも俺は100万ドルの夜景よりも冬優子の方をとるぞ?」冬「……今日は妙にカッコつけてるわね。いや、まあキザな言い回しは時々してくるけど」P「そ、そうか……?確かにちょっと浮かれてるかもな」冬「……てか、あんたここ来たことあるの?」P「……?ああ、前に1度だけな」冬「……誰と?」P「うーん。……秘密だ」冬「……っ!あんた今日誕生日のふゆに隠し事しようっての?」P「はは、どっかのタイミングで話すよ。……嫉妬してたり─」冬「してないっ!揶揄うの大概にしなさいよね、お上りさん。このままじゃふゆ、ご飯食べる前に不機嫌になっちゃうわよ」P「それは困るな……。じゃあ、よし早速入ろう」店「いらっしゃいませ。ご予約のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」P「はい!20:00時から予約の─」冬(そりゃそうだけど……。ほんと高そうね、ここのお店。無理…させてるわよね…。…値段調べるのは失礼、か。ちゃんとご馳走にならないとね)P「よし、冬優子。部屋案内してくれるって」冬「わー!ありがとうございます♡プロデューサーさんっ!」店「では、まずはドリンクをお伺いします」P「冬優子、今日は飲むのか?」冬「そうですね……。折角ですし、なにか飲みたいなって!」P「そうか、好きなの選んでくれ。俺も同じのにするよ」冬「えーっ!沢山ありすぎてふゆ、選べないです……。でもそれなら……プロデューサーさんが前に美味しそうに飲んでたビールにしたいです!」P「そうか……!すみません、ここビールは置いてますか?」店「はい」P「じゃあ、ビールを2つ」店「かしこまりました」冬「なんでビールあるか聞いたの?」P「こういう少しお高めのレストラン、ここは違うけど例えばフレンチとかだとビール自体置いてないってお店もそこそこあるんだ。ワインとかがメインになるからな」冬「ふゆちょっと、恥ずかしいこと言ってた……?」P「そんなことは無いよ。実際お店に置いてたし、せっかくの食事なら好きなものを飲んだ方がいい」冬「そう。ならよかった」P「ああ」冬「……ねぇ、店員さん、ふゆ達を密会デート♡みたいに思ってたらどうする?」P「……た、確かに。人目につかないように個室にしたんだけど、店員さんとはどうして顔合わせるからな……」冬「……一応」P「ん?」冬「アイドルとプロデューサー、出来てるのよね、ふゆたち」P「……そうだな」冬「……そ。なら大丈夫でしょ。あんたならちゃんとカバーできるでしょうし、今までだって何回もご飯自体いってるし」P「ははっ、それもそうだな」冬「だからって油断すんじゃないわよ。悪意持った週刊誌とかにすっぱ抜かれると面倒なんだから」P「お、おう。もちろんだ」冬「ならいいけど」P「そういえば、お酒は家で飲んだのか?」冬「飲んでないわよ。夜にあんたとの予定あるのにお酒なんて入れられるわけないでしょ」P「そ、そうか。それなら、お酒飲むの初めてになるんじゃないか?」 冬「そういうことになるわね」P「大丈夫なのか?親御さんたちは何も言わなかったのか?」冬「……なんて?」P「ほら、お酒はちゃんと信用出来る人と飲みなさい、みたいな」冬「言われたわよ」P「そうか」冬「そのうえで聞くけど?あんた以上の適任はいるの?」P「……いないと思う」冬「そこは断言しときなさーい?」P「ははっ、悪い」冬「ふゆ、お酒は家かあんたが責任持って送迎してくれる時しか飲まないから。これからの撮影の打ち上げとかもそういうことでお願いね」P「おう。任せてくれ。……ははっ」冬「どうしたのー?嬉しそうな顔して」P「だってさ、冬優子にこんなに頼りにされてるんだぞ?嬉しくもなるさ」冬「もうっ……ほんとに今日はお上りさんね」P「はは」コンコン店「失礼します。ビールおふたつでございますね」P「ありがとうございます」冬「ありがとうございます♡」店「最初のお料理をお持ちしますので少々お待ちくださいませ」P「それじゃあ……改めまして」冬「……」P「誕生日おめでとう!冬優子!」冬「ありがと。……乾杯!」P「乾杯!」冬「……んっ……んっ」P「……どうだ?」冬「にっがい……!」P「はははっ!そうだろう?!」冬「なんであんたたち大人はそんな美味しそうに飲んでんのよ!」P「なんでだろうな……俺もいつの間にか飲めるようになってたよ。のど越しってやつなんだけどな、まだ難しいよ」冬「うぇ……ほんとに飲めるようになるのかしら」 P「ビールは色んなものと相性いいからな。味の濃ゆい料理だったりとか。そういうのと一緒に飲むといいよ」冬「そうね。……んっ」P「冬優子……?」冬「……やっぱり苦い」P「そりゃこの一瞬じゃ味は変わらないよ……」冬「とりあえず」P「……?」冬「ふゆがビールの美味しさ分かるまで付き合いなさいよね、晩酌」 P「ははっ。おう」冬「ふふっ」
冬「ふぅ……流石にちょっとお酒は休憩」P「お冷もらおうか」冬「そうね、お願いしようかしら」P「冬優子はお酒入れても顔色あんまり変わらないな」冬「あんたは飲み始めからかなり赤らんでたけどね」P「ははっ、すぐ赤くなるから止められるんだ。もう無理して飲まなくていいんだぞーって」冬「それはそれで便利そうじゃない?それに、ちょっと可愛いしね。そういうあんた新鮮」P「そ、そうか…?ちょっと恥ずかしいな」冬「……ねぇ、このタイミングだから少し話したいことがあるんだけど……。いい?」P「……。ああ、もちろん」冬「凄く暗い話になるから。多分あんたのメンタルに多少なりとダメージ行くから。覚悟して聞いて」P「おう。冬優子も……その、キツかったら途中でやめてもいいからな」冬「あんたにダメージ行くって話なのに、なんでふゆを気遣ってんのよ」P「……こんな場所でわざわざ冬優子が話してくれるんだ。……冬優子にとっても重い話なんじゃないかな、って」冬「……まあ、そうね。正解よ」P「……そうか」冬「ふゆね、アイドルやめちゃってたのよ」 P「──────……は!?!?えっ────」冬「あぁ、夢の中でね?」P「……っ。───っはぁぁぁぁぁ……よかった……。