今物語「やさし蔵人」朗読|原文・現代語訳

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  • Опубліковано 16 жов 2024
  • 高校古典の教科書にも出てくる今物語(いまものがたり)の中から「やさし蔵人(やさしくろうど)」の朗読です。
    原文と現代語訳を併記しています。
    学校のテストの為の暗記や暗唱、勉強用としても活用頂ければ幸いです。
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    #今物語 #やさし蔵人 #古典
    【全文】
    大納言なりける人、小侍従ときこえし歌詠みに通はれけり。
    ある夜、もの言ひて、暁帰られけるに、女の門を遣り出だされけるが、きと見返りたりければ、この女、名残を思ふかとおぼしくて、車寄せの簾に透きて、一人残りたりけるが、心にかかりおぼえてければ、供なりける蔵人に、
    「いまだ入りやらで見送りたるが、ふり捨てがたきに、何とまれ、言ひて来。」
    とのたまひければ、ゆゆしき大事かなと思へども、ほど経べきことならねば、やがて走り入りぬ。
    車寄せの縁の際にかしこまりて、
    「申せと候ふ。」
    とは、さうなく言ひ出でたれど、何と言ふべき言の葉もおぼえぬに、折しもゆふつけ鳥、声々に鳴き出でたりけるに、「あかぬ別れの」と言ひけることの、きと思ひ出でられければ、
    [物かはと君が言ひけむ鳥の音の 今朝しもなどか悲しかるらん]
    とばかり言ひかけて、やがて走りつきて、車の尻に乗りぬ。
    家に帰りて、中門に下りてのち、
    「さても、何とか言ひたりつる。」
    と問ひ給ひければ、「かくこそ。」と申しければ、いみじくめでたがられけり。
    「さればこそ、使ひにははからひつれ。」
    とて、感のあまりに、しる所などたびたりけるとなん。
    この蔵人は内裏の六位など経て、「やさし蔵人」と言はれける者なりけり。

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