ていうか心臓止めるつもりで話始めないでくれ」冬「ふふ。そもそもあんたのアイドルはちゃんと目の前にいるでしょ?」P「それはそうだけど……。いや、でも夢でもアイドルをやめた冬優子ってのは……嫌だな」冬「しかもトップアイドルになったあとで」P「……それって」冬「その上、その時のプロデューサーはあんたじゃない」P「…………っ!」冬「お気づきかしら?」P「前一緒に見に行った映画の話みたいだな」冬「せーかい。見に行く前ちょっと零しちゃったじゃない?『くだらない夢を見ちゃったって』予習し過ぎて夢にまで出ちゃったわ。心臓に悪いわよ全く」P「……ほんとにだよ。そうか……俺はプロデューサーじゃなかったのか」冬「…………本当に残念ながらね」P「その夢の中じゃ、俺はいなかった感じなのか?」冬「いたわよ、ちゃんと。ふゆの『元』プロデューサーさんとして」P「………………。それは……」冬「……」P「悔しいな。本当に」冬「そう」P「夢の中の俺はなにか言わなかったのか?……その、アイドルやめた冬優子に」冬「直接話したのは1回だけだったかしら。今でも283のアイドルだと思ってるー、また顔出してくれーって。……それに頑張れって」P「……それだけか」冬「そう。それだけ」P「……頭にくるな」冬「全くよ。あんな辛そうな顔してるふゆの手を引かないなんてどうかしてるわ」P「……」冬「……それに」P「……?」冬「あんたに「ふゆ」を見せてっていなかった、夢の中のふゆにも」P「───!」冬「笑っちゃうわよね。夢だったトップアイドルになって、その後はアイドル業界の顔なんて呼ばれる大物女優としての地位を手に入れたのに、全然楽しそうじゃないのよ?ふゆ」P「…………そんな冬優子に声をかけられなかったのか、俺は」冬「あんたじゃないわよ。あんなやつ」P「……」冬「あの夢のふゆたち、多分どこかで間違えちゃったんでしょうね。どこかはわかんないけど……。お互いを信じられていなかったと思うの」P「そうか……」冬「……あの時控え室で、ふゆは我慢できちゃったのかもしれないし、ストレイライトが結成されなかったのかもしれない」P「俺は冬優子のことをちゃんと見れなかったのかな……」冬「かもね。それかもう単純に喧嘩別れ?『あんたが私(ふゆ)のこといらないってんなら──どこに生きる意味があるのよ』みたいな」P「っそんなこと!」冬「分かってるわよ。ありがとう。夢の中の大女優さまのセリフよ」P「……ごめんな」冬「なにが?」P「そういう不安な思いをさせる夢を見させてしまって」冬「───っ!?っぷふっ」P「ふ、冬優子?!笑うとこじゃ─」冬「いやいや!笑っちゃうわよあんた」P「な、なんでさ!」冬「あんたがどんだけ頑張っても、ふゆの夢の中は変えられないんだもの、どこまでふゆのメンタル頑張ってくれるつもりなのよ」P「それはそうだけど……!」冬「それにね」P「……!」冬「前にあんた言ったじゃない、「ふゆはどんな形でもきっとアイドルとして成功してたと思う」って」P「ああ、言ったな……」冬「ふゆ、それになんて返した?……大事なとこだけ言いなさいよ」P「…………今の冬優子が冬優子、だって」冬「大正解♡よく出来ました。……つまりそういうことなのよ」P「……」冬「確かにそうなっちゃうかもしれないことがふゆたちの間にあったのかもしれない。どこかで間違えてたら、もしかしたら今ですらふゆとあんたはアイドルとプロデューサーじゃなかったかもしれない。──でも『今』ふゆたちは一緒にいる。切っても切り離せない存在として。一緒に居られてる。それって……それってとっても素敵なことだと思わない?」P「────!!」冬「今までふゆたちが一緒に過ごしてきた時間は無駄じゃなかったの。間違いじゃなかったの。確かに辛かったりキツかったり、悩んだり悔やんだり、時にはぶつかったり……そういうのがあったから、今と、そしてこれからの幸せなふゆがいると思うの」P「───冬優子」冬「本当にありがとう、プロデューサー。今、ふゆと一緒にいてくれて」P「……ははっ、なんで冬優子が泣いてるんだ」冬「あんたに言われた無いわよ、ボロ泣きもいいとこよあんた」P「だってさ、冬優子が今を幸せって言ってくれたんだぞ?これ以上の幸せはないだろ」冬「……!」P「不安になることは、やっぱりあるんだ。この道で本当にいいんだろうかって。ほら冬優子は演技の評価も本当に高いだろ?もしかしたら冬優子にとって、本当に輝ける場所を……俺は用意出来てないんじゃないかって。もしかしたら……冬優子にはたくさんの我慢をさせてしまってるんじゃないかって。俺は─冬優子の幸せを奪っちゃってるんじゃないかって」冬「……そんなことっ。……っ……あるわけ、ないじゃないっ」P「ああ、だから……謝らせて欲しい。冬優子」冬「……」P「冬優子の信頼を疑って、本当にごめん。冬優子がこんなに大切に思ってくれてるのに、俺自身が俺を信じられなくて。本当にごめん」冬「…………っ。……ずずっ。許す」P「……ありがとう。はは、ほら、ハンカチ」冬「……ありがと」P「なあ、冬優子」冬「何よ」P「絶対に幸せにする。誓うよ」冬「ふふっ。じゃあふゆも」P「?」冬「トーゼンでしょんふゆとあんたは、コインの表と裏みたいな関係なんでしょ?ならふゆも、あんたのことを幸せにしてみせる。誓うわ」P「──ああ!これからもずっとよろしく頼むよ、冬優子」冬「──。プロデューサー……誕生日、お祝いしてくれてありがとう」P「ああ。お祝いさせてくれてありがとう」冬「ふゆのこと見つけてくれてありがとう」P「こちらこそ。あの日……あそこにいてくれてありがとう」冬「ふふっ、ふゆが感謝したいのに感謝で返されちゃうわ」P「今日はそういう日なんだ。冬優子にありったけの感謝を伝えさせてくれ」冬「そ。ありがとう。余すことなく受け取っておくわ」
新規を全く取り入れる気の無いあんなアニメを作ってしまった所なんかいつ頃からか高尚な意識高い系だと勘違いしてしまっている所
空気読めないオタクの解像度高えわ
古参も見てる奴殆ど居ないと思う…
声優が問題を起こしがちな所は…?
描写は生々しいし露悪的な奴もいるけどシナリオ自体は露悪的じゃないどころかそれでも現状の自分を認めて前を向いていけと言ってくれるシャニマスが好きなんだ
二次元とリアリティのバランスの良さはいつも感じる
シナリオの主人公だから最後は成功で終わるとかじゃなくて、そのキャラらしさを描くために「実際はこうなるだろう」「この方が現実味もあるし共感できる」ってのを選ぶシャニマスくんが好き
冬優子があさひの生き方に憧れるの、シャニPとかなり感性が似てるところだよな…だからこそ冬優子とシャニPとのあの距離感が生まれるのかも
果穂のシャニPが家にいるから宿題に熱心に手をつけてるところとか、部屋にジャスティスⅤグッズがそんな飾られてない理由とか、そういう『高身長でヒーロー好きの小学生女子』という一言では表せないところほんとに好き。
果穂がいい子すぎてリアリティ無いと言われたらまあはい。
シャニマスくんにはいつまでも続いてほしいと思ってしまうよ…
サ終したらアイドル達がみんな散り散りになってしまって、自分が取り残されるような…そんな気持ちになる
そんな売上わるかったっけ?
@@magumi0_0enza版がどれぐらいか知らないけど、アプリの方は…まぁうん…
本家がソシャゲとしては時代遅れになりつつあるからシャニソンこけたのでコンテンツ寿命めちゃくちゃ縮まってそうで怖い
俺よく知らないけど、バンナムや学マスがキャリーしてくれるからまだまだ大丈夫なんじゃね🙄って思ってる
デレステとミリシタも。デレステとミリシタと学マスも続いて欲しいですね。
ロードトゥ〜だったり小鳥達の讃歌だったり節目で小糸の成長を描いてくれるのは好き。それにしてはスパンが長いw
何がとは言わないけど、ゆったりした服のときにYで、キツくて胸元が締まるような服のときにIになるこだわりがキモくて嫌い(好き)
あさひの友達だったら隣の席の河野君がいるのでは?
芹沢あさひと僕…!?
これが反対ごっこですか
なんか嫌なモブキャラがマジでキモくてびっくりしたわ。
黛冬優子さんのお誕生日なので、幻視投下します……。
『with 『F』uyuko』
冬「……あんた、4日の夜ってなにか予定ある?」
冬(白々しすぎるかしら……?)
冬「4日の夜、付き合って欲しいんだけど」
冬(ちょっとくさいかしら。うーん……)
ガチャッ
P「お疲れ様です」
冬「きゃっ?!」
P「おお、お疲れ様冬優子。悪いな、驚かせて」
冬「お、お疲れ様。別にいいわよ。……」
P「どうかしたか?」
冬「なんでもないわよ」
P「そうか。いや、でもちょうどよかった。今時間大丈夫か?」
冬「ええ。どうかしたの?」
P「ちょっとスケジュールの確認をしたくてな。仕事のスケジュールじゃないんだけど……」
冬「?」
P「4日のことなんだ。来月の」
冬「!……ふゆの誕生日ね。おやすみ貰ってたけど……仕事になりそう?」
P「いや!そうじゃないんだ。冬優子は休みのままだ。心配しなくていい」
冬「別に心配なんかしてないわ。元々あんたに気を使って貰って出来たおやすみなんだし」
P「冬優子にとって大切な日だからな。無理くりにでも休みにしたいさ」
冬「…そ。それじゃあ、どうしたの?」
P「もし……無理じゃなかったらでいいんだけど」
冬「……」
P「4日の夜、一緒に食事でもどうかな、って」
冬「……!」
P「夕方までどうしても外せない用事があってな。夜はご両親とかストレイライトのみんなで集まるかもしれないから、誘うのはやめておこうかと思ったんだが……やっぱりどうしても冬優子の誕生日を祝いたくてな……。どうだろう?」
冬「あんた…ふゆのこと好きすぎでしょ」
P「え?」
冬「……。大丈夫よ。空いてるわ、4日の夜」
P「……!そうか!よかった!でも大丈夫なのか?ご両親とご飯食べたりとかは…」
冬「元々お昼にするつもりだったのよ、ふゆの誕生会。愛依とあさひもそれに来る予定なの」
P「そうだったのか…。え、でも平日の昼なのに2人とも来れるのか?」
冬「愛依はテストの中日で丁度休みらしいわ。……あさひは」
P「……」
冬「仮病使って来るらしいわ……」
P「……聞いてない」
冬「ちゃんとふゆも止めたんだからね?でもどうしてもって言うこと聞かなくって。前の日でも次の休日でもいいって言ったのに」
P「……本当は止めた方がいいんだろうけど。まあ、俺も先生やあさひの親御さんに掛け合ってみるよ」
冬「悪いわね」
P「とんでもないよ。でも、夜が空いてたのは意外だったな」
冬「…………」
P「冬優子?」
冬「念の為空けておいたのよ。お仕事が忙しいどっかの誰かさんでも、夜なら空いてるんじゃないかって」
P「──!冬優子!」
冬「うっさい!ニヤニヤしてんじゃないわよ。まだ、その相手があんた、なんて言ってないでしょ」
P「ははっ、おう。でもよかった……」
冬「良かったわね。ふゆの大切な日に一緒にいられて」
P「本当だよ。俺は恵まれてる…」
冬「ちょっとは否定しなさいよ…」
P「はは、否定するところがなかったからな。とりあえず、時間だとか場所だとかはまた追って伝えるよ」
冬「ええ。……楽しみにしてますね?プロデューサーさん♡」
『Talk to 『F』ather』
冬「……。ねぇ、お母さん。どう?変じゃない?」
母「まあ!とっても可愛いわよふゆちゃん!」
冬「ほんとに…?後ろのとことか大丈夫?」
母「大丈夫よ!親バカかもしれないけど、文句の付けようがないわ!」
冬「親バカな感想の方が心配なんだけど……」
母「それなら愛依ちゃんとあさひちゃんにも見てもらいましょう!ほら、2人とも!入ってきていいわよー」
愛「ハイハーイ!わっ!冬優子ちゃんちょーキレイじゃん!」
あ「冬優子ちゃん、見たことないドレス着てるっす!」
母「今日の為に卸したのよねー?」
冬「お母さんっ…!そういうの言わないでいいから」
母「どう?可愛いでしょ?変なとこないか心配らしいの。2人からも感想聞かせてあげて?」
冬「…どう?」
愛「もち!めっちゃ似合ってるよっ!冬優子ちゃん!」
冬「まぁ、あんたはそう言うでしょうね……」
愛「あれ!?嬉しくない感じ?!」
冬「嬉しくないっていうか……あんたいっつもふゆの評価甘いじゃない」
愛「えー、別に普通っしょ!冬優子ちゃんほんとに可愛いんだし」
冬「はいはい、……ありがと」
愛「じゃっ、次はあさひちゃん!感想どうぞっ!」
あ「んー」
冬「な、何よ……」
あ「んーーー」
冬「変なとこがあるならちゃんと言ってよね」
あ「なんか……今日の冬優子ちゃん、──すごく可愛いっすね」
愛「!?」
母「まぁ!」
冬「〜〜っはぁ!?」
あ「わっ、急に大きな声出さないでほしいっす」
冬「あ、ごめん。え、あんた今なんて言った……?」
あ「え、今日の冬優子ちゃんなんか可愛いっすね、って」
冬「言ったわよね……」
愛「言ってたね……」
あ「どうしたんすか?2人とも」
冬「どうしたってあんた……ねぇ?」
愛「う、うん。あさひちゃんの口から可愛いって感想が出たの、驚いたかも」
冬「そうよ。あんた口を開けば面白そうっすー!か、つまんないっすー。じゃない」
あ「今のわたしの真似っすか?」
冬「うっさい。いや、なんか逆に心配になってきたわ」
あ「今日の冬優子ちゃん、ずっとうじうじしてて面白いっす」
愛「確かに!こんなに自信なさげな冬優子ちゃんはじめてみたかも」
母「そんなに心配ならお父さんにも見てもらいましょ。お父さんもきっと感想言いたいはずよ」
冬「お父さんも親バカな感想言いそうじゃない?」
母「いつもならそうかもだけど…。今日は違うんじゃないかな」
冬「という事なんだけど……。どう?変じゃない」
父「……うん。私からは言うことないよ」
冬「本当に?変じゃない?」
父「ああ、勿論。何も心配することはないよ」
冬「そう…なら、良かった」
父「……」
母「ちゃんと言ってあげなくていいの?綺麗だぞ、って」
父「その言葉は……彼から言ってもらった方がいいだろ?」
母「……!なるほど!あ、でも私たち言っちゃったわ…」
父「それはいいんだ。ただ、せっかく男性から感想を聞くなら…ってね」
ピンポーン
愛「お!」
あ「プロデューサーさんすかね!わたし出てくるっす!」
愛「あ、あさひちゃん!うちも行く!あ、インターホンこっちだよー!」
冬「………」
母「緊張してる?」
冬「そりゃ、一応……」
母「ふふ…」
あ「あさひっす!」
P『おお、あさひか。お疲れ様。黛さんの家から芹沢さんが出たからびっくりしたよ』
あ「確かにそっすね!黛っす!」
愛「黛愛依です〜!」
P『おお、愛依も。お疲れ様』
愛「おつおつ〜!あ、冬優子ちゃん呼ぶね!」
P『よろしく頼むよ』
愛「もち!冬優子ちゃーん!プロデューサー来たよー!」
冬「………………。ちょっ、ちょっと待って!心の準備がまだ……!」
愛「アハハー!冬優子ちゃん顔真っ赤……!」
あ「冬優子ちゃん、まだ心の準備が出来てないから来れないらしいっす!」
冬「そのまま伝えなくていいのっ!!」
P『はははっ…。じゃあ俺は外で待ってるから、って伝えておいてくれ。時間にはまだ余裕があるから、それも』
愛「りょーかい!」
あ「わかったっす!」
冬「…………〜〜〜っ」
父「……」
母「あんなにタジタジなふゆちゃんはじめて見たわね」
父「……ああ。……母さん、少しプロデューサーさんとお話をしてくるよ」
母「あら?」
父「まだ一度も面と向かってお話をしたことがなかっただろ?こういう機会はそうそうない。今のうちにご挨拶をしておこうと思って」
母「まあまあ!娘は渡さんぞー!って感じで?」
父「そんなんじゃないよ。寒い中ひとりで待たせる訳には行かないしね。行ってくるよ」
ガチャッ
P「……ん、冬優……」
父「どうも」
P「のお父様……!は、初めまして!」
父「初めまして、プロデューサーさん。冬優子の父です」
P「はい!いつも冬優子さんにはお世話になっています!」
父「はは、お世話になっているのは娘の方でしょう」
P「いえいえそんな!実際に冬優子さんにはいつも迷惑や心配ばかりかけていて……!」
父「はは、本当に話に聞いてた通りだ」
P「……?」
父「娘は少ししか話してくれないのですが、妻からはよくあなたの話を聞いておりまして。謙虚で誠実で、真摯で素敵な方だと」
P「そんな……!恐れ多いです」
父「娘はもう少し出れないでしょうから、……良ければ少しお話がしたいと思いまして。ほら、私は平日仕事で家を開けてますから、プロデューサーさんが家にいらっしゃった時もお会いできないでしょう?前々から直接お話をしたかったんです」
P「それは……!私もです。大切な一人娘を任せていただいているのに、直接ご挨拶が出来なく、申し訳ない限りでした」
父「そう思っていただけてるだけで十分ですよ。……冬優子は……娘はどうですか、アイドルとして」
P「アイドルとしては本当に優等生です。アイドルとしてファンに向き合う姿勢、仕事へのひたむきさ、決して他者には見せない血のにじむような努力、そして日頃からの自己研鑽。アイドルとして、……人としても素晴らしい力の持ち主です。私も、そういう姿を尊敬しています」
父「そうですか……。娘はあまり家で仕事の話をしてくれませんからね。雑誌やテレビ、ライブなどでしかその姿を見れませんから。あなたの目から見ても立派にこなしてくれているのなら、誇らしい限りです」
P「ええ、本当に立派です。スカウトして良かったと、心から思っています。それに」
父「それに?」
P「冬優子さんなら絶対にトップアイドルになれると確信しています」
父「……!そうですか……!」
P「あ、これはお父様の前だからお世辞を言ってる訳ではなくですね!」
父「ははっ、ええ。もちろんわかっていますとも。あなたは人を騙すことはしないでしょう」
P「はは。……いえ、私は沢山の人を騙してます」
父「……冬優子と一緒にですか?」
P「……!はい。……変な話、誇らしいんです。冬優子さんにここまで信頼して貰えて。2人で…アイドルとプロデューサーとして、世界を……冬優子さんの言い方を借りるなら「騙くらかす」ことが出来て、本当に嬉しいんです。そうやってたくさんの人に笑顔と希望を届けることが出来るんだって」
父「そうですか。本当にあの子は……アイドルなんですね」
P「ええ!お父様の前で言うのは烏滸がましいのですが……」
父「……」
P「冬優子は、私の自慢のアイドルです」
父「───!」
P「ははっ、申し訳ないです」
父「いえ、滅相もない。……あなたに会えてよかった。私も……冬優子も」
P「光栄です」
父「プロデューサーさん」
P「……はい」
父「冬優子を……よろしくお願いします」
ガチャッ
冬「──……お待たせ…!…プロデ──」
P「もちろんです。冬優子さんを絶対に──幸せにしてみせます」
冬「───っ〜〜〜!?!?!?」
父「ははっ。よろしく頼みますよ。……おや、ふゆちゃん。もう良かったのかい?」
冬「へ!?え、いや、お父さん。プロデューサーとなんの話して─!」
父「ははっ、まあそれはいいじゃないか。ほら、プロデューサーさんから伝えたいことがあるそうだ」
冬「─!」
P「……ははっ。お待たせ、冬優子」
父「……」
ガチャッ
冬「待たせたのはふゆの方でしょ」
P「そうじゃなくてさ、伝えるのが、だよ」
冬「……」
P「お誕生日おめでとう、冬優子。生まれてきてくれて、本当にありがとう」
冬「──────。0時回ってすぐお祝いしてくれたでしょ、あんたは」
P「ははっ、こういうのは直接伝えてこそだろ?それには」
冬「……なに?」
P「とても綺麗だ」
冬「!──…………あ、ありがと……」
P「素敵だ。とても似合ってる」
冬「と、トーゼンでしょ……」
P「……うん。凄く……本当に綺麗だ」
冬「ふふっ、うっとりしちゃって。そんなに良かった?今日のふゆ」
P「ははっ、いつでも素敵なんだけどな。でも今日の冬優子はやっぱり特別綺麗だと思う」
冬「なぁに、あんた。ふふっ、もしかして、あんたとのご飯のためにふゆが気合い入れておめかししたー、なんて思ってるの?」
P「ああ」
冬「……っ!あんた!前言った時はもっと動揺してたでしょ?!」
P「ははっ、俺は冬優子のプロデューサーなんだ。冬優子のおかげで、前より自信がついたんだよ」
冬「……生意気」
P「はは、そう言わないでくれ」
冬「……」
P「……」
冬・P「「あはは……!」」
冬「じゃ、行きましょうか」
P「ああ、先にお母さんにもご挨拶していいか?」
冬「ええ。じゃあ、お母さん呼んでくるから」
P「おう!」
冬「ちょっと待ってて、すぐ──」
ガチャッ
あ・愛・母「「「あっ」」」
父「……」
冬「あっ」
P「……はは」
冬「何盗み聞きしんのよあんた達〜!!!」
冬「そういうことだから。行ってくるわ」
母「気をつけてね、ふゆちゃん。プロデューサーさんも、この子のこと、よろしくお願いします」
P「はい。もちろんです」
愛「じゃねー!冬優子ちゃん!楽しんできて!」
冬「ありがと」
あ「なんかお土産買ってきて欲しいっす!」
冬「旅行じゃないんだから……。まあ、なんか持ち帰れそうなものあったら考えとくわ」
あ「ありがとっす!」
冬「じゃあ、お父さん。行ってくるね」
父「ああ。行ってらっしゃい」
冬「行ってきます」
父「……なぁ、『冬優子』」
冬「……!」
父「とても綺麗だ」
冬「ふふ、ありがとう。……行ってきます」
母「行っちゃったわね」
父「ああ」
あ「……なんで冬優子ちゃんのお父さんが泣いてるっすか?」
愛「……アハハ」
母「さあ!身体冷える前に家に戻っちゃいましょ。あさひちゃん!愛依ちゃん!ふゆちゃんもお出かけしてることだし、普段見れないふゆちゃんのアルバム見せちゃうわよ!」
愛「えぇ!?マジですか!」
母「マジよ、マジ!」
あ「私も見たいっす〜!」
母「それ見終わったらふゆちゃんの年少さんの時のDVDも見ましょう!本当に可愛いのよふゆちゃったら、今は一緒に見てくれなくなっちゃったから。折角なんだし、今日はあさひちゃんと愛依ちゃんにも付き合って欲しいわ!」
あ・愛「「お〜!」」
父「……その前に。あさひちゃん、愛依ちゃん、ちょっといいかな?」
あ「どうしたんすか?」
父「君たちから見たプロデューサーさんは……どんな人だい?」
愛「……?んー。改めて聞かれるとちょっとムズかしいけど……」
あ「そうっすね」
愛「……優しくてかっこよくて」
あ「わたしたちのこと、いっつも考えてくれて、お仕事頑張ってくれてる人っす!」
父「……そうか。引き止めて悪かったね2人とも。ありがとう」
愛「いえいえ全然ー!ね?あさひちゃんっ」
あ「はいっす!」
母「はい!じゃあさっさとお家入っちゃいましょうー!」
父「………うん。そうか!」
『Together in the 『F』uture, even now』
P(プロデューサーになった時、社長に連れてきてもらったの以来だな……)
冬「凄い立派なビルじゃない」
P「ははっ、だろ?ここの最上階にあるんだよ。上がるのは大変なんだけど、景色も素敵でいい場所だよ。あ、今日取ったの個室だから夜景が見えるのかは分かんないんだけど」
冬「いいわよそんなの。夜景にばっか目を取られて、ふゆのこと見られなくなったら困るでしょ?」
P「ははっ。でも俺は100万ドルの夜景よりも冬優子の方をとるぞ?」
冬「……今日は妙にカッコつけてるわね。いや、まあキザな言い回しは時々してくるけど」
P「そ、そうか……?確かにちょっと浮かれてるかもな」
冬「……てか、あんたここ来たことあるの?」
P「……?ああ、前に1度だけな」
冬「……誰と?」
P「うーん。……秘密だ」
冬「……っ!あんた今日誕生日のふゆに隠し事しようっての?」
P「はは、どっかのタイミングで話すよ。……嫉妬してたり─」
冬「してないっ!揶揄うの大概にしなさいよね、お上りさん。このままじゃふゆ、ご飯食べる前に不機嫌になっちゃうわよ」
P「それは困るな……。じゃあ、よし早速入ろう」
店「いらっしゃいませ。ご予約のお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
P「はい!20:00時から予約の─」
冬(そりゃそうだけど……。ほんと高そうね、ここのお店。無理…させてるわよね…。…値段調べるのは失礼、か。ちゃんとご馳走にならないとね)
P「よし、冬優子。部屋案内してくれるって」
冬「わー!ありがとうございます♡プロデューサーさんっ!」
店「では、まずはドリンクをお伺いします」
P「冬優子、今日は飲むのか?」
冬「そうですね……。折角ですし、なにか飲みたいなって!」
P「そうか、好きなの選んでくれ。俺も同じのにするよ」
冬「えーっ!沢山ありすぎてふゆ、選べないです……。でもそれなら……プロデューサーさんが前に美味しそうに飲んでたビールにしたいです!」
P「そうか……!すみません、ここビールは置いてますか?」
店「はい」
P「じゃあ、ビールを2つ」
店「かしこまりました」
冬「なんでビールあるか聞いたの?」
P「こういう少しお高めのレストラン、ここは違うけど例えばフレンチとかだとビール自体置いてないってお店もそこそこあるんだ。ワインとかがメインになるからな」
冬「ふゆちょっと、恥ずかしいこと言ってた……?」
P「そんなことは無いよ。実際お店に置いてたし、せっかくの食事なら好きなものを飲んだ方がいい」
冬「そう。ならよかった」
P「ああ」
冬「……ねぇ、店員さん、ふゆ達を密会デート♡みたいに思ってたらどうする?」
P「……た、確かに。人目につかないように個室にしたんだけど、店員さんとはどうして顔合わせるからな……」
冬「……一応」
P「ん?」
冬「アイドルとプロデューサー、出来てるのよね、ふゆたち」
P「……そうだな」
冬「……そ。なら大丈夫でしょ。あんたならちゃんとカバーできるでしょうし、今までだって何回もご飯自体いってるし」
P「ははっ、それもそうだな」
冬「だからって油断すんじゃないわよ。悪意持った週刊誌とかにすっぱ抜かれると面倒なんだから」
P「お、おう。もちろんだ」
冬「ならいいけど」
P「そういえば、お酒は家で飲んだのか?」
冬「飲んでないわよ。夜にあんたとの予定あるのにお酒なんて入れられるわけないでしょ」
P「そ、そうか。それなら、お酒飲むの初めてになるんじゃないか?」
冬「そういうことになるわね」
P「大丈夫なのか?親御さんたちは何も言わなかったのか?」
冬「……なんて?」
P「ほら、お酒はちゃんと信用出来る人と飲みなさい、みたいな」
冬「言われたわよ」
P「そうか」
冬「そのうえで聞くけど?あんた以上の適任はいるの?」
P「……いないと思う」
冬「そこは断言しときなさーい?」
P「ははっ、悪い」
冬「ふゆ、お酒は家かあんたが責任持って送迎してくれる時しか飲まないから。これからの撮影の打ち上げとかもそういうことでお願いね」
P「おう。任せてくれ。……ははっ」
冬「どうしたのー?嬉しそうな顔して」
P「だってさ、冬優子にこんなに頼りにされてるんだぞ?嬉しくもなるさ」
冬「もうっ……ほんとに今日はお上りさんね」
P「はは」
コンコン
店「失礼します。ビールおふたつでございますね」
P「ありがとうございます」
冬「ありがとうございます♡」
店「最初のお料理をお持ちしますので少々お待ちくださいませ」
P「それじゃあ……改めまして」
冬「……」
P「誕生日おめでとう!冬優子!」
冬「ありがと。……乾杯!」
P「乾杯!」
冬「……んっ……んっ」
P「……どうだ?」
冬「にっがい……!」
P「はははっ!そうだろう?!」
冬「なんであんたたち大人はそんな美味しそうに飲んでんのよ!」
P「なんでだろうな……俺もいつの間にか飲めるようになってたよ。のど越しってやつなんだけどな、まだ難しいよ」
冬「うぇ……ほんとに飲めるようになるのかしら」
P「ビールは色んなものと相性いいからな。味の濃ゆい料理だったりとか。そういうのと一緒に飲むといいよ」
冬「そうね。……んっ」
P「冬優子……?」
冬「……やっぱり苦い」
P「そりゃこの一瞬じゃ味は変わらないよ……」
冬「とりあえず」
P「……?」
冬「ふゆがビールの美味しさ分かるまで付き合いなさいよね、晩酌」
P「ははっ。おう」
冬「ふふっ」
冬「ふぅ……流石にちょっとお酒は休憩」
P「お冷もらおうか」
冬「そうね、お願いしようかしら」
P「冬優子はお酒入れても顔色あんまり変わらないな」
冬「あんたは飲み始めからかなり赤らんでたけどね」
P「ははっ、すぐ赤くなるから止められるんだ。もう無理して飲まなくていいんだぞーって」
冬「それはそれで便利そうじゃない?それに、ちょっと可愛いしね。そういうあんた新鮮」
P「そ、そうか…?ちょっと恥ずかしいな」
冬「……ねぇ、このタイミングだから少し話したいことがあるんだけど……。いい?」
P「……。ああ、もちろん」
冬「凄く暗い話になるから。多分あんたのメンタルに多少なりとダメージ行くから。覚悟して聞いて」
P「おう。冬優子も……その、キツかったら途中でやめてもいいからな」
冬「あんたにダメージ行くって話なのに、なんでふゆを気遣ってんのよ」
P「……こんな場所でわざわざ冬優子が話してくれるんだ。……冬優子にとっても重い話なんじゃないかな、って」
冬「……まあ、そうね。正解よ」
P「……そうか」
冬「ふゆね、アイドルやめちゃってたのよ」
P「──────……は!?!?えっ────」
冬「あぁ、夢の中でね?」
P「……っ。───っはぁぁぁぁぁ……よかった……。ていうか心臓止めるつもりで話始めないでくれ」
冬「ふふ。そもそもあんたのアイドルはちゃんと目の前にいるでしょ?」
P「それはそうだけど……。いや、でも夢でもアイドルをやめた冬優子ってのは……嫌だな」
冬「しかもトップアイドルになったあとで」
P「……それって」
冬「その上、その時のプロデューサーはあんたじゃない」
P「…………っ!」
冬「お気づきかしら?」
P「前一緒に見に行った映画の話みたいだな」
冬「せーかい。見に行く前ちょっと零しちゃったじゃない?『くだらない夢を見ちゃったって』予習し過ぎて夢にまで出ちゃったわ。心臓に悪いわよ全く」
P「……ほんとにだよ。そうか……俺はプロデューサーじゃなかったのか」
冬「…………本当に残念ながらね」
P「その夢の中じゃ、俺はいなかった感じなのか?」
冬「いたわよ、ちゃんと。ふゆの『元』プロデューサーさんとして」
P「………………。それは……」
冬「……」
P「悔しいな。本当に」
冬「そう」
P「夢の中の俺はなにか言わなかったのか?……その、アイドルやめた冬優子に」
冬「直接話したのは1回だけだったかしら。今でも283のアイドルだと思ってるー、また顔出してくれーって。……それに頑張れって」
P「……それだけか」
冬「そう。それだけ」
P「……頭にくるな」
冬「全くよ。あんな辛そうな顔してるふゆの手を引かないなんてどうかしてるわ」
P「……」
冬「……それに」
P「……?」
冬「あんたに「ふゆ」を見せてっていなかった、夢の中のふゆにも」
P「───!」
冬「笑っちゃうわよね。夢だったトップアイドルになって、その後はアイドル業界の顔なんて呼ばれる大物女優としての地位を手に入れたのに、全然楽しそうじゃないのよ?ふゆ」
P「…………そんな冬優子に声をかけられなかったのか、俺は」
冬「あんたじゃないわよ。あんなやつ」
P「……」
冬「あの夢のふゆたち、多分どこかで間違えちゃったんでしょうね。どこかはわかんないけど……。お互いを信じられていなかったと思うの」
P「そうか……」
冬「……あの時控え室で、ふゆは我慢できちゃったのかもしれないし、ストレイライトが結成されなかったのかもしれない」
P「俺は冬優子のことをちゃんと見れなかったのかな……」
冬「かもね。それかもう単純に喧嘩別れ?『あんたが私(ふゆ)のこといらないってんなら──どこに生きる意味があるのよ』みたいな」
P「っそんなこと!」
冬「分かってるわよ。ありがとう。夢の中の大女優さまのセリフよ」
P「……ごめんな」
冬「なにが?」
P「そういう不安な思いをさせる夢を見させてしまって」
冬「───っ!?っぷふっ」
P「ふ、冬優子?!笑うとこじゃ─」
冬「いやいや!笑っちゃうわよあんた」
P「な、なんでさ!」
冬「あんたがどんだけ頑張っても、ふゆの夢の中は変えられないんだもの、どこまでふゆのメンタル頑張ってくれるつもりなのよ」
P「それはそうだけど……!」
冬「それにね」
P「……!」
冬「前にあんた言ったじゃない、「ふゆはどんな形でもきっとアイドルとして成功してたと思う」って」
P「ああ、言ったな……」
冬「ふゆ、それになんて返した?……大事なとこだけ言いなさいよ」
P「…………今の冬優子が冬優子、だって」
冬「大正解♡よく出来ました。……つまりそういうことなのよ」
P「……」
冬「確かにそうなっちゃうかもしれないことがふゆたちの間にあったのかもしれない。どこかで間違えてたら、もしかしたら今ですらふゆとあんたはアイドルとプロデューサーじゃなかったかもしれない。──でも『今』ふゆたちは一緒にいる。切っても切り離せない存在として。一緒に居られてる。それって……それってとっても素敵なことだと思わない?」
P「────!!」
冬「今までふゆたちが一緒に過ごしてきた時間は無駄じゃなかったの。間違いじゃなかったの。確かに辛かったりキツかったり、悩んだり悔やんだり、時にはぶつかったり……そういうのがあったから、今と、そしてこれからの幸せなふゆがいると思うの」
P「───冬優子」
冬「本当にありがとう、プロデューサー。今、ふゆと一緒にいてくれて」
P「……ははっ、なんで冬優子が泣いてるんだ」
冬「あんたに言われた無いわよ、ボロ泣きもいいとこよあんた」
P「だってさ、冬優子が今を幸せって言ってくれたんだぞ?これ以上の幸せはないだろ」
冬「……!」
P「不安になることは、やっぱりあるんだ。この道で本当にいいんだろうかって。ほら冬優子は演技の評価も本当に高いだろ?もしかしたら冬優子にとって、本当に輝ける場所を……俺は用意出来てないんじゃないかって。もしかしたら……冬優子にはたくさんの我慢をさせてしまってるんじゃないかって。俺は─冬優子の幸せを奪っちゃってるんじゃないかって」
冬「……そんなことっ。……っ……あるわけ、ないじゃないっ」
P「ああ、だから……謝らせて欲しい。冬優子」
冬「……」
P「冬優子の信頼を疑って、本当にごめん。冬優子がこんなに大切に思ってくれてるのに、俺自身が俺を信じられなくて。本当にごめん」
冬「…………っ。……ずずっ。許す」
P「……ありがとう。はは、ほら、ハンカチ」
冬「……ありがと」
P「なあ、冬優子」
冬「何よ」
P「絶対に幸せにする。誓うよ」
冬「ふふっ。じゃあふゆも」
P「?」
冬「トーゼンでしょんふゆとあんたは、コインの表と裏みたいな関係なんでしょ?ならふゆも、あんたのことを幸せにしてみせる。誓うわ」
P「──ああ!これからもずっとよろしく頼むよ、冬優子」
冬「──。プロデューサー……誕生日、お祝いしてくれてありがとう」
P「ああ。お祝いさせてくれてありがとう」
冬「ふゆのこと見つけてくれてありがとう」
P「こちらこそ。あの日……あそこにいてくれてありがとう」
冬「ふふっ、ふゆが感謝したいのに感謝で返されちゃうわ」
P「今日はそういう日なんだ。冬優子にありったけの感謝を伝えさせてくれ」
冬「そ。ありがとう。余すことなく受け取っておくわ」
新規を全く取り入れる気の無いあんなアニメを作ってしまった所
なんかいつ頃からか高尚な意識高い系だと勘違いしてしまっている所
空気読めないオタクの解像度高えわ
古参も見てる奴殆ど居ないと思う…
声優が問題を起こしがちな所は…